2022年の秋に白血病で亡くなった父の話です。
父は残念ながら亡くなりましたが、白血病は治る病気だと信じています。
入院中の連絡は主にラインでした
入院中、まさにコロナ禍で面会は全くできず、週に一回程度、必要な物をナースステーションに預ける時にチラッと姿を遠目に見れるくらいでした。
うちの父は、卓球の他にも、イノシシを採って仲間で集まってさばいたり、畑仕事をするのが好きで、
入院中も畑が気になって仕方なく、家族に畑仕事の指示を出したり、
なんとか病室で野菜を栽培できないかと計画をたてたり(無理です)
頭とラインは忙しくしていました。
電話はスマホに登録している家族にしかかけられないけれど、ラインが使えたのは幸いでした。
それまで使った事がなかったラインのテレビ電話で、母や、遠方に住む父の弟さんと話をしたりもできていました。
気になっていたのが、だんだん、電話するよ、と約束をした時間に寝ていたりする事が多くなった事でした。
突然ラインの既読がつかなくなった
③で書いた様に、知人からの手紙で気力が落ちていた父ですが、
ある日突然ラインの既読がつかなくなりました。
時々、たまにですが、認知症の様なわからない事を言ったりする様になっていたのですが、
急にラインの使い方がわからなくなった様です。
前日には母とライン電話も出来ていたのですが。
充電の仕方もわからなくなった様でした。
そうなると全く連絡が取れません。
ナースステーションで聞いたら、昼も寝ている事が多いとの事でした。
認知症になったのではと主治医に聞いたら、せん妄状態でうとうとしているとの事でした。
せん妄とは
脳の機能不全による軽い意識障害です。
鬱病や認知症と間違えられる事が多いそうです。
ぼんやりしたり、幻覚があったり、昼夜逆転、興奮状態などありますが、
父の場合、ボーッとしたり、うとうとしたり、話しかけると返事はしていた様でした。
このまま、孤独な状態が続いたら、本当に認知症になるのでは、と不安になり、とりあえず一回退院できないかと主治医に相談しました。
続きます