マラソンのスピード その3 | 鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

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@runnerのCEO、e-Athletesヘッドコーチの鈴木彰が、なるべくプライベートな部分は避けつつ、主に概ね40歳以上のミドル・シニア(中高年!)ランナー向けにランニング関係のあれこれを綴ってみようかなってとこです。


 「東京」の川内選手、30kmの通過が1時間30分数秒くらいでしたよね~。この後の5㎞がちょっと落ちて、その後またがんばったわけですが~。


 3分/kmで押して30kmが1時間30分00秒―。3分/kmで20kmを走り通せる選手は日本には山ほどいますが、30Kmとなると、激減します。青梅でも熊日でも、優勝ラインになってきますね。

 その山ほどいる20㎞;60分以内ランナーが、もっとスピードを付ければ30Kmを1時間30分で行けて、更に余裕を残せるのか?と言うと、果たしてどうでしょう。。。


 おそらくは調整レースだったと思われる丸亀ハーフでの川内選手のタイムは62分台~何位でしたっけ?8位とか10位とかそんな? まあ、もっと速い選手はいくらでもいるということです。



 要は、30Kmを1時間30分で通過し、まだ余力を残すために必要なのが、必ずしもハーフを60~61分で行く力だけではないのでは?ということで、にもかかわらず、日本の男子マラソンは、スピード化・高速化の呪縛で、そこにこだわり過ぎて来たのではないか?と思うわけです。



 30㎞からがマラソン


 ってよく言います。ホントウにそうですね。

 昔、宗茂さんが、「30kmまでは鼻歌でも歌いながら走って、そこからあと12㎞が真剣勝負」みたいなことを言っていましたが、どんなにスピードがあっても、30kmで尽きちゃったらマラソンでもなんでもありません。


 そうそう、やっぱり宗さんたちの頃ですが、国体に、35kmスピードマラソンというのがあった時代があります。

 これは当時、なんだそのハンパな距離は??と思っていましたが、これは今考えると凄いです。30Kmじゃなくて、35km~しかもそれをスピードマラソンと呼ぶとは!!まさにマラソンのスピードですよ、35kmの疾走能力は!


 川内選手なんかは、ハーフのスピードはそれなりでも、この35Kmの疾走能力は格段に高かったのだと思います。



 そういえば、リディアード式のトレーニング例にも、最後の仕上げ段階に35Kmタイムトライアルというのがあったりします。1か月くらい前にこれで仕上げて、それから調整に入っていくわけですね。これも良く考えたら凄いな~。さすがリディアード師匠、何十年も前からそういうの、やってたんだ。。。


 昨今、35Kmはともかく、30Kmレースが全国からほとんど消え失せてしまいました。ハーフのスピード強化を意識するがあまり、30Kmの疾走能力まで失っているのも、そのことと関係ないわけはないと考えています。



 私も初マラソンまでに、30Kmレースは3~4本やっています。そういうのが普通だった時代ですし、それだけ30Kmレースもいっぱいありましたね。