ここ数年ウィスキーブームには相当イライラさせられたが、最近ようやく収まってきた。
山・白の長熟モノも店頭で見かけるようになり、あとは定価近くまで値段が下がるのを待っているのだが、何年かかることやら。
最近、といっても2か月ほど前だがウィスキーを買った。グレンリベット18年である。
リカマンで12000円くらいだった気がするが、この価格帯で18年モノとなると、他にグレンフィディックくらいしかない(アタシのまわりでは)。
なんだ、あれかと思う人いるかもだが、プレミア価格でなく普通に手に入るというのが素晴らしいことなのだ。
ここから本題
少し前に書いた話:カミュのナポレオオン(砲台編)
実はこの砲台の話、3年前に書いてそのままになっていたのだが、もう一つナポレオンにまつわる話を思い出した。
お祖父さんがまだ生きてた頃、アタシが10才くらいの時のことだが、お祖父さんの家の洋間の天袋に、海外土産のナポレオン入りと思われるカミュの箱があった。
その箱は、後にお祖父さんが亡くなるまでの20年以上ずっとそのままで、誰かが触った様子も全くなかった。
アタシは欲しいわけではないけれど、お祖父さんの家に行くたびに目につくものだから、高価な酒がずっとそのままというのが気になっていたのだが、笑えるのは親父もそれを知っていて、ひそかに狙っていたらしく、そしてさらに面白かったのが、酒好きの叔父貴も気にしていたらしいのだ。
この叔父貴は親父の妹の婿さんでアタシも大好きだったし、仲の悪い関係ではまったくなかったのだが、どちらも手を出さないままお祖父さんが亡くなり、片付け&形見分けの時にバッティングしたという。
なら開栓して一緒に飲むか?ということになり箱を開けてみたところ、
親父「すっかりカラカラになっててな、ホンマに拍子抜けしたわ」
ボトルの中身が蒸発して何も無し、親父と叔父貴は茫然であったらしい。実はアタシも気になってたと親父に言うと「なんじゃ、お前も狙っていたんか」と大笑いして、この話をしてくれたのである。
すでに開栓されていて蒸発したのか、お祖父さんが飲んで瓶だけ入れておいたのか今となってはわからない。まさかお祖父さんの壮大な悪戯か・・・いずれにせよ天国のお祖父さんからすれば「お前ら下界で何やっとる?」てなものだろう。
お祖父さんも親父も死んでしまったので本当の事情はもうわからない。
そして去年の春、大好きだった叔父貴も旅立ってしまった。もうすぐ一周忌である。
さてグレンリベット18年だが、ロックなら山崎12年より少し優しい感じで飲みやすい。
丸氷はダイソーやセリアの製氷皿等を組み合わせて、沸騰させた水で作る。
すると不純物も少なく、いい感じで透明な丸氷ができるが、丸氷以外の氷塊も透明で、捨ててしまうには惜しい。そこで不純物で濁った部分は湯をあてて溶かし、きれいな残りはとっておく。
透明な氷のオンザロック、当然ウマイ。
18年だけあってストレートでも最初の口当たりはまろやか。スーッと入って、あとからジワッとくる。これは減るの早そうな予感www
でも、それでいいのだ。若いお酒のアルコール辛さというか、そういうのはもういらない。
(終)



