ランニング・デビルマン -161ページ目

ランニング・デビルマン

走るデビルマンの平和を守る闘いの記録を綴ったブログ。家庭平和を守る為に、大会参加は少なくなってきましたが…。
大会で見かけたら声をかけてください。

川越街道を東京めがけて進んで行く、白い貴公子とヘロヘロなカジュアルっぽいデビルマン。
そう、ウルトラライトダウンを着込んだカジュアルなデビルマンが見れるのは小江戸・大江戸だけの特典だ。


夜の川越街道は、暗くはないが歩道が狭い。


補強したデビルウィングが欄干や壁に擦れて音を立てている…。擦れるたびにエナジーを吸い取られていったのだろうか?zoffy兄さんの住む街に到達した頃には意識が朦朧としてきた…。

(ここのところの残業デーモンとの闘いで万年寝不足気味だし、辛いなぁ…。)

見かねた白い貴公子が弾丸エロトークをしかけてきた!


「ねえデビル、◯◯◯ちゃんの◯◯◯◯、なんであんなに◯◯◯◯だろうね?」

これ以上は表現できねぇ…。

「理由は本人に聞いてみたら?」
「いや、もうそんなことしたら口聞いてもらえなくなるから。」
「きっと、必要としている人がいるんだよ」


流石は恋熊界のエロ貴公子だけのことはある。ウブで生真面目で奥手のデビルからしたら聴いているだけで耳まで真っ赤になりそうなエゲツない弾丸エロトークが川越街道に響き渡る。



そうこうしているうちにお楽しみの第一回『なか卯』タイム。
走っている途中でお店に入ってガッツリ食べるのは初めての経験なデビル。ガッチャオススメの親子丼を食らう!

「うめええ!!」

カウンターでデビルとガッチャが並んで親子丼を喰らう夜のなか卯がどれだけシュールだったかはご想像にお任せしますが…。


こうして、デビルご満悦な補給を終えて戦線復帰!
コース上は大江戸組の速いランナーが続々と過ぎて行く状態に。大江戸組にパワーを分けてもらいつつ、都内への道を進んでいくと雁坂でもお世話になった『しーちゃん』さん登場!
自転車で伴走してもらいつつ、差し入れのシュークリームを頂く!

(ガッツリご飯食べて、デザートまで…。なんていい大会なんだ!)

デビルの脳内麻薬が分泌されたのは言うまでもない。ここからは復活のパワーウォーク炸裂!やはり応援をもらうっていうのはいいものだ…。
道路工事のガテン系な方々と記念撮影をしながら夜中の都内へと侵入して行く…。
ここから先は帝都デーモンのテリトリーだ!


「ガッチャごん、デビルさんを必ずゴールまで連れて行ってあげて」


しーちゃんさんの願いを胸に、デビルは進む。この時ガッチャがどれだけ焦っていたのかお構い無しに呑気なおとーさん状態だった事は内緒である…。


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デビルウィングが破損した時はどうするか?


密かにそんなシミュレーションまでしてこの大会に望んでいたことは誰も知らないトップシークレット。
100均で売っている園芸用の長めの支え棒がウィングの大きさにピッタリはまるということまで計算づく。しかも補修用にと


ハサミと赤いビニールテープ


までリュックに忍ばせていたという用意周到ぶりである。ちなみに補給食に柿の種を忍ばせていたのもまたトップシークレットであるが…。


「すぐ帰ってきて!余裕ないから」
「ラジャー」


白い人を待たせ、100均の店内に入るデビルマン。一目散に園芸コーナーで棒を買い、急いでコース上のガッチャの元へ。


「川越のエイドで補修するから」
「なんか槍持ってるみたいだね…」


こうして川越の街中へと歩を進めて行く白い人と青い人のご一行様。蔵造りの街並みが素敵だな…などと思いつつ進んでいくと今回はなんの手違いかわからないけど大会参加していなかった『ぎあす』姉さん発見!

なんと自分の指入りイチゴとレモンをランナーに大盤振る舞いしているではありませんか!

正直、この時食べたイチゴの美味しさは格別でした…。

なんか骨みたいのが入ってたのは気のせいと思いますが…。兎にも角にもぎあす姉さんにお礼を言い、夜の川越湯遊ランドに到達した…。



川越エイド(91.4キロ)
到着時刻:20時10分



ここでリタイヤする人もいたらしいが、そんなことははなから眼中になく、必死でウィングの補修を行い、カップラーメンを食べ、寒さ対策にと普段は通勤で着ているユニクロのウルトラライトダウンを着込み、戦線復帰!

いよいよここからが未知の領域に突入していく闘い、大江戸コースへと舞台は移る。


「富士五湖112キロを走る前に、91キロ走ってアップしてきたと思えばいい。」


ガッチャごん、そんな事をする奴はいないから…。

最早全ての常識が通用する世界ではない。暗闇に包まれた川越街道から華の都大東京目指して、怪しく光るデビルウィングは再びはためいていたのであった…。


《続く》


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玉淀エイドを過ぎると、今までの向かい風は嘘のように無くなっていた。そりゃそうだ、今度は追い風だもんね。

「デビル、ここから先はアップダウンがあるから、下りは走って上りは歩く作戦で行こう。」

白い貴公子がデビルに気を使ってくれているのだろう。
下りで離され、上りで歩くガッチャを何とか走りながら捉えるという作業を何度も何度も繰り返しながら進んで行く。


(ああ、オクム以来だな、この感じ…。)

何とか追い付くと、すぐさま走り出す貴公子達に「あんたら鬼だ!俺は悪魔だけど」などと悪態をつきつつ進む。
途中のコンビニでは揚げたチキンと泡の出る飲み物と言う、とってもとってもカロリーの高いものを摂取。


「何かデビルの口の周り、とってもお行儀悪くなってるぞ」


そんなこんなで、何とかまだ明るいうちに公式エイドまで到達した。


唐子エイド(71.9キロ)
到着時刻:17時08分

カレーうどんをいただき、夜間走行に備えて再びデビルウィングを装着!しかし、みるみるうちに萎んでなえていく悲しきデビルウィング…。

エイドを出発すると前後のランナーがいなくなった。

「流石にここまで来るとばらけるね~」


などと喋っていると突然追い付いてきたランナーに話しかけられる。


「あの~、70キロのエイドはまだですかね?」

「え、もう過ぎてるよ…。もしかして、交差点を曲がらずに直進してきた?」
「コース間違えてるから戻って戻って!」
「諦めんなよ!」
「頑張れ!」


かなりの距離を逆走する羽目に陥ったあのランナーは果たして完走出来たのだろうか?
逆走の辛さはデビルも経験したことがあるが、地図を見ないとこんな目に会うのかとデビルは驚愕するとともに、貴公子におんぶにだっこ状態であることに一種の罪悪感を覚えた瞬間でもあった…。


やがて、夜の帳が降りて、辺りが暗くなってくる。


萎えたデビルウィングを光らせながら、デビルはガッチャにこんな提案をした。


「100均に寄って、ウィングの補強をしてもいい?」
「まじで言ってる?」


すまん、どらちゃん。俺は俺のポリシーに従って行動をするしかないんだよ…。決して余裕は無かったのであった…。


《続く》



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さくら堤エイド(16.8km)
到着時間:9時59分


ポテチとコーラを頂き、ウィングをリュックに仕舞うと次のエイドを目指す。zoffy兄さんに教えて貰った秘密のスポット、運動公園の管理事務所でおにぎりを食べていると風除けの為に大集団となったガッチャごん達が通過して行くのが見えた…。


「おお~い!!」
「おお!」


荒れ狂う強風に対抗するために、集団が膨れ上がって行くのを後方で眺めつつ、zoffy兄さんと黙々と進んで行く。あまり変化の無い河川敷のコースであるが、それ故か前方に見える大集団が付かず離れずで進んで行くのが何かおかしい…。


熊谷エイド(28.1km)
到着時間:11時24分


ここでガッチャ集団に追いつく。しばらくコンビニもない区間だけに、コーラと軽食でお腹を満たすと、狂風向かい風デーモンに勇敢に立ち向かって行く!!


「いつデーモンに立ち向かうか?今でしょ!」
威勢のいいデビルの後ろからはこんな声が…


「デビルあれで保つのか?」
「保つわけがない…」


みんなごめんよ…。自分の実力も把握せずに突っ込んじゃってごめんよ…。
久しぶりの大会で嬉しかったんだ…。
みんなと一緒に走れて嬉しかったんだ…。
まだ元気があるうちに、格好いいところを見せたかったんだ…。
だから、許しておくれよガッチャごん…。


向かい風に身体を預け、前傾姿勢を保ちながら進んで行く。向かい風を身体いっぱいに受けて、手を広げて進んで行く。この時は本当に気持ちよかったなあ…。


河川敷を過ぎ、しばらく行くとカオナシエイドに到着した。
温かい飲み物を貰い、次なるコンビニエイドで泡の出る飲み物を補給しながら進んで行くこの段階ではまだまだ走れていた。
そう、この後ひたすら苦しい闘いを続けるとはまだ夢にも思っていなかったのだ…。


玉淀エイド(51.3キロ)
到着時間:14時23分

まだまだ、闘いは1/4が終わっただけであった…。


《続く》



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ナデナデ

「うん、デビルのはみ肉戻ってるね!」

ガッチャにお腹を撫でられて、熊野神社で選手皆をお見送りするヒーローズ。最早この儀式は恒例となっているのだろうか。



さあそろそろ行きますか!



余裕ある皆さんとは違い、全く余裕のないデビルはスタートラインをまたぐ時大会スタッフさんに

「ロ、ロスタイムはどの位ですか?」
「3分くらいかな…」
「嗚呼っ!もう優勝は無理だ~!」

はい、これまたお約束の会話ですが何か?
ここで、小江戸・大江戸に出たくて出たくてしょうがなくてスタートを見送りにきたぎあす姉さんとお別れ。きっと来年は間違いなく参戦していることだろうな…。



そんなこんなでキューポラのない街小江戸川越の街を進み、徐々に閑静な何も無い地帯へと突入していく。
遮るものの無い田んぼ道では強風デーモンが牙を剥いてきた!

「ウィングが~、何だかとっちらかちゃってますが…。」
「 まだまだ、河川敷に出たらこんなもんじゃないよ」


序盤はzoffy兄さんと一緒に進む。コースを知っている事だけでも大きな安心感があるのに、何だろう?、一緒に走っているだけで絶対にゴールまで辿り着けるという根拠のない自信が湧いてくるのは…。

やがて、遊具のある公園を通り過ぎる。

こんなコースを考え出した人も凄いが、ロープにぶら下がってターザンをしているニャンディーズが見えた時には、デビルの血が騒ぐ!

「俺にもやらせろ!」

ターザンデビルがロープにぶら下がって移動すると、最悪なことに地面にデビルウィングを擦ってしまったのだ…。
やはりウルトラの神はこんな不届きものを許してはくれないのだろうか?


みるみるうちに萎えていくデビルウィング…。


折角電飾を新たに綺麗に仕込み直してきたのに、暗くなるのを待たずにしおれて行く…。
河川敷に出た時にはみるも無残なデビルウィングが背中から垂れ下がっていたが、この時デビルは閃いた!


前に持ってきたらどうだろう?


背中から外したシオシオウィングをお腹に付けるとあら不思議。まるでベストでも着ているかのように向かい風に煽られてピタッと密着。しかも風を通さないので暖かいじゃあありませんか。


こうして、新たなウィング活用法を編み出したデビルマン、向かい風デーモンの攻撃を真正面からねじ伏せて第一エイドまで到達したのでありました。


《続く》



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