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鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

@runnerのCEO、e-Athletesヘッドコーチの鈴木彰が、なるべくプライベートな部分は避けつつ、主に概ね40歳以上のミドル・シニア(中高年!)ランナー向けにランニング関係のあれこれを綴ってみようかなってとこです。


 新しいクリール~1月号では、P74「横浜国際女子マラソン 最後の開催に」と題して、コラムを執筆しています。


 サブタイトルは、「都市型マラソンの成熟と発展を期待」~


 こういうお仕事をしていて、私ほど、国際女子マラソンとこんなに長く関わりを持ってきた男性も、そうはいないということで~~。


 ブームの到来とともに、私たちの取り組みもどんどん多様化していますが、10年くらい前までは、1人でも多くの女性ランナーを「国際」に連れていくこと!~は、非常に重大な責務の1つでもあったものです。


 ずいぶんと一緒に泣き笑いをしてきましたよ~。



 それは今でも、そうは変わらないのですが、「横浜」が終わることで、時代の区切りも近付いているようにも思います。


 そういういろいろな想いを、これまでの経緯と、今後の期待を込めて、ちょっとしたためました。




ランニングマガジン courir (クリール) 2015年 01月号 [雑誌]

ベースボール・マガジン社 (2014-11-22)

 まずは、「よこはま月例」へ。


 そして、その足で「横浜国際女子マラソン」へ。


 ラストランの横浜国際女子には、e-Athletes からは26名がエントリー。


 ラストとはいえ、まだ6年ですから、東京が終わった時ほどの感慨はないものの、やっぱりちょっと寂しい感じはありますね。



 フラットとは名ばかりの細かいアップダウンが続く難しいコースで、しかも路面が硬い!更に常に強い風が吹く!!


 このため、市民ランナーレベルだと、タイムが出難い~ペースを押し切れないレースとしてあまり評判が良くないのですが、今回は異常?なほど風がなく、 穏やかなコンディションとなりました。


 そういうことで、上位記録はそれほどでもなかったのですが、3時間一桁くらいの中堅どころはけっこう走りやすかったようで、まずまずのタイムが出ました。

 この大会で、これだけ手応え、脚応えがあったのも最初で最後ですね~。


 後ろの方は、大阪国際の「3時間13分」、来年のさいたまでどうなるか分からないけど、とりあえずの目安の「3時間15分」、そして関門にひっかからず完走する~という3つのラインの攻防戦。


 最後の数百メートルはたくさんのギャラリーに囲まれ、盛大な声援を受けてフィニッシュする構造になっていますので、走る方も応援する方も、このライン絡みで燃えます!


 あ~、やっぱり国際女子は、こういうところの盛り上がりが好きだな。名古屋ウィメンズはこの点がイマイチ、イマニ、イマサンなんだよね。。。


 来年のさいたまもよろしく。


 さすがに横浜国際女子組はいませんでしたが、来週の「つくば」「大田原」組の調整体制をはじめ、「湘南」組は、既に2本目に向けての走り込み再開~と、様々な思惑のもと、85名のご参加をいただきました。


 ここしばらく落ち着きを見せていた駒沢公園のコースも、今日はランナーでいっぱい。1週間前の足掻きか!?


 てことで、今回は、4分00秒/kmから6分00秒/kmまで、9グループ編成。


 4分10秒/kmの次が4分30秒/km。4分50秒/kmも5分00秒/kmもある~といった変則編成です。需要に合わせて供給するっていうやつです。

 実際、各グループ、極端な偏りなく、万遍なく埋まりましたので、まずまず成功でしょう。


 走り込み組は、個々の進捗に合わせ。そして走り込み再開組はゆっくり長く。そして「つくば」「大田原」組は調整で~


 ・1週間前の刺激として、10~15Km程度で、レースペースよりやや速く

 

 ・1週間前のレースペース走


 ・ペースを落とし、脚が落ちないように最後の距離踏みで15~20Km


 と、多様なスタンスでの取り組みです。



 本番1週間前に何をするのか!?ということに関しては、このようにいくつかのパターンはあるものの、どれを選択するのかはそれぞれの進捗状況や、現状の状態によって異なります。


 足りないものをカバーする。必要なものを取り入れる~ということはあるものの、不安から、ついつい余計に走り込んだり、不必要に強い刺激を入れてしまっては、もうそこでアウトになってしまいます。


                調整は、走り込みより難しい。



 走り込みは、理論、方法論が分かれば、微調節しながらもなんとか進めていくことが出来ますが、調整は、セオリーはあっても、実際、1日1日、今日は何をするのか~という判断が非常!!に難しくなります。


 一流選手でもベテランランナーでも普通に失敗することのある調整。それでも調整なしに、自分の実力をすべて発揮することは出来ません。ソコソコで良いなら、それはまた別ですが。



 ソコソコ=実力の80%くらいを、自分の100%の力だと思っているランナーも少なくありません。


 何らかの要因で、たまたま実力の100%近くが発揮出来た時に「120%の力が出た」と錯覚するのもそのためです。


 いやいや、120%なんて、出ませんから。 それが100%なのです。



『日光をランナーの聖地』とする


 てことで、11月29日(土)に、「第1回日光ハイウェイマラソン」が開催されます。


 土曜日開催なのは、翌日の30日(日)には、同じく第1回の「日光いろは坂女子駅伝」がセットで開催されるからなのですが、こちらは大学女子駅伝ってことになってます。

 男子の箱根駅伝のように、4・5区の選手は、いろは坂を上っていくんですって。



 いろは坂は、30年くらい前に下から上まで走って上ったことがあります。

 うん、面白かった~。距離もちょうど良いくらいで、箱根ほどの難所でもないですね。

 車と猿には注意。。。


 あと男体山の駆け上り・駆け下りも。あの時に、登山競走の適性がないことがはっきりと分かりました。上りは得意でも、下りが全然、、、


 中禅寺湖周辺、戦場ヶ原周辺等々、あのあたりは走れるところがたくさんあり(走っちゃいけないところもあると思います)、合宿なんかも出来ます。


 ランナーの聖地になるのか!?