横浜国際女子マラソンの勝者!アラサー那須川瑞穂さんが勝てたワケ | 原田拓の走って人生をカエル!

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走れ!郁べぇ

今日、横浜国際女子マラソン2012が

開催され、

 

先日、ご縁をいただいて

 

夕食を一緒にさせていただいた

那須川瑞穂 さん(ユニバーサルエンターテインメント)が

公言とおり、日本人1位 総合でも2位でした!

 

ランナーとしては

 

「ベテラン」といも言われる33歳

 

アラサー女子として

 

結果を出すと、

静かに、穏やかに笑ってらっしゃったのは

この結果がもう、見えていたからなのだろうなと思いました。

 

私は11月上旬に、

 

ご縁を頂いて、那須川瑞穂さんに

食事をしながら、今回のレースのために

どんな想いで、どんなトレーニングを

行ってきたかを、聴いていました。

 

彼女は、2009年

 

まだオリンピック公式レースになっていない

東京マラソンで、優勝しています。

 

「こういう大きい大会で優勝すると

 

こうなる人と、こうなる人がいるんです。

私は、こうなる人でした^^;」

 

手を前に置いて、

 

指先を下向きにして話す彼女の笑顔。

 

私は、彼女の笑顔に

 

目が釘付けでした。

 

 

女子の実業団は、

 

 

箱根駅伝などある男子とは違い

高校卒業後には、18歳の少女が入社してきます。

 

その差、15歳。 

 

 

遠征先のお土産屋さんで、

 

18歳の女の子が、実家にお土産を買うというので

付き合っていたら、

 

「お母さん?」

 

 

と言われたそうです^^;

 

そりゃそんな風に思われても

おかしくないけど、

 

15歳差のそこ子達と

 

本番のレースでは

ライバルになるんだよねー

と、笑っているなっちゃん。

 

 

でも、今回のレースは

 

 

2009年東京マラソン以来の

優勝を狙っているのだそうです。

 

 

那須川さんが話してくださった

 

 

「なぜ勝てるのか?」を

少し書きたいとおもいます。

 

 

 

 

 

那須川さんは、横浜国際女子マラソンで

 

 

 

 

 

優勝するために、

そこで日本代表権を手にいれ

日の丸を背負うことだけを目指し

 

今年は、アメリカのボルダーで合宿し

 

高知トレーニングを積んできました。

 

9月に行われた、現地のトレイルマラソンでは

 

ボルダー新記録を作ったのだそうです。

 

彼女は、さきほど話したように

 

優勝から、下降した選手です。

 

普段は、レースまえなると

 

走り込み、頬もこけるほど

げっそりするのだそうです。

 

今日、高橋尚子さんもコメントされてましたが

 

那須川さんは、

鳥・豚・牛を、1日のうち3食に分けて

食べ、高質なタンパク質を摂取して

トレーニングに入るまえから

体の改造を行っていたそうです。

 

本人曰く「夏の間で、子牛 一頭は食べた」

 

とおっしゃってました(笑)

 

その体から

 

トレーニング開始、レースまでに

3キロ絞り、

でも、げっそりこけることもなく

筋肉が、みちっとした印象なんだそうです。

 

とっても調子が良いとおっしゃっていました。

 

 

 

そして、もう一つ

 

 

優勝の要因を話してくださいました。

 

那須川さんは、

 

東京マラソンより以前から、

もう15年も、小出監督に指導を仰ぎ

トレーニングしてきました。

 

この横浜国際女子マラソンは

 

彼女の 長年の集大成でもあったのです。

 

ここまで、トレーニングは積んできた。

 

 

でもあと、何が足りないんだろう?と思った時

 

 

[精神力]

 

心だと思ったそうです。

 小出監督は、

 「出来ること」「できないこと」を

 はっきり言われる方なのだそうです。

 

 那須川さんには、

 

 『なっちゃん、君はね

  世界に通用する走りができる。

 

 今からだってオリンピック目指せるよ。

 

 

 でもね、金はとれない。

 

 銀も取れない、でも、銅は取れる。

 

 だから、僕の言うとおりに練習したら

 

 絶対、オリンピックでメダルを取れるからね』

 

 

 『なっちゃんは、絶対メダルが取れる』

 

 

 

 小出監督は、那須川さんに

 

 ずーーーっとこのことを、

 伝え続けてこられたんだそうです。

 

 

 

 

 それに気がついた那須川さんは

 駅伝メンバーでもある仲間に、

 同じことを話したそうです。

 

 それから、若い選手の

 

 小出監督の話を聴く姿勢は

 さらにぐっと真剣になり

 

 なんと、

 那須川さん率いる

 ユニバーサルエンターテインメントは

 

 2012年11月3日(土・祝)

 

 第23回東日本実業団対抗女子駅伝競走大会

 初優勝しました!!!

                        レポートこちら>>

 

 

 初優勝へ導いたのは、

 

 この、那須川瑞穂さんだったと言っても

 過言ではありません。

 

 

 ご本人は、決して自分のおかげと言わないのです。

 

 

 でも、話を聴いていて、どう考えても

 那須川さんのリーダーシップの力だとしか

 おもえませんよ!

 

 

  那須川さん、アラサー女子ランナーとして

 

 

  とても素晴らし結果を出されたこと

  心から、祝福させていただきます!

 

  素晴らしい走りと

 

  果てないゴールへの生き方

  誰にでも、配慮のある

  やさしい人柄(*^_^*)

 

  また近々、お会いできる日を

  楽しみにしています^^

 

 

 
走れ!郁べぇ
2009年 東京マラソン優勝

 

 

 

 


走れ!郁べぇ

 

 


走れ!郁べぇ
第2グループに、余裕でついています。

 


走れ!郁べぇ

 

しかし、

女子もケニア人つよし!

 

チェロメイ選手は、15キロから

 

どんと抜け出て、独走体制。

 

6歳の娘さんがいるそうで

 

ママランナーさんだと聴いたら

親近感湧きました(笑)

 


走れ!郁べぇ

 

35キロあたりから

スパートをかけますが

なかなか離せず・・・

 

39キロすぎて、2位に。

 

後ろのバロス選手と、

伊藤舞選手を引き離します。

 

 

ゴール 250m

 

 

最後のカーブ

もう笑顔(*^_^*)

 


走れ!郁べぇ

 

走れ!郁べぇ


走れ!郁べぇ

ゴーーーール!

 


走れ!郁べぇ
待っている 小出監督 うれしそう。

 

 

偶然、夜食を食べに出てこられた

 

小出監督に、お会いしたのですが。

 

なっちゃん、なっちゃんと

 

終始、声をかけてらっしゃって。

可愛くて仕方ないのだろうなと

おもいました(´∀`)

 


走れ!郁べぇ

 


走れ!郁べぇ

那須川瑞穂さん、

本当におつかれさまでした!

 

感動と学びをありがとう(´∀`)

 

また、御飯たべましょうね!

 

 

 

12月3日は

 

 

 

男子の面白いレースがありますよーーー!

 

福岡国際マラソンに

 

あの、藤原 新さんと、

公務員ランナーの川内選手が

優勝目指して走ります。

 

楽しみだーーー!

 

  


走れ!郁べぇ