【陳情令】第23話「落日後の形勢」感想・射日の征戦の終了と新たな危機 | 占いworld♡エンタメ部

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陰鉄の力が効かなくなった原因が魏嬰だと知る温若寒。

魏嬰「温宗主。これはちょうど俺が精錬したばかりだ。まだ誰も見たことがない」
温若寒「まさか、陰鉄を制御できるとは。薛洋の陰鉄か。なぜお前が!」
魏嬰「温宗主。このお宝は陰鉄とは言わない。よく聞け。名は陰虎符」

 

 

魏嬰は温若寒に引き寄せられ、首を絞められそうになります。しかし、温若寒は孟瑶により背後から刺されて絶命。魏嬰は助けに入った藍湛に身を預け気を失います。

 

 

目が覚めた魏嬰は、3日間気を失っていたこと、その間朝晩に渡り藍湛が琴を弾いてくれていたことを江厭離から聞くのでした。今日も琴を弾くために訪れた藍湛を江厭離が招き入れます。

 

 

藍湛「あと3日だ」
魏嬰「本当に大丈夫だって。見てみろ!(手を動かす)」
藍湛「邪気を払う。気は抜けない」
魏嬰「邪気を?その必要はない。力を消耗しただけだ」
藍湛「魏嬰」
魏嬰「藍湛。お前も陰虎符が邪悪な物で人の心を乱すと。この世には知らず知らずの間に人の心を変えてしまうそんな物が存在すると。白から黒。正義から悪」
 

 

外から声が聞こえてきます。
男性の声「殺せ!」
女性の声「やめてください」
 

 

魏嬰「あの悲鳴は?」
藍湛「温氏の残党だ」
魏嬰「3つの陰鉄は?」
藍湛「破壊した」
 

射日の征戦は金子軒にまかせ、自分は前線に出なかった金光善。征戦後の温氏残党狩りは金子勲にまかせておけばいいと曦臣兄様と聶明玦に主張します。曦臣兄様と聶明玦は温氏家族や恐れるに足りない者は解放してはと言いますが、金光善がそれを承諾するはずはありません。
 

 

野心ある者とはお前のことだ、金光善!残党狩り担当は金子勲。最悪。個人的感情を吐き出します。金光善と金子勲は大嫌い。金光善は私の中では諸悪の根源。金子勲は上に立つ資質が欠片もないただのバカ。ファンの方はごめんなさい。もちろん、憎々し気に演じている役者さんは素晴らしいです。だから私もつい『コイツは~!』とムキになってしまうのかと思います。

 

温氏に迎えられ、金光瑤に改名した孟瑶が温氏残党を引き連れ宗主たちの前に現れます。曦臣兄様から温氏残党の処遇をどう考える?と聞かれる金光瑤。

金光瑤「全員を取り調べましたが、陰鉄の行方はわかりません。しかも大部分が温氏の家族で何の術も使えません。思うに老人や女子供は悪さをしないよう監視するにとどめ、殺戮に加わった仙師たちだけを始末すればよいかと」

監視はどこでする?と聞かれた金光瑤は温氏領地だった窮奇道で隔離しては、と答え、話はそこで一応まとまる形となります。宗主たちの去った部屋では金光瑤の指示の元、温氏残党たちが始末された様子。子供はいないようですが、老人と女性がいたかは不明です。
 

 

魏嬰「藍湛。今彼らの中でいったい誰が正義で、誰が悪やら。(苦しいのか胸を押さえる魏嬰)」
藍湛「魏嬰。集中しろ」
 

 

藍湛「『洗華』という調べを学びたくないか?」
魏嬰「藍湛。『洗華』を学べなんて俺を疑ってるのか?」
藍湛「いつ陰虎符を精錬したんだ?」
魏嬰「藍湛。玄武洞で陰鉄の剣を手に入れたと言ったら、信じるか?」
藍湛「いつのことだ」
魏嬰「屠戮玄武の中だ」
藍湛「いつ完成した?」
魏嬰「最近だ」
藍湛「陰鉄と知っていて、なぜ精錬を?」
魏嬰「いい加減にしろ!」
藍湛「私に協力をさせる約束だ」
魏嬰「俺を疑っていて協力できるか?」
藍湛「陰虎符は邪道の産物。心が乱れれば制御はできない」
魏嬰「俺が温若寒のように陰鉄に支配されると?陰虎符は陰鉄じゃないし、俺も温若寒じゃない」
 

 

何かこう非常に切ないのですが・・・。もう、どうしてくれよう。前提がずれてるから、どうしたって話が平行線になっちゃうのですよね。

温氏残党を弓で追いかける金氏門弟たち。率いているのは金子勲。金子勲は逃げる女性の背中に弓矢を放ちますが、藍湛がその弓矢を阻止します。

金子勲「藍湛の二の若君だったか。ところで、二の若君はなぜ温氏残党なんぞの命を助ける?」
魏嬰「老人や女子供まで温氏の残党になるのか?」
金子勲「宗主の命令だ。陰鉄に関わる者は皆殺しにしろとな。聶宗主と藍宗主も同意した。まさかお前たち江氏は異論があるとでも?」

話を勝手にすり替えるんじゃない金子勲!老人や女子供が陰鉄に関わる訳がないだろう!分かってやってるから始末に負えん!

魏嬰「また岐山の怨霊が増えそうだな。今本当に必要なのは『安息』の曲だ」

魏嬰は藍湛から離れ、ひとりになります。すると琴の音が聞こえてきます。琴の音に合わせ、魏嬰も陳情を奏でるのでした。

聶明玦・赤鋒尊、藍曦臣・沢蕪君、金光瑤・斂芳尊の三尊の誓いが交わされます。不夜天炎陽殿では金氏主導で祝いの席が設けられていました。姚宗主が金宗主と斂芳尊に美辞麗句を連ねます。

姚宗主も嫌い。ラジオドラマで温若寒が金光善を日和見と称していたけど、姚宗主こそ日和見筆頭だと私は思います。腹黒さはないかもしれないけれど、常に強者におもねる正論を振りかざしてる気がします。

江澄は射日の征戦終了後に江氏宗主になったんですね。射日の征戦中にもう宗主になったのかと思ってました。

藍湛は宴席に魏嬰がいないことに気づき、宴席会場を出ます。炎陽殿の外階段で魏嬰はお酒をあおっていました。

魏嬰「藍湛だったか。どうだ?洗華でも一緒に奏でるか?」
藍湛「新しい曲を研鑚中だ」
魏嬰「まだ、あきらめてないのか。お前って奴は本当に強情だな」

炎陽殿の中では金光善が、金子軒と江厭離の破談した婚約を再び結びたいと江澄に答えを求めていました。回答を思案する江澄。

魏嬰の声「金宗主の好意は受け取った!」

皆が魏嬰に視線を向けますが、魏嬰の姿は見えることなく第23話は終了です。
 

金光善が野心丸出しなのは既定路線ですが、金光瑤も何やら妖しげな雰囲気です。金光瑤は不憫というか、同情する面も多々あるのですが、認められたい相手が金光善な点で詰んでいるよなぁと思います。ということで第23話の感想を終わります。