最初の決勝種目 女子マラソン~
記者会見で日本勢は、「メダル」を口にしましたが、果たして~。
けっこうな顔ぶれが揃い、ランキングだけ見れば、苦戦は必至ではありますが、「世界で3番目の実力がある」のと、「世界陸上で3位に入る」というのは必ずしもリンクしているとは限りません。ましてや8位入賞ラインとなると、なおさらです。
この点では、野口選手が言うような「何が起こるかわからない」というのは確かにそうで、事実、アテネで彼女が金メダルを取った時は、奇襲作戦が奏功し、女王ラドクリフを撃破し、読みを誤ったヌデレバの追撃をかわしたわけですから。
何が起こるかわからないから、日本勢のメダルに期待する~ということではなく、果たして何か起こるのか、その展開を見るのがマラソンの面白さでもあります。
男子ほどスピード化していない女子の場合、五輪や世界陸上では、比較的スローな展開で始まり、途中、1回か2回のペースチェンジで集団が絞られていく傾向が強いようです。
今回もスタート時の気温がけっこう高いという話もあり、最初からグイグイいく感じにはならないかも知れません。その場合、トップ級のスローペースが、日本勢の適正ペースとして進んでいく可能性もあります。
そうなると、切り替えどころでの勝負になりますが、ここからが「何が起こるかわからない」正念場となります。
意外と暑さとスローペースで消耗し、脚を残し切れていない選手が脱落していったり、勝負にこだわるあまり、過酷な先頭争いに加わった挙句、潰れてしまったり~と、サバイバルの様相となってきたところでは、付かず離れずで脚を温存していた選手が順位を上げていく~というのはよくあることであり、日本勢が得意とする戦法でもあります。
まあ、野口選手や福士選手の場合、もっと真っ向から向かっていきそうな気もしますが、それならそれで、また違う楽しみを味わえそうです。