ヒノキの堅さを
甘く見ていた。

 

18cmの角材を
四隅に立て、
ベッドフレームを置いてみる。

たった18cmだが、

思ったよりも高く感じた。

 

ベッドを裏返す。

角材と金具、ビス位置を確認し、

電ドラにドリルを取り付け、

下穴を掘る。

ここまでは順調だった。

 

角材に1本目のビスを打つが、

途中から進まなくなった。

下穴が狭すぎたのかと思い、

一番大きなドリルで穴を広げてみる。

あらためてビスを打つが、

やはり進まない。

ベランダフェンスの時は、

こんなに固くなかった。

 

電ドラのトルクを最大にしてみた。

強く押しつけないと、
ビス穴が潰れてしまう。

フレームを壁に寄せ、

身体全体を電ドラに押しつける。

足で反対側の壁を押して、

思いっきり押し込む。

 

ようやく、

ビスの頭まで打ち込むことが出来た。

脚一本で12本。

このやり方では身体がもたない。

 

一緒に短いビスも買っておいたことを

思い出した。

強度に不安が残るが、

変えるしかなかった。

といっても、太さは同じだから、

固いことに変わらない。

打ち込む深さが、

少し浅くなっただけだった。

 

手は痺れ、
電ドラは熱くて触れない。

これ以上続けるのは無理だった。

 

冷静になって考えてみる。

ベランダフェンスの時は、

柱が赤松、横板はSPFだった。

ネットで調べてみると、

SPFは柔らかくて加工もしやすいが、

ヒノキは重厚で加工しにくいらしい。

 

木材売り場で、
確かに重いとは思った。
まさか、
ビスまで入らないとは思わなかった。

重さは、
むしろ安心材料だった。

 

 

部屋のど真ん中に、

裏返されたベッド。

脚は一本

ビスはまだ2本だけ。

 

 

 

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