元三段目の「顔じゃないけど・・」

元三段目の「顔じゃないけど・・」

元三段目⁉️
Twitter @motoosumousan

「顔じゃない」とは、大相撲の隠語で「分不相応」という意味、いわゆる身分や能力などを考えてふさわしくないということをいう。また、非礼や不作法などを叱る場合にも使われる。@Wikipedia
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おつかれさんでございます。
久しぶりの地方開催となった大相撲名古屋場所は横綱・白鵬と大関・照ノ富士の全勝対決という展開となり、横綱・白鵬が45回目の優勝を飾りました。

六場所休場から進退を懸けて挑んだ横綱・白鵬。
三日目くらいまではなんとか勝ってはいるもののヒヤヒヤする内容もあり、もしかしたら千秋楽までは無理なんじゃないかとも思いましたが、中盤からかつての安定感が戻ってきて気がつけば全勝で終盤を迎えていました。
10勝した時点でもう引退はないかなとは思いましたが、まさか全勝優勝を果たしてしまうとは・・いったい白鵬という横綱はどれだけスゴい人なんでしょう?

ただ相撲内容については今場所も賛否ありました。
特に十四日目の大関・正代戦と千秋楽の一番。

正代戦では徳俵ギリギリまで下がっての立ち合いで、まるで翔猿が白鵬に挑んだ時の事を反対に白鵬自身がやってしまいました。
これには八角理事長までも「奇襲は弱い者がやるもの」と批判していました。

千秋楽の照ノ富士戦では立ち合いに手を顔の前に出してからのかち上げ。足を止めて両手を左右大振りで顔を張っていました。さらには相手の肘を壊してしまうのではないかというほどの強引な小手投げ。そして勝った後の雄叫びと大きなガッツポーズ。

この二番の取組。良く言えば勝ちに向かってなりふり構わずいった。
悪く言えば横綱の相撲とは言えない。と言った意見に分かれると思います。

実際、白鵬自身も進退を懸けて出場した場所としてここまで追い込まれた経験ははじめてだったでしょうし、相当な重圧があったと思います。もしかしたら自分でもこんなに勝てるとは思っていなかったのではないでしょうか?

そんな中で久しぶりの全勝優勝のチャンスが来れば、とにかく勝ちたいと思うのは当然の事なのかもしれません。
全勝優勝する事で進退問題を吹き飛ばしてしまいたかったのでしょう。

今回は白鵬の復帰祝いのご祝儀という事で多目に見てあげましょう⁉️

そして今場所のもう一つの話題といえば大関・照ノ富士の綱獲りでしたが、優勝こそは逃したものの十四勝一敗の好成績で文句なし、昇進を確実なものとしたました。

今場所の照ノ富士の相撲は初日から非常に落ち着いていて危ないところがもなく本当に強かったです。
唯一の敗戦となった横綱・白鵬戦も立ち合いのかち上げにも決して負けてなく、しっかりと前ミツを引いていて、このまま行けば勝てていたはずです。
白鵬の張り手に冷静さを欠いてしまったのか、そこで張り返してしまった事で身体が起きてしまい、それてわ白鵬に組み止められてしまいました。あそこで我慢して前に出ていれば・・これはもう来場所以降の課題として、今後の白鵬との横綱対決に期待しましょう。

それはさておき、照ノ富士を見ているといったい何が奇跡なのかわからなくなってきます。
大関から序二段に落ちた人が十両に復帰するだけでも奇跡なのにそこから幕内復帰して優勝、大関復帰、さらには横綱まで上がってしまうなんて・・

ところで照ノ富士が横綱昇進する事で大関は正代と貴景勝の二人となりますが、心配なのが貴景勝です。今場所の成績次第では貴景勝にも綱獲りのチャンスもあったかもしれなかったのですが、頸椎を痛め途中休場。しかもあの痛がり方は尋常ではなく、もし来場所出場したとしても、ちょっと大変な事になってしまうかもしれません。
ここは無理をせず、たとえ大関から落ちてしまってもしっかりと治してほしいところです。

そんな中、今場所も若手の活躍が場所を盛り上げてくれました!

まずは敢闘賞と琴ノ若。そして技能賞の豊昇龍です!
来場所、この二人が上位を荒らしてくれるのは間違いないでしょう!
とくに豊昇龍と白鵬の対戦は今から楽しみです!

そして、ケガから復帰した宇良も二桁勝ち越し、来場所は上位に戻ってきます。

きっと来場所は照ノ富士も白鵬も簡単には優勝出来ないかもしれません?

兎にも角にも白鵬の復帰、新横綱の誕生、そして若手の活躍によりまた相撲界も楽しくなってきました!

これから相撲界の未来に期待しながらも、ひとまずは今場所もおつかれさまでした‼️


おつかれさんでございます。

大相撲夏場所は大関・照ノ富士の優勝で千秋楽となりました。

今場所、大関復帰を果たした照ノ富士は初日から危なげない相撲で勝ち続け、このまま全勝優勝を果たすのではと思わせてくれましたが、十一日目妙義龍戦で髷を掴む反則負けで一敗。しかし、その後も連勝し一気に優勝か?というところで遠藤戦の際どい相撲で二敗目、そして千秋楽結びで大関・貴景勝に敗れ決定戦までもつれてしまいました。

大関同士の決定戦。
最後は照ノ富士の冷静さが勝りました!

大関としての初優勝。
来場所は綱獲りの場所となります。
今の照ノ富士なら、ケガ等よほどの事がない限り連続優勝で横綱昇進を決めてしまいそうですが、どうなりますか?

そして今場所も若手の活躍が目立ちました。
若隆景は二場所続けての技能賞。
今後、上位を苦しめる存在となること間違いなしです。

そして負け越しはしましたが、横綱・朝青龍の甥、豊昇龍はニ大関を破りました!
素早い動きと足技に注目です。

場所中に大関・朝乃山の残念な報道が飛び込んできて、勝ち越し目前で休場となってしまいました。
これで来場所はカド番。さらに出場停止等の処分が出れば大関陥落となってしまいます。
今後も優勝はもちろん、横綱昇進も期待されていただけに非常に残念です。

来場所は名古屋場所。
一年以上ぶりに地方場所が行われる予定です。
さらには休場中の横綱・白鵬が進退を懸けて出場するとの事。
一体どんな場所になるのか楽しみです!

おつかれさんでございます。
東京、両国国技館で開催された大相撲三月場所は関脇・照ノ富士が三度目の優勝で千秋楽を終えました。

昨年、七月場所で幕内復帰を果たし優勝。
その後もほぼ毎場所優勝争いに名を連ね、遂に今場所、大関復帰を確実としました。

現時点の幕内力士の中で照ノ富士が一番強いと思います。
大関陣よりも強いのですから、大関復帰も当然の事かと思います。

しかし、ここに来るまでの努力は相当なものであったと思います。
まさに大相撲史上で一番の力士と言っても過言ではないと思います。

今後もぜひ、大関よりも上の地位を目指してほしいと思います。

残念だったのが小結・高安です。
中盤は優勝争いの先頭に立ち、大関・貴景勝戦では冷静な相撲で圧倒し、ようやく初優勝に近づいたと思っていただけに最後の連敗は本当に残念でした。

そして今場所は横綱・鶴竜が引退されました。
場所前までは合同稽古にも参加し、出場するような話をしていましたが、直前に脚を痛め休場。結局、最後まで場所に出ないまま引退してしまいました。

鶴竜本人としては場所に出て、という気持ちがあったのでしょうが、身体がもたなかったのでしょう?

残念ですが、年齢的にも仕方がないのかなとも思いました。

白鵬も休場し、来場所にも間に合わないようですので、またしばらくは照ノ富士が場所を引っ張っていくことになりそうです。

大関としては貴景勝がなんとか最後まで優勝争いに残りましたが、朝乃山と正代には物足りなさを感じます。

せっかくまた四大関となるのですから、来場所は大関陣での優勝争いに期待したいところです❗️

おつかれさんでございます。
令和三年大相撲初場所は大栄翔の平幕優勝で千秋楽を終えました。

今場所は大関・貴景勝の綱獲りが話題でしたが、初日からまさかの四連敗。結局ニ勝七敗で途中休場となってしまいました。
貴景勝は先場所の優勝決定戦のように精神力が強い力士でしたが、それがあんなにボロボロになってしまうというのが綱獲りの重圧なのでしょう。
でもきっと貴景勝ならまだ立ち直ってくれると思います。まずは身体と心を戻してまた一から出直してほしいと思います。

そして共にカド番であった朝乃山と正代のニ大関も序盤は調子にのれずに苦しい土俵が続きました。

そんな中で優勝争いを引っ張っていたのが大栄翔でした。
大栄翔といえば貴景勝や北勝富士等と同世代ですが、少し地味な印象がありました。
しかし、横綱・白鵬にも勝っているので地味ながらも地道に実力を付けていたのでしょう。
特に今場所は立ち合いが良く、さらに腕の伸びも良かったので突き押しの威力が素晴らしく良かったです。
途中何番か危ない相撲もありましたが、ずっと安定した相撲で優勝争いのトップを走っていました。
まさに押し相撲は波に乗ると強いのを体現した優勝だったと思います。

大関・正代が一差でなんとか追いかけていましたが、後半は綱渡りのような危ない相撲が続き、ついには十四日目に照ノ富士に敗れて、ほぼその時点で優勝争いから後退してしまいました。
正代についてはもう少し欲を出して欲しかったかなと思いました。
三役なら、この成績・内容でも良かったのかもしれませんが大関となると少し物足りないかな・・と感じました。

そして朝乃山については照ノ富士戦が全てというか、もう苦手意識を持ってしまっているのか、毎場所良い所なく負けてしまっています。
照ノ富士に勝てない限りはもう優勝はムリなのではないでしょうか?

そしてその照ノ富士は先場所十三勝、今場所十一勝で来場所は大関復帰をかける場所となります。
ハッキリ言って、よほど大きなケガや病気がない限りほぼ確実に復帰出来るのではないでしょうか?
今、上位で一番強いのは照ノ富士だと思います。
例え来場所、白鵬と鶴竜のニ横綱が出てきても照ノ富士には勝てないと思います。


今場所はベテランの明瀬山が頑張りました。
そして若手の豊昇龍、琴ノ若、翠富士も良かったです。琴勝峰の十一連敗は残念でしたが、これも壁として乗り越えてほしいと思います。

場所前直前に白鵬や九重部屋の力士等、新型コロナ感染者が多数出て休場者続出となってしまいましたが何とか千秋楽を迎えられた初場所でした。次は大阪場所が予定されていますが、まだどうなるかわかりません。

ひとまずは皆様、お疲れ様でした❗️

おつかれさんでございます。
本来なら一年納めの九州場所となる十一月場所でしたが今年は七月、九月に続き東京、両国国技館で行われました。
しかし、観客の上限数が五千人となり枡席も二人座れるようになったので場内には活気が戻ってきたようにも思えました。

さて、初日から両横綱が休場し、さらには新大関・正代と大関・朝乃山が途中休場となりましたが、優勝争いは一人大関の貴景勝が引っ張り、小結・照ノ富士、平幕・志摩ノ海が追いかける展開となりました。

そして千秋楽。
一敗貴景勝と二敗の照ノ富士が本割で対戦。
なんと照ノ富士が貴景勝を下し優勝決定戦までもつれ込みました!

まずは本割での照ノ富士の相撲の強さが素晴らしかった!
幕内に復帰してからは貴景勝戦では勝ててなく、今回も立ち合いから一気に持っていかれるのでは?と予想していましたが、なんと大関の当たりを受け止めて、そこからは終始攻め続け圧倒的な強さで勝ちました!
これは決定戦でも照ノ富士が有利かと思われましたが、ここで貴景勝の精神力の強さが発揮されます!

普通、つい数分前にあんな相撲で負けてしまっては、いくら優勝決定戦とはいえ相撲が消極的になったり、弱気になってしまうように思われます。

ところが貴景勝は見事に心を切り替え、まるで本割での負けがなかったかのような相撲内容で照ノ富士を圧倒しました!

こんなにも二番とも見応えのある優勝争い久しぶりにみたように思います!

これで貴景勝は来場所、綱獲り。照ノ富士も大関復帰に繋がる星となりましたが、二人とも今場所の気迫と精神力があればすぐに実現してくれるのではないでしょうか❗️

今場所も琴勝峰など若手の活躍や千代の国、十両・宇良のようにケガから復帰した力士が土俵を沸かせてくれました!

しかし、元大関・琴奨菊の引退という寂しい話題もありました。

早くも休場中の横綱・白鵬が来場所に向けて動き出しているという情報もありますが、確実に新しい時代に向かっている大相撲。

まだまだ新型コロナウィルスの影響がどうなるかわかりませんが、とりあえず来年の大相撲に期待しましょう‼️



おつかれさんでございます。
大相撲九月場所は関脇・正代が十三勝二敗で初優勝❗️そして大関昇進もほぼ確実という事で千秋楽を終えました。

 

今場所の、というより今年に入ってからの正代は人が変わったように相撲内容が良くなり、初場所、七月場所と優勝争いにも残っていたので、それが実っての初優勝という事だったのでしょう。
実力としても今場所は大関戦二連勝。特に朝乃山戦は圧巻で、立ち合いの時点で朝乃山の身体が浮き上がっていてまさに圧勝でした。
元々、大器と呼ばれて期待が大きかっただけに今後、大関としても安定した成績を残してくれると思います。
来場所以降の横綱戦も楽しみです。

 

そして千秋楽まで優勝争いに残った新入幕の翔猿はよく頑張りました❗️

新入幕らしい元気な相撲で貴景勝や正代に対してもあわやという場面を作り、非常に楽しませてくれました!
取組の後の表情も豊かで魅力的だし翔猿という四股名もカッコいいので、これから子供達にも人気が出るのではないでしょうか⁉️
新たなスターの誕生に期待大です。

 

貴景勝と朝乃山のニ大関は反省のコメントを出していましたが、二人共最後まで優勝争いに絡んでいたし朝乃山は三連敗から良く持ち直したと思います。来場所からは新しい大関も増えるので出世争いが楽しみです‼️

 

初日からニ横綱休場という事で展開が心配された九月場所でしたが、最後までわからない混戦となり、また豊昇龍、琴勝峰など若手の活躍、十両では千代の国の復活優勝など、大変面白い場所となりました❗️

次の十一月場所も国技館で行われるそうですが、もしかしたらもう少しお客さんの数は多くなるかもしれません。

今場所以上に盛り上がる事間違いなしです❗️

おつかれさんでございます。
大相撲七月場所が無事千秋楽を終えました。

新型コロナウィルスの影響により、五月場所が中止となり、本来なら名古屋で開催されるはずの七月場所は東京、両国国技館にて行われ、当初は無観客という予定でしたが、一日2500人を上限に観客を入れて開催されました。

チケットは相当な争奪戦になるかと思いきや、やはり今のこの状況の中、大相撲ファンの皆様も慎重になられたようで、千秋楽以外は当日でもネット購入が可能という売れ行きとなり、私自身も一場所に三回も国技館にて生観戦出来るという、まさに異例の場所となりました。

そして生観戦の際にも入場時に手指の消毒、検温が徹底され、マスク着用の為、かけ声や声援の禁止、飲食も出来るだけ避け、アルコール類の販売、持ち込みも禁止という徹底ぶりでした。

館内ではマス席は一人で使用し、イス席も三席ごとに離して使用。
ガラガラの館内で拍手のみが鳴り響く、静かな状況には違和感がありましたが、そんな中でも力士達は普段通りに頑張り、熱戦を繰り広げてくれました。

初日に負け、二日目から横綱・鶴竜が休場、大関・貴景勝も十一日目に勝ち越しを決めカド番を脱出したものの場所前に痛めていた膝が悪化し休場。初日からの連勝で優勝争いを引っ張っていた横綱・白鵬も十一日目から連敗すると休場となってしまいました。

そんな中、優勝争いを牽引したのが新大関・朝乃山と元大関で返り入幕の照ノ富士でした。

序盤は朝乃山が白鵬に付いていく展開かと思っていましたが白鵬の連敗、休場により朝乃山が引っ張っていく展開となり、それを脅かしたのが照ノ富士でした。
しかも直接対決では照ノ富士が朝乃山を圧倒しました。

十四日目に照ノ富士が正代に負け朝乃山が追い付くかと思いきや照ノ富士と同じ伊勢ヶ濱部屋の照強が足取りで大関撃破!
優勝争いは千秋楽まで二敗でトップの照ノ富士を三敗の朝乃山、正代、御嶽海が追いかけるという展開となりました!

そして千秋楽では御嶽海と照ノ富士、結びで正代と朝乃山という取組が組まれ、もし照ノ富士が負ければ26年ぶりの優勝決定巴戦という中、照ノ富士が本割で御嶽海を破り5年ぶりの優勝を果たしました。

照ノ富士は両膝のケガや内臓疾患で大関から序二段まで番付を落とし、何度も引退を考えたそうですが師匠の励ましの言葉に踏み留まり返り入幕からの復活優勝はまさに史上初の快挙です❗️

優勝インタビューでの「辞めなくて良かった」という言葉には重みがありました。

来場所は上位との対戦がある位置に戻るでしょうから、まだまだ頑張ってほしいと思います。

そして優勝争いだけでなく、新入幕の琴勝峰など若手の活躍もありました。

今の状況では来場所はまたどうなるかわかりませんが、ひとまず今場所はお疲れ様でした。

大相撲はやっぱり面白い‼️


おつかれさんでございます。

新型コロナウィルス感染拡大防止の為、政府から緊急事態宣言の期間が延長となり、それに合わせて大相撲五月場所も中止となってしまいました。

力士や親方、協会員はもちろん、私達大相撲ファンにとっても大変残念な事ですが、日本だけでなく世界中の状況を見ると仕方のない事だと思います。

相撲界でも元安芸乃島の高田川親方と十両白鷹山等の感染者が出てしまいました。
力士達の大半は相撲部屋での集団生活で大部屋で寝て、食事もちゃんこ鍋を囲んで皆で食べるという、まさに三密の中での生活ですから、むしろこれだけの感染者しか出てないというのは奇跡的なのかもしれません。

そして何より、人との接触が禁止されている中で力士達の稽古もぶつかり稽古や申し合い稽古等、実戦的な稽古が出来ておらず、そんな中で場所を開催してしまったら確実に怪我に繋がってしまうので、今回の中止は当然の決定だと思います。

五月場所が中止で本来なら名古屋で開催されるはずだった七月場所は東京、国技館にて開催される予定との事で年に一回の名古屋場所を楽しみにしていた地元のファンの方々はさらに残念ですが、この状況が終息して世界中の人が安心して大相撲を観れるようになってから、またしっかりと楽しんでほしいと思います❗️

そして、もう一つ残念だったのが元関脇豊ノ島の引退です。
豊ノ島といえば相撲はもちろん、テレビ番組でも活躍していたので多くのファンがいた力士で実力も横綱・白鵬と優勝決定戦まで争ったり、ライバルの琴奨菊が優勝した際には唯一土を付ける等、長年上位で活躍されていました。
アキレス腱断裂という大怪我で幕下に落ちてからも見事に復活して幕内まで戻ってくれました。
そんな豊ノ島の最後の場所が無観客で引退会見もしっかり行われていないというのは本当に残念ですが、今後は井筒親方として後進の指導に当たるという事で、ぜひとも立派な力士を育て、親方としても相撲界に名を残してほしいと思います‼️
おつかれさんでございます。
無観客で行われた大相撲春場所も無事終わりましたが、そこで十一勝四敗の好成績を上げた朝乃山の大関昇進が正式に決定され、昇進の伝達式が行われました。

口上は「相撲を愛し、力士としての正義を全うし、一生懸命努力します」というもので、まさに朝乃山の人柄を示したような真っ直ぐな気持ちが伝わってくるものでした。

朝乃山といえば、やはり昨年五月場所での初優勝が印象に残ります。
その後も好成績を続け、この優勝がまぐれではない事を証明し、それが大関昇進に繋がったのでしょう。

最近では得意の右四つの型も確立されてきて、大関・貴景勝を相手にしても例え立ち合いで当たり負けしても廻しを取れば逆転できる強さが出てきました。
また、ムリな投げを打ったり強引な相撲も少ないので、きっと大きなケガをすることも少ないでしょうから長く安定した、さらに上を目指せる大関として期待できると思いますし、それが大関昇進の一番の理由となったのではないでしょうか。

今後は貴景勝とのライバル関係も気になりますし、これからの相撲界の中心として引っ張っていってもらいたいと思います❗️

おつかれさんでございます。
無観客という異例の形の中行われた大相撲春場所は無事千秋楽を迎えました。

まずは全力士達はもちろん、親方、行司、呼出し、床山、相撲協会の全職員。そしてNHK相撲中継、報道陣等、今場所に関わった全ての方々に感謝いたします。
本当にお疲れ様でした。

初日、千秋楽の全力士揃っての協会御挨拶、表彰式など普段と違う事もたくさんありました。
横綱土俵入りや取組においても静寂の中で行われると改めて相撲というものの神聖さを感じました。

優勝争いも7年ぶりに結びの一番、横綱同士の相星決戦という白熱したものであり、優勝した白鵬だけでなく三場所連続の休場明けで場合によっては進退も問われていた鶴竜の頑張りにも感動しました。

この異例の場所だけでなく不安でいっぱいの世の中に対しても横綱の強さを見せてくれました。

また朝乃山の大関昇進もほぼ確実という明るい話題もありました。
昇進の目安である三場所三十三勝という数字には一つ届きませんでしたが、優勝経験もあり成績も安定している、十四日目の鶴竜戦ではあと一歩まで追い詰め、そして何より千秋楽の大関・貴景勝戦での勝利は説得力がありました。
今後もさらに上を目指せる大関として活躍が期待できるでしょう。

今場所は力士にとっては集中もできずやりにくい場所であり、本来の力を出せなかった者も多くいると思います。
しかし、今場所のこの経験はきっと大きなものであったと思います。

場所後の春巡業もなくなってしまいました。
来場所もどうなるかわかりません。
しかし力士達はどんな状況でも稽古して相撲を取り続けるしかありません。

早く通常の形で本場所が開催される事を願うばかりですが、まずはお疲れ様でした。