「お帰り〜!!」
「デビルマン帰って来た!!」
おそらくスタートから応援してくれていたのであろう沿道からの声援が嬉しい。
もはや脹脛はポンコツとなっていたが、最後の力をふり絞って走る。歩かない、走る!それだけがデビルマンの最後のプライドなのだ!!
当然ながらそれでもハイタッチは欠かさない。
一人でも多くの人達とハイタッチを交わしながら進むとゴール手前最後のセブンイレブンが見えた…。
「ちょっとすいません、お買い物しますよ!」
ゴール後すぐの給水をするために、ストロングなロング缶を二つ程調達する。おもてなしエイドでビニール袋を配っていたので多分周りにはバレないだろう。
「デビルさん!」
ゴール間近、これまたK高校の同級生とTwitter繋がりの里山ウルフさん達私設エイドから声をかけられる。この繋がり、正直言って全く自分の中では繋がりが無いのだが実は繋がっているという世間の狭さ…。
悪いことは出来ません
そう感じざるを得ない訳です。
「これ差し入れ!!」
頼んでおいた
ストロングなゼロ
を頂くとその場で飲み干した…

お土産も渡されて、デビルご満悦…。
「ありがとう!!美味しかった!!」
ゴールはすぐそこなのにロスタイム稼ぎまくりなのは内緒で…。
《続く》