おつかれさんでございます。
久しぶりの地方開催となった大相撲名古屋場所は横綱・白鵬と大関・照ノ富士の全勝対決という展開となり、横綱・白鵬が45回目の優勝を飾りました。
六場所休場から進退を懸けて挑んだ横綱・白鵬。
三日目くらいまではなんとか勝ってはいるもののヒヤヒヤする内容もあり、もしかしたら千秋楽までは無理なんじゃないかとも思いましたが、中盤からかつての安定感が戻ってきて気がつけば全勝で終盤を迎えていました。
10勝した時点でもう引退はないかなとは思いましたが、まさか全勝優勝を果たしてしまうとは・・いったい白鵬という横綱はどれだけスゴい人なんでしょう?
ただ相撲内容については今場所も賛否ありました。
特に十四日目の大関・正代戦と千秋楽の一番。
正代戦では徳俵ギリギリまで下がっての立ち合いで、まるで翔猿が白鵬に挑んだ時の事を反対に白鵬自身がやってしまいました。
これには八角理事長までも「奇襲は弱い者がやるもの」と批判していました。
千秋楽の照ノ富士戦では立ち合いに手を顔の前に出してからのかち上げ。足を止めて両手を左右大振りで顔を張っていました。さらには相手の肘を壊してしまうのではないかというほどの強引な小手投げ。そして勝った後の雄叫びと大きなガッツポーズ。
この二番の取組。良く言えば勝ちに向かってなりふり構わずいった。
悪く言えば横綱の相撲とは言えない。と言った意見に分かれると思います。
実際、白鵬自身も進退を懸けて出場した場所としてここまで追い込まれた経験ははじめてだったでしょうし、相当な重圧があったと思います。もしかしたら自分でもこんなに勝てるとは思っていなかったのではないでしょうか?
そんな中で久しぶりの全勝優勝のチャンスが来れば、とにかく勝ちたいと思うのは当然の事なのかもしれません。
全勝優勝する事で進退問題を吹き飛ばしてしまいたかったのでしょう。
今回は白鵬の復帰祝いのご祝儀という事で多目に見てあげましょう⁉️
そして今場所のもう一つの話題といえば大関・照ノ富士の綱獲りでしたが、優勝こそは逃したものの十四勝一敗の好成績で文句なし、昇進を確実なものとしたました。
今場所の照ノ富士の相撲は初日から非常に落ち着いていて危ないところがもなく本当に強かったです。
唯一の敗戦となった横綱・白鵬戦も立ち合いのかち上げにも決して負けてなく、しっかりと前ミツを引いていて、このまま行けば勝てていたはずです。
白鵬の張り手に冷静さを欠いてしまったのか、そこで張り返してしまった事で身体が起きてしまい、それてわ白鵬に組み止められてしまいました。あそこで我慢して前に出ていれば・・これはもう来場所以降の課題として、今後の白鵬との横綱対決に期待しましょう。
それはさておき、照ノ富士を見ているといったい何が奇跡なのかわからなくなってきます。
大関から序二段に落ちた人が十両に復帰するだけでも奇跡なのにそこから幕内復帰して優勝、大関復帰、さらには横綱まで上がってしまうなんて・・
ところで照ノ富士が横綱昇進する事で大関は正代と貴景勝の二人となりますが、心配なのが貴景勝です。今場所の成績次第では貴景勝にも綱獲りのチャンスもあったかもしれなかったのですが、頸椎を痛め途中休場。しかもあの痛がり方は尋常ではなく、もし来場所出場したとしても、ちょっと大変な事になってしまうかもしれません。
ここは無理をせず、たとえ大関から落ちてしまってもしっかりと治してほしいところです。
そんな中、今場所も若手の活躍が場所を盛り上げてくれました!
まずは敢闘賞と琴ノ若。そして技能賞の豊昇龍です!
来場所、この二人が上位を荒らしてくれるのは間違いないでしょう!
とくに豊昇龍と白鵬の対戦は今から楽しみです!
そして、ケガから復帰した宇良も二桁勝ち越し、来場所は上位に戻ってきます。
きっと来場所は照ノ富士も白鵬も簡単には優勝出来ないかもしれません?
兎にも角にも白鵬の復帰、新横綱の誕生、そして若手の活躍によりまた相撲界も楽しくなってきました!
これから相撲界の未来に期待しながらも、ひとまずは今場所もおつかれさまでした‼️