G:「何か走ってるんじゃなくて別の動きになってますよ…。」
トレイルコースの尖った岩や木の根っこはVFFにはなかなか刺激的だ…。ウィングを外してただの
青い人
になってしまったデビルマン、トレイルコースを突き進むとスタッフの立つ折り返し地点と思われる場所に到達した…
「あ、今年はこの先の山の上にあるポールを折り返して下さい」
「あれ?去年はここで折り返しでしたよね?」
「ええ、測りなおしました。」
あまりのあっさりさに妙に納得してしまったが、去年までの距離って一体…。
まあ、細かいことにはこだわらない性格のデビルマン、スタッフさんの言うことには素直に従うのが良いところ。トレイルが長く走れるんだから儲け物さね。

(提供:Kazuスポーツ)
ウィングが無いとただの青い人…。
トレイルを抜け、再び舗装路へ。電飾が点灯したままのデビルウィングを再び装着!!
「盗まれないようにちゃんと見張っておいたよ~」
「どうもありがとう!!」
まあ、盗む人もいないと思いますが、やはりウィングが無いと落ち着かないというか、これがないと始まらないっていうか、電飾が重みを増してるっていうか…。
再び、林道の坂道を突き進むデビルマン。このあたりから徐々にではあるが蓄積された衝撃疲労がアキレスから脹ら脛近辺を蝕み始める…。
ステルス・デビルは足音を消して美ジョガーのすぐ後ろまで接近することが可能だが、その代償として衝撃吸収力は全くない。自ら望んで進んだイバラの道、後悔するはずも無い…。
G:「なんか変な汁が脳内に出てきて痛みがなくなってきた!」
D:「それってやばくない?」
脚を痛めていたはずのGがどんどん前方へ離れていく…。
もしかして、騙された?
ここでガッチャごん仮病説が急浮上。もしかしてみんなに構ってもらいたくて痛い痛いって言っていたのでは…。
いやいや、あの気の良い正義の変態ヒーローがそんな姑息な手を使う訳が無い…。
でも、もしかしてそうだとしたらこのVFFは一体どうしたら良いんだろう…。
いろんな事が脳裏に浮かんでは消えていく…。
そんな時、赤アフロレンジャーこと『走る整体師』さん(S)が腕に装着したiPod touchから粋なミュージックを提供してくれる!!
AKB48
ごめん、はじめて聞いたよ…。ちなみ赤羽根48だっけ…。
なんて感じでおおよそマラソン大会とは思えないような緩さ加減で一行はコースを進んでいくのでありました…。
次回、奥武蔵デーモンの真の恐ろしさを身を持って知る編に続く。

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