「ディベルティスマン」
初めて聞いたとき、
変身して悪い奴らを倒す
かっこいい人のことか?と思いませんでしたか
…違います~
バレエでは、
物語のあらすじとは関係ない踊りのことになります。
舞踊,音楽用語。本来は「気晴らし,娯楽」の意。 (1) 17~18世紀のフランス・オペラにおいて,筋書きの進行と関係なく挿入される短い楽曲。幕間に踊られる舞曲など。 (2) オペラのなかに挿入された踊りから転じて,バレエのなかの一つの踊り,または複数の舞踊シリーズを抜き出して踊るものをいう。後者の場合,各舞踊は一つの主題でくくられながらも,それぞれ独立した小品または小品集という意味合いになり,踊り手は力量と個性を発揮して演じる。『くるみ割り人形』第2幕で演じられるお菓子の国の精たちの踊り,『白鳥の湖』第3幕で演じられる各国の踊りがその好例である。
例えば、引用の他には
「シンデレラ」の
春の踊り、夏の踊り、秋の踊り、冬の踊りとか。
「眠れる森の美女」の結婚式のシーンで踊られる
宝石の踊り、長靴を履いた猫、赤ずきんとおおかみ、
ブルーバード、シンデレラ、花のワルツもそうか。
「ラ・バヤデール」だと、
ブロンズアイドルとか、壺の踊りとか。
「コッペリア」だと、
時、曙、祈り、仕事、戦いとか。
それらは、
今日の晩ご飯で言うと
ハンバーグに添えられる
レタスやトマト
炊きたてのご飯や具だくさんのお味噌汁
…な感じかな?
ハンバーグそのものだって充分おいしいけど、
レタスやトマトで彩りと足りない野菜を補って
ハンバーグをほかほかご飯にのせて食べると
尚おいしくて
食卓が楽しいものとなる
そんな感じでしょうか?
(例えが食いしんぼすぎ)
数々のディベルティスマンによって
舞台が
華やかに厚みを増すのですね。
ミュージカルなんかで、
急に歌い出すの、何?
と思っていましたが
バレエでも、
急に筋と関係ない人が踊り出すの、何?と
舞台を見始めた頃は思っていました
今では、
筋と関係ない人が踊り出すのは
当たり前に受け入れていますし、
むしろ、
それを楽しみにしている自分がいます