それでもデビルは登りは歩く。
折り返しのビキニにパワーを貰うまでは、力を温存するのだ…。
大野ASで更に補給し、しーちゃんさんと言葉を交わすと、遂に丸山ASの手前まで辿り着く。ここでzoffy兄さんとすれ違う。
「デビルウィングを補修出来るように、エイドのスタッフに言っておいたから!」
「ありがとうございます。無理しないように行きます!
いつも本当にありがとうございます。zoffyさんがいなかったらここまで来れなかったろうな。デビルは独りじゃないってその時ほど感謝しとことは無い…。
折り返し会場入口には、去年と同じくカオナシがいた…。

「暑い中、ご苦労様です。」
「いえいえ、そちらこそ。」
こうして、いよいよラスボスのビキニが待ち構える丸山ASまで到達すると、デビルはどこを見ているか判らないデビルアイで、くまなく会場を見渡す。
(居た…。)
ドーン!!キュ、ボーン!!のダイナマイトボディだ!!
しかも、日に焼けてない白い肌が妙に艶かしい…。ジオン軍のビグザムばりの破壊力に圧倒されるデビルマン。
しかも、ビキニパンツが、どうやらTバック?Tフロント?の上に重ね着しているタイプのようで、これが否が応でもおっさんのエロ妄想を掻き立てる。
(すげえ…。)
名物の原始人や、隣にいた原始お姉さんには目もくれず、一目散にビキニ水かけに並ぶデビルマン。当然間近でビキニ環礁(観賞)を心ゆくまで堪能…。
後頭部に水をかけてもらえば、ここまでの疲れが本当に吹き飛んだから不思議だ。

ビキニガルの任期は2年。来年も必ずここに帰ってくると心に誓い、復路の道をデビルご満悦モードで颯爽と走り出すデビルマン。このあとしばらくは、あのビキニパンツの下のTフロントはどうなっているんだろうという妄想が抜けずにいた…。
「今年のビキニはすげーぞ!!」
「もう少しでビキニだ!あれ見なけりゃダメだ!!」
いつものテンションよりもさらに高いテンションですれ違いの後続ランナーに声をかけるデビルマン。ビキニの威力がこれほどとは…。
あれほど不調だったにもかかわらず、普通に走って復路の道をデビルが逝くのであった。
【続く】

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