ランガール★ナイト」実現のため、それぞれができることを探し、動き出した。

デザイナーの清美ちゃんはロゴを作成し、サイトのデザインを進めた。

STEP」発行人で構成作家という超多忙な白滝さんは、仕事の合間に時間を捻出して
会場候補として挙がったスタジアムなどに問い合わせの電話。

託児所リサーチを担当するモデルの五明さんは会議翌日にはその結果を報告。

スタイリストの工藤さんはリースをしながらプレスにランガール★ナイトの宣伝開始。

パラカップを主催する森村さんは運営にまつわる様々な業者の見積もりをリサーチ。

うだちゃんとフラウの編集部チームは増田明美さんや中野ジェームズ修一さんをはじめ、
陸上界の著名な方々にランガール★ナイトについてお話していった。



そして、東京マラソンEXPOの日。


某ブランドのトークショー出演のために会場に駆けつけた
うだちゃん、工藤さん、そして大原里絵ちゃん

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東京マラソンの会場でひときわ華やかで目立つ3人組に加え、
仕事のために駆けつけた白滝さんと、企画書40部を持って駆けつけた私。

ランニング関係者が一堂に会するEXPO会場で、突撃営業が始まった。

各メーカーのブースを訪ね、企画書を渡しながらランガール★ナイトの説明をする。
谷川真理さんのトークショーが終わるのを待って、突撃。
カフェスペースで有森裕子さんが休憩しているのを見つければ、突撃。
人気モデルのマネージャーを見つけたら、迷わず突撃。

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結局1日がかりでかなりの数のメーカーのブースをまわり、
大量にコピーした企画書のほとんどがなくなった。

とはいえ、この時点で企画書に書いてあったことはまだ夢ばかり。
会場も未定、人数は2000人(この数字の大変さをまだ知らなかった)、
開催日も未定、運営会社も未定、協賛も後援もぜーんぶ未定。
とにかく、「私たちは立ち上がりました!」
「女子による、女子のためのラン祭りをやりたいんです!」って宣言だけ。

受け取ったメーカーの担当者の方々も「変な女の子たちが何かやってるな~」
程度にしか思わなかったに違いない。

でも、この日企画書をばらまいてしまった時点で、
私たちの覚悟は決まってた。
もう後戻りできない。
やるしかない。
夢は絶対に現実にする。

しかしこの数日後、本当に「大会を開催できる」という可能性が見えてくるとは
この時は誰も知らなかった。


written by kiriko kageyama