横尾テン泊&蝶ヶ岳へ登る(後編) | 50代親父の無為な日々

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前編は・・・横尾テン泊&蝶ヶ岳へ登る(前編)

 

槍見台からは県警ヘリが槍周辺を飛んでいるのが見える。

何が起こったか帰宅してから知った。

 

10年前の2015年にもアタシは今回と同じく7月19~20日に蝶ヶ岳を長塀経由で登ったのだが、その時に比べて今回は確実に体力が衰えたことを実感。小屋1泊程度の荷物ならそうでもないのだが、テン泊装備だと10年前と同じというわけにいかなかった。

 

1泊目を横尾に変更したのはアタシにとっても正解だったかもしれん。

昨日は疲れていた嫁さんも今日は快調に歩いているし、空身作戦はどうやら当たりであった。

 

 2300m辺りで出会ったゴゼンタチバナ

 

さて10年前のアタシは曇天の中、景色に恵まれず涙を呑んでここを下ったのだが、今日はすれ違いで声をかけてくれる下りハイカーの皆さん全員が「上は最高の絶景ですよ」とおっしゃる。

 

ゆっくり上って3時間30分後、いよいよ樹林帯を抜けると・・・

 

久しぶりの北アの稜線や!

 

そして歓喜の穂高ドーン!

アタシにとっては10年前の忘れ物、しかし嫁さんは初めて。

周辺のオバ様方に「後ろ見てみ」といわれてようやく気付く。

 

 

嫁さんが以前登った常念岳を見たいというので、蝶槍方面へ。

旧蝶ヶ岳付近ではライチョウの親子、6羽のチビ達がピヨピヨ歩き回っていた。ライチョウのひなも嫁さんは初めて。(申し訳ないが写真無し)

 

 

蝶槍の向こうに常念岳が大きく見えて、その周囲では浅間、八ヶ岳、南アルプス、富士山、御嶽、乗鞍、前穂から奥穂・北穂に大キレット、槍、大天井、と360度全部見える。

 

久々の稜線での絶景、これを見たいがためにみんな登山するんだな。

この景色でおなかいっぱいの嫁さん、もう蝶槍も行かなくていいと言い出した。

暑いけど涼しい中、約40分間稜線を堪能し、下山する。

 樹林帯に入るところで、穂高の山々とお別れ

 

12時過ぎに横尾へ下山完了。テントを撤収し上高地へ戻るだけである。

 

しかし明神に着いたあたりで、あまりの観光客の多さに下界を感じてしまったwww

もちろん楽しみ方は人それぞれ、登山者だけが偉いわけではない。それに絶好の天気での三連休の中日であるから仕方がないと言えば仕方がないのだが。

 

開高健は「オーパ!」の中で、あの驚くべきアマゾンでの釣行から日本へ帰国するとき、日常に引き戻される感覚を「背後から滅形が襲い掛かってきた」と表現しているが、明神の状況がまさにそれ(←大袈裟やな)、もうため息をつくしかなかった。

 

そして河童橋・・・もはや言うまい。

これはアカンダナ行きのバス待ち行列で、なんと五千尺ホテル前である。行列は沢渡行きのバス待ちで河童橋の手前、というのは見たことがあった。ところがこの日、沢渡行きの行列よりアカンダナ行きの行列の方がはるかに長く続いているのだ・・・ありえんw

 

というわけで最高の結果に終わった今回の蝶ヶ岳登山、ピークに行ってないのはこの際どうでもいいのだが、アタシらの体力が衰えていることが明らかになった登山でもあった。

嫁さん「そろそろ久しぶりに小屋泊がいい」だって。

(終)