【陳情令】第22話「不夜天の決戦」感想・魏嬰と陰虎符の影響 | 占いworld♡エンタメ部

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屋根の上で語らう魏嬰と藍湛。夷陵の魏嬰を藍湛が江厭離に伝えなかったことに礼を言う魏嬰。

 

 

藍湛「心までも蝕まれる」
魏嬰「だが俺のは邪道じゃない。薛重亥のものとは違う。鬼道の術なんだ」
藍湛「鬼道の術?」
魏嬰「うん。あの三月の間、暗黒の日々の中で会得した。とにかく、お前たち藍氏の音律術には感謝しないと。鬼道の術は音律を学び、呪符を修める。一本の竹笛で万物を操る」
藍湛「鬼道の術は精神で操るのか?」
魏嬰「うん」
藍湛「精神で操れば危険が伴う。一歩間違えば気が暴走して取り返しがつかなくなる」
魏嬰「わかってるって。お前の心配はわかる。でも、この魏嬰は誓う。絶対に邪道に堕ちることはないとね。信じるか?」
藍湛「(無言で弱々しく頷く)」

 

 

少し、以前の魏嬰らしくなってきました。江厭離に言わなかったことは魏嬰にはとても大きい。そのことも手伝い藍湛が心配していることを受け入れる余地がようやくできたのでしょう。魏嬰の「邪道に堕ちることはないと信じるか?」に藍湛は頷きますが、その頷きは弱く心配が先に立っていることが伺えます。

 

 

藍湛「協力させろ」
魏嬰「わかった」
 

あぁ、剣が使えないことを伝えられたなら。何度もすみません。でも、魏嬰がいくら鬼道で邪道ではないと力説しても、藍湛としては魏嬰は誰より霊力が優れているはずなのになぜ剣を使わずに危険が伴う鬼道を?ってなりますよね。魏嬰を知己認定しているからこそ心配もひときわなんだと気づいて欲しい、魏嬰に。無理だけど(泣)


射日の征戦も大詰め。聶明玦が不夜天へ攻め入り、温若寒を討ち取ることを宣言。清河から出立する仙師たち。江澄と金子軒は御剣で、魏嬰と藍湛は馬での移動。

 

藍湛「彼らと御剣で行かないのか?」

魏嬰「江澄や孔雀男とお祭り騒ぎはごめんだ」

藍湛「騒ぎを起こすのは好きなのでは?」

魏嬰「(笑)」

 

聶懐桑は清河でお留守番なのに、馬車で戦場へ赴く江厭離。前に見た時は江厭離がいることに違和感があったのですが、従軍看護婦のような位置づけなんでしょうね。江厭離は世家のお嬢様なので騎乗ではなく馬車移動ということなのかな。

 

先陣の江澄と金子軒は傀儡に苦しめられ大苦戦。とくに陰鉄の力で造られた傀儡はロード・オブ・ザ・リングのオークか?と思いましたよ。不夜天では温若寒側近として孟瑶が登場。

 

陰鉄の力により不死身の傀儡に対抗するため、聶明玦自ら不夜天を攻めることを宣言した時、沢蕪君が岐山の布陣図を持ち込みます。

 

江厭離と金子軒の汁物トラブルがここで発生。金子軒の思い込みによる発言で江厭離が泣いてしまい、魏嬰が烈火のごとく怒ります。金子軒を殴っても怒りが収まらない魏嬰を藍湛がなんとかなだめます。これだけ怒りのボルテージが上がるのは陰虎符の影響があるのかも。既に不夜天攻めに入っていますので、懐の乾坤袋には黒剣を精錬した陰虎符があるものと思われます。

 

不夜天本丸の攻撃が決行されます。不夜天炎陽殿では聶明玦の前に孟瑶が現れます。聶明玦は孟瑶をいったん返り討ちにしますが、温若寒の陰鉄によりボコボコにされてしまいます。

 

 

炎陽殿の外では数限りない傀儡たちに苦戦を強いられていました。そんな中、魏嬰が陳情を奏で始めると傀儡たちの攻撃は温氏勢力に向けられていきます。要は温氏同士の討ち合いに。

 

 

陰鉄の力が及ばないことに焦る温若寒。ここで第22話は終了です。

 

剣を持たない魏嬰に藍湛は既に騎士モードで動いている感があります。「協力させろ」とも言ってますしね。我ながらくどいと思うけど、剣が使えないことを藍湛に伝えておけば、藍湛の守りはさらに鉄壁になるし、藍湛の悩みも減るのになぁ。魏嬰自身も軽くなってもっと生きやすくなると思うの。これはドラマで現実世界の話ではないので別によいのですが、悩みや苦しみはひとりで抱え込んではいけないと思います。魏嬰の場合は悩みや苦しみと言うより秘密ですけれどね。ということで、第22話の感想を終わります。