暮渓山の洞窟からの脱出後、蓮花塢は岐山温氏に滅ぼされ、魏嬰は乱葬崗に落とされてしまいます。四大世家は温氏討伐に立ち上がり・・・からの展開です。ここはアニメでの演出が私的には激推しです。
陳情令と原作では、藍湛と江澄が夷陵の監察寮へ攻め入ると、三ケ月の間行方知れずだった魏嬰がいたとの流れになっています。藍湛は夷陵での温氏門弟の殺害方法を魏嬰に問いただします。邪道の使用が心身を損なうことを心配してのことですが、魏嬰はそれを突っぱねます。それに対して藍湛のセリフは次の通り。
陳情令「では姑蘇で聞かせてもらう」
原作「私と一緒に姑蘇に帰るんだ」
陳情令や原作と同様に邪道の使用が代償を伴うことを藍湛は魏嬰に訴えますが、当然魏嬰は耳を貸しません。
「魏嬰、姑蘇へ帰ろう」
この悲しそうな藍湛の表情がせつない。立花さんの情感たっぷりのセリフもたまりません。改めて見直して思いましたが、アニメの藍湛はとても表情が豊かな気がします。声を上げて笑うシーンはさすがにないですが。
もちろん、魏嬰には明かすことのできない事情がありますので、完膚なきまでに藍湛の申し出を拒絶します。そして江澄から、ここは姑蘇藍氏の出る幕じゃないですよねと言われてしまいます。
うっ
(絶対泣いてる気がする)
去るしかない・・・
私のBL的妄想では、暮渓山の洞窟時点で藍湛は自分の気持ちに気がついていると思います。でも想いを伝えようとか、魏嬰をどうこうしようなどとは微塵も考えてはいない。「魏嬰、姑蘇へ帰ろう」と言ったのは、ただただ姑蘇が魏嬰にとっても安心安全な場所で、姑蘇であれば魏嬰を正道へ戻せる、守れると信じているからなのだと思います。BLを抜きにしても、藍湛の中では魏嬰を既に盟友認定している気がします。
話はそれますが、藍湛が魏嬰に語りかける時の二人称は「君」が好きです。アニメも陳情令も「お前」になってるかと思いますが、原作の「君」が君子然していて、個人的に好みです。藍湛に合っている気がしてます(笑)
【追記】
今さらですが、今日藍湛が水瓶座(1月23日)、魏嬰が蠍座(10月31日)であることを知りました。ですが、これまでのエネルギー解釈に変更はありません(笑) 太陽がどのサインにあろうともハウスやアスペクトの関係で、他のサインが前面に出ることの説明はいくらでもつくからです。ひとつ気になったのは魏嬰の10月31日蠍座なんですが、これ鬼道の始祖、死靈を操るを意識しての設定なんじゃないですかね。ハロウィンの日というのがいかにもという感じが。確かに魏嬰の人生は激烈で、オカルトを象徴する蠍座・冥王星エネルギーが強いことに異論はないです。生と死、破壊と再生のキーワードそのままの生涯ですしね。でも、冥王星の副支配は火星ということもあるし、牡羊座エネルギーが強いことは私的には譲れない(笑) そのかわり、今後はこの情報を踏まえてエネルギー分析していきますのでよろしくお願いします。