るそんべえです。
ザ・フーの6枚目のアルバム「四重人格」。
「トミー」以来のロック・オペラ・アルバムで2枚組の大作。
ストーリー性が重視されていて、アルバムを通して聴くと、映像が浮かび上がるようです。
というのも、アルバムにストーリをかたどるような写真での流れが見られる豪華な作りになっていました。
映画化もされていて、ポリスのスティングも出演していますが、私が購入して聴いていた時にはまだ映画化はされていませんでした。
それでも、映像が思い浮かぶほど、物語性が強く、それでいて1曲1曲が力作で個人的には、フーの中で一番好きなアルバムです。
この四重人格とはザ・フーの4人の性格を持ったモッズの主人公の話になっています。
実際、4人のメンバーのテーマ曲も入っています。
他のアルバムでは、ジョン・エントウィッスル、キース・ムーンの曲も入っていますが、このアルバムは、ピート・タウンジェントのみですべて書かれています。
それだけ、ピートの拘りが詰まったアルバムということですよね。
原題の「Quadrophenia」は、たぶんピートの造語だと思われます。
辞書で調べても出てきません。
しかし、これを「四重人格」と訳した日本人の発想は素晴らしいものだと思います。
こうしてブログを書いていると、またすぐに聴きたくなってしまいました。
p.s. このタイトルがカッコいいと思った私はマネして「Quixotism」というタイトルのカセットアルバムを作っていました。
高校時代でのことで、意味は「ドン・キホーテ的性格」です。
辞書を一生懸命調べて見つけた単語でした。
p.p.s. 今週は、るそんべえチャンネル最初の投稿曲「Lonely Night」です。よかったら、聴いてください。
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