叔父たちから溺愛されるわがままお嬢様【金凌】 | 占いworld♡エンタメ部

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金凌、思追、景儀を筆頭とするお子さまズ。献舎で莫玄羽に転生した魏嬰とわちゃわちゃしている様子が微笑ましくて、元気な彼らが大好きです。

金凌は言わずと知れた金子軒と江厭離の息子で、江澄の甥。魏無羨にとっても義理の甥。金凌の字である如蘭は魏嬰が名付け親です。金光瑤も金子軒の腹違いの兄弟なので金凌は甥。さらに魏嬰が献舎された莫玄羽も金子軒と腹違いの兄弟ですから金凌は甥になります。

 

金凌は莫玄羽を痴れ者としてバカにしていますし、夷陵老祖・魏無羨に至っては両親の仇として憎悪しています。ですが、魏嬰にとっては最愛の師姉の息子。可愛くないはずがありません。両親を意図せず死なせてしまった負い目もあるので尚更でしょう。

 

金凌の父親である孔雀男・金子軒は少年時代はお子さま過ぎて魏嬰の大事な師姉を傷つけましたが、後に見事な愛妻家へ変貌しました。母親の金夫人に似たのでしょうね。あらゆる面でしょうもない金光善似でなくてよかったです。金子軒は真っ当な正義感の持ち主だったので、死なずにいたらよい宗主になっていたのではないかと思います。

 

【金鱗台の清談会にて】

(江澄の言いつけを聞かずに行動していた金凌。瑤叔父の背後に隠れる)

 

江澄「まだ叔父だと覚えていたか」

 

金光瑤「江宗主、阿凌も反省しているようです。罰を受けるのではと食欲もなかった。可愛い甥のこと、どうかおおめに」

金凌「そうだよ。仙督の言う通り、この数日は食欲がない」

 

江澄「顔色はすこぶるいい。食欲がないとは思えんな」

 

江澄は性格上、言葉や態度が厳しくて、事あるごとに金凌を叱責しますが、掛け値なしで溺愛しているのに間違いはないと感じます(笑) 言い過ぎ感ある叱責さえも愛情あってのことと金凌もわかっているので江澄への信頼はそれは厚いことと思います。

 

【観音廟にて】

(父親の死の真相を知り、江澄の胸に顔を埋める金凌)

 

金光瑤は最後に黒幕だと判明し、金凌を人質にとることもしますが、それまでは金凌の頼りになる優しい叔父であったはずです。金光瑤は自身が脅かされない限りは誠実な人間関係を結べる人ですから、金凌への愛情は嘘ではなかったと思います。ですので傍目には口汚い江澄以上に金凌を溺愛しているように見えたかもしれません。

 

【金鱗台の清談会にて】

(莫玄羽・魏嬰を見とがめていちゃもんをつける金凌を客人なのだからといさめる金光瑤)

 

【金鱗台の清談会にて】

莫玄羽・魏嬰が金闡一行に絡まれるところをかばう金凌

金凌「あのな金闡、こいつを懲らしめるならまず含光君の許しをもらえ」

 

最初は莫玄羽・魏嬰を嫌い、バカにしていた金凌ですが、何度も行動を共にするうちに信頼感が生まれています。父親似なのか江澄似なのかは定かではないですが(江澄の影響が強そう)、相変わらず口は悪いものの、魏嬰をかばうのはこの時だけではありませんでした。

 

【懐蒼山にて】

(人食い石堂から金凌を救い出す魏嬰)

 

魏嬰にとって師姉の遺児である金凌は可愛い甥に間違いなく、陰に日向に金凌を助けています。亡くなった金子軒と江厭離のためにも幸せになって欲しいと心から願っているのではないでしょうか。

 

魔道祖師の長いストーリーの結末で最も複雑な想いを抱える一人はもしかしたら金凌かもしれません。両親の敵と憎み続けてきた夷陵老祖・魏無羨と鬼将軍・温寧。自分を優しく育んでくれた金光瑤。単純に憎悪することができない彼らへの気持ちをきちんと消化できた時、金凌は大人への階段を上ることになるのではと思います。

 

最後に金凌の誕生日のサビアンシンボルのリンクを貼ります。魏嬰、江澄、金凌の3人が蠍座というのがなんだか意味深いですね。

 

金凌誕生日・11月21日

蠍座28度 「自分の領土に近づく妖精たちの王 」

蠍座29度「酋長に自分の子供たちの命ごいをするインディアンの女性」

蠍座30度 「ハロウィンのわるふざけ」