ワ〜イエムシエ、ワ〜イエムシエ…
若いうちはやりたいこと、なんでも出来るのさあ
まさかのハウスバーモンドカレーだよデーモンの罠に捕まると再び最後尾となるデビルマン。デビルマンがヤングマンに負けるわけにはいかないので仕方がないのでもう一度最後尾から抜きにかかる。
「デビルマン早すぎる!」
「お嬢さん、男性に向かって早い早いって言ったらショック受けるから駄目だお」
こうなると単なるアラフィフセクハラオヤジである。
「デビルマン、カッコイイわ」
「そうか、惚れたか。それなら黙って俺についてこい!!」
1ミリたりともついてこなかったのは内緒で…。
こうして永井豪繋がりでマジンガーZの曲をかけながら進むデビルマン、前方に普通の人と違うゼッケンを付けたランナーが女性ドクターランナーとなにやら楽しげに走っているのが見えた。
金哲彦さんだ!!
館山若潮のゲストランナーである金哲彦さんがこんなところにいるとは。取り敢えず女医さんとエンジョイしてるみたいなんで挨拶しながら抜いていく。
あれ?雨降ってきた?
青い皮膚は普通の皮膚よりも丈夫にできているせいか感覚が鈍いのだが、明らかに振り始めた雨と、下がり続ける気温が少しずつ異変を引き起こしていたことにまだ気付いていないデビルマンなのでありました…。
〈続く〉

