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鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

@runnerのCEO、e-Athletesヘッドコーチの鈴木彰が、なるべくプライベートな部分は避けつつ、主に概ね40歳以上のミドル・シニア(中高年!)ランナー向けにランニング関係のあれこれを綴ってみようかなってとこです。

 私達のメールマガジン「BEST RUN!」


「まぐまぐ大賞2014」スポーツ・アウトドア部門


2位に入賞!しましたぁ!!ぱちぱち



 まぐまぐ大賞は、メルマガスタンド「まぐまぐ」様が主宰する、今年最も輝いたメルマガを決定するイベントです。


 2008年以来、6年ぶりに復活したものですが、これまで同部門では


 2006年 2位

 2007年 3位

 2008年 3位


 という結果でした。


 う~ん、なかなか1位は取れないけど、「もっと頑張れ!」ということだと受け止めて、来年こそは!!(来年もやるのかな?)


 受賞にあたっては、たくさんの読者の皆様からご推薦とご声援をいただきました。本当にありがとうございました。



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人間としての基本・共通性



 医学の場合は、人間という生物としてのコレを基盤としているわけで、「人間は、1人1人違う」といっても、やっぱり、「同じ人間」である部分はあるわけです。


 スポーツの世界では、運動生理学という分野で、どういう刺激(トレーニング負荷)をかけると、身体はどういう反応をするのか~ということが長年研究され続け、それが現場にも生かされています。


 ここのところから大きく逸脱する人間はいません。いたら地球人ではないかも知れません。

 ただ、小さく逸脱する人は少なからずいます。「イレギュラー」として分類される人たちです。いわゆる「天才」も、この一種です。まったく真逆のイレギュラーの人たちもいますが、、、



 基本・共通性は、いわば、木の幹のようなものです。そこんところは、そうそう揺らがないわけでですが、幹の先には枝葉があります。

 ここんところが多様性や個人差のあるところで、同じ幹から出ても、同じような枝ぶりになるとは限らないわけです。


 木の枝の太さや長さがどうして1本1本違うのかは知りませんが、枝としての共通性は必ず兼ね備えているでしょう。


 ランナーの場合、心肺機能や筋肉の特性、水準などに、1人1人、いろいろな違いがあるわけですが、これもやはり、人間という共通性を持った上で、個々の特性が出てくる部分であるわけです。




 100人いれば、100通りのトレーニング法がある!?


 最後の最後はそういうことになります。ただ、それは最後です。


 一見、突飛なトレーニング法のようでも、きちんと分析してみると、既知の知識で説明できないものは、あまり多くありません。もちろん、未知の人間の特性もまだ眠っているはずで、その開発に従事している研究者や指導者もいますが、それらとて、人間の共通項目であるはずです。


 その上で、幹から枝が出て、枝から葉が出て~という、個々の特性に応じたアレンジをしていくと、最後の最後は、1枚ずつの葉っぱを語ることになり、そこに100人100様のトレーニングがあることになります。


 このことは、理論や方法論を無視し、自己流で自分に合ったトレーニングを見つければ良い~という理屈とはまったく異なります。

 最初に基本や共通性があるからこそ、そこから個々の特性に応じたアレンジ、発展性があるのです。


 ピカソだって、最初からああいう絵を書いていたわけではありません。箱根の彫刻の森美術館へ行くと、若い頃の精巧なデッサン画を見ることができますよ~。



  つづく


 私は以前、大学生の就職指導を仕事にしていた時期がありました。


 で、3年生になると、自己PRだの、自己分析だのと、いろいろ本格的な指導が始まるわけで、真面目な子たちは、あれやこれやとむりやり自分の長所や短所を並べて、話したり、書いたり~という作業を重ねていくわけです。


 でで、たいてい1学年に1人か2人は、「自分には長所も短所も、特性も何もない。趣味もない。普通です。」といってくるやつがいやがります。


 普通― 本当に普通の学生なら、「ああ、就活が始まったな。自己分析とか、面倒っちぃけど、やんないといけないな。なんかテキトウなこと書いて、これ明日までに提出しないといけないな…」とか考えるものです。それが普通です。そして、個々に、やっぱりなんらかの特性があるわけで、性格も含めての個人差があります。それが普通の子です。


 件の学生は、あまのじゃくだかひねくれ者だか面倒くさがりやだか大人を舐めてやがるだとかいう特性があるわけで、本人がそれに気付いていない(=自己分析がまだ足りない!)か、気付いているからこそ、そういう言動に出るということがあるかと思います。

 どこが普通じゃ、コラ!という感じです。



 ランナー的に「普通」というのは、特別な素質や高い走力があるわけではない…という意味になるのかも知れません。「凡庸」と同義かな?

 しかし、個々の特性・個人差はやっぱりあるわけで、普通ではあっても、多様です。


 多様であるからこそ、画一的にあれこれ出来るわけではない…というところがあるわけで、それがランニングという単純で簡素なスポーツを、良い意味で難しくしてくれます。


 


 「同じ人間だから」~と良く言いますが、人間としての基本・共通性と、人間としての多様性・個人差は分けて考えないといけません。


 普通だから、何もない。なんでも同じ~ではなく、普通だからこそ、多様で、あれこれいろいろ違うということに気が付くと、トレーニングもいろいろ違ってきます。



 つづく~



 スポーツですから、故障も体調不良もありますが、今年もけっこう主力級が何人か外れちゃいましたね。。。


 中でも明治の八木沢くん!!

 学生ランナー随一のスピードランナーで、秋口も好調!…だったと思っていたのですが、、、やっぱり故障?


 箱根のヒーローになれるかどうかはともかく、そのスピードは、将来を期待されるものですので、ここでどうこうというよりも、長い目で見てきちんと復活してほしいなぁ。。。



 毎年毎年、スーパー高校生!が何人も関東の大学に進学し、ルーキーが箱根を席巻するものの、3・4年生になると、大きな故障をしたり、調子を落としたり…みたいなことがけっこうあります。


 また、そこを潜り抜け、実業団に進んで再度ルーキーとして活躍しても、やはりその後、数年で故障、不調、そして消えていくみたいなパターンも。。。


 そうやって、結局、マラソンに行き着かないまま、多くの若い選手が早くに終わっちゃうのが、この世界の今ある問題点の1つです。

 キャリアも実力もスピードもある実業団のトップ級って何人いるの?みたいな。



 八木沢くんも、スーパー高校生の1人でしたが、進学後、順調に成長し、4年目の今年もトラックでは大活躍だったんですが、、、


 ただ、同じ明治の先輩で、やはり超スピードランナーでありながら、4年生時に故障したきり、鳴かず飛ばず気味だった鎧坂選手(現旭化成)が、今年てか先日、10000mで日本歴代5位(国内史上最高)のタイムをマークして大復活!を遂げていますので、そういう脚休めの時期も必要なのかな…とも思います。


 そういう駅伝ってどうなの?てこともありますが、、、




 八木沢くん~ヤクルトに進むとかいう話ですが、奥山監督の現役の頃と似たタイプですので、数年後にトラックで日の丸を目指してもらいたいなぁ~。

 そして、東京オリンピックだ!!


 近所のお気に入りの和食屋さんが、なんと


  ミシュラン東京で ☆1つ 獲得しました!!



 げ、すげ~な!…

 

 決して高級店ではないんだけど、これからは予約が取り難くなるのかな、、、

 


 お客さんが増えすぎるといやなので、詳しい話はしません。。。