幻のレナード「352」(前編) | 50代親父の無為な日々

50代親父の無為な日々

変わり映えの無い50代の日乗とお寺巡り、モノづくりと外出の記録

寒いので、昔の思い出話をひとつ・・・

 

レナードに「352」なんてモデル無いぞ、いい加減な事を言うな!とお怒りの貴兄、もちろんその通り「352」なんて存在しません。まあ少しだけお付き合いくださいませ。

 

35年程前、まだ高校生だった頃に瀬戸のイナガキへ初めて行った時のことを書いた。

⇒以前のブログ:昔のイナガキの思い出(前編)

 

※ここからの話はイナガキの初訪問より後のことだが、35年も前の話なので、もし時系列が間違っていたら申し訳ないがご容赦を・・・

 

当時インフォーメーション会員というシステムがあり、年に数回カタログが送られてきた。

今となっては(当時から?)珍しいものに、フォザギル(FOTHERGILL)のベストがある。

 

まぎれもないメイドインUSAである。でも誰も知らんだろうなぁ。

 

だが、なんといってもイナガキといえばバンブーロッドである。

高校生のくせにイナガキでのバンブーロッド体験に感激したアタシは、当然のごとくレナード欲しい病にとりつかれた。しかし舶来のバンブーロッドを高校生がホイホイと買えるわけがない。

 

そんなアタシに追い打ちをかけるような事態が襲った。

フライの雑誌の創刊2号の特集記事・・・・・バンブーロッド図鑑(アメリカ編)である。

中ほどのカラーページにはギャリソンやペイン、レナードなどの写真がズラリ、続くモノクロページで「著名ビルダー、プロダクションガイド」の記事である。

近代アメリカンバンブーロッドの歴史と、有名ビルダーの竿作りの特徴が簡単に述べられているのだが、これは今読んでもわかりやすく素晴らしい記事で、レナード社の倒産や、新進メーカーとしてトーマス&トーマスが紹介されていた。

 

さて、カラーページには「H.L.Leonard Rod.Inc ”352”  7'6" #5」というスクリューダウンロックの赤巻きが紹介されているのだが、352とは通し番号であり、モデル番号ではない。

レナードを所有されている方なら、そんなこと先刻ご承知であろう。

 

そして7フィート半の5番2ピース赤巻きスクリューダウンロックとくれば、わかる人はすぐにわかるだろうし、今のアタシならわかる。39Hである。

 

 

 

そう、今なら39H・・・なのだが、そんなことも知らない高校生のアタシは

「これカッコエエ・・・352欲しい」と刷り込まれてしまった。

どこにも39Hと書いてなかったことが悲劇というか喜劇の始まりだったことなど知る由もなかった。

(続く)