昨日のNHKのあさイチ、家族を家で「看取る」事についてでした。


2030年には40万人が看取り難民になると厚生労働省が発表されているそうです。


父が2022年の秋に86歳で白血病で亡くなりました。


自宅で看取りたかったのですが、残念ながら叶いませんでした。


父の話、何回かに分けて書きますが読んでいただけたら嬉しいです。


  父の入院


86歳で高齢ですが、気力も身体能力も高く、卓球が好きで飛び回っていた父が、2022年のお正月に体調を崩しました。


ひどい風邪をひいて、身体のだるさ、動悸、で近くのクリニックに点滴に通っていたそうです。


血液検査で「白血病」が疑われて、大きい病院へ紹介という事になったのですが、コロナ禍で市内の病院には血液内科の受け入れがなく、

お隣の広島市の病院で検査する事になりましたが、予約がとれたのはかなり先。


だるさと苦しさに耐えかねたのでしょう。


救急車で受け入れ先を探したのですが、やはり受け入れてくれるところは無く、

ようやく一泊だけ受け入れてくれる病院がみつかり入院、

翌日に空きがでて、元々受診予約をしていた大きな病院に転院しました。


検査の結果は「白血病」

あちこちに臓器不全がおきていて、脳梗塞もおきており、そのまま家にいたらすぐに亡くなっていたであろう状態でした。


無菌室に入院し、まずは輸血や薬物治療し回復し、その後抗がん剤での治療を開始することになりました。


無菌室、スマホは持ち込みできるのですが、紙のもの、新聞や雑誌は持ち込めません。手紙もダメでした。


その日の家族ラインに「静かです。ひとりぼっちです」と届きました。


続きます