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ガムペンペット


北タイの南側を回って歴史公園を見に行こうという旅ブログの4回中3回目です。

2泊3日でピッサヌローク〜スコータイ〜ガムペンペット〜おまけのターク(タークは歴史公園関係ない笑)を回ります。



今回の歴史公園巡りブログその③はガムペンペットです。



スコータイバスターミナルから出てるガムペンペットも通過するバンコク行きのバスに乗りました。乗るときに歴史公園で降りたいと伝えたらそのようにしてくれました。チケットは81バーツ。



ただし、ガムペンペットの歴史公園ってエリアがふたつあるんだけど、北側にある大きい方のエリア入口付近が一車線追い越し禁止道路なのもあってバスが停車できなくて、南側の入口の付近(ラックムアン前)に降ろしてもらいました。


南側エリアの入口付近(ラックムアン)から北側エリアの入口は2kmほど離れているのでグラブタクシーを召喚。すぐつかまったし35バーツで行けました✌️✌️✌️(*^^)v





歴史公園の猫さんです。声かけたらびっくりされたので逃げられるかと思いきやスリスリの大サービスでした。



歴史公園北側エリアにて2つのエリアの共通入場券を150バーツで買った。受付のおばちゃんが「タイ語話せるの?だったら、自転車はないけど案内用の車があるからインフォメーションに聞いてみて」と教えてくれました。


インフォメーションの前にさきほどのおばちゃんが言っていた案内用の車ののぼりが置いてあった。けどよく見たら「御年寄と障害のある方向け」の文言。まあでもおばちゃんが勧めてきたんだからええやろと思ってインフォメーションできいてみた。


フレンドリーなおっちゃんが「御年寄と障がい者のためのものなんだけど……今日は歴史公園を見に来てる人がいないから車使っていいよ😊😊😊」という謎の前置きをはさんで許可をくれました。そして謎にノリノリで準備してくれた。


というわけで乗った車がこちらになります。⬇️⬇️

案内用の車、と書きましたがタイ語ではロットファイファーと言われたので最初は自分で運転するやつなんかな🤔とか考えてたけど、職員さんが運転して案内してくれました。


ちなみに、インフォメーションにはちょっとした展示物もあって、エアコンもガンガンきいてたしいい場所でした。


さて、歴史公園職員さんの運転によるツアーですが、主要な場所を3つほど職員さんの解説付きで回ることができました‼️‼️


職員さんは最初英語で説明してくれてたんだが、ちょっとず〜つタイ語わかるアピしてみたらタイ語も合わせて説明してくれて嬉しかったです。職員さんのおにいさん自身はあまり英語が話せないと言っておられたが、英語をあまり解さないわたしがちゃんとわかるわかりやすい英語でした。タイ語の説明も、外国人がわかりやすい単語のチョイスが絶妙で、おにいさん一体何者……???みたいな。多分学芸員さんだったんじゃないでしょうかね。只者じゃないおにいさんでした。


案内してくれたおにいさんへの感動はとりあえずここまでに555おにいさんと回った3つの遺跡を紹介します。


1つ目はワットチャーンロープです。

名前の通り、象が周りを囲ってます。


ワットチャーンロープはスコータイの象つきの仏塔より象の頭数が多くて、なんならタイで一番周りを囲う象の数が多いんだとか。ヒンドゥー教の神様とその使いの像が門の前にいて、門のなかが天国なんだそうで。


ガムペンペットの遺跡全部にいえるけど、もともとは白かったが色が剥げて茶色になってる。建物の材料(ラテライト。タイ語ではシッラーレーンศิลาแลง)は地面を掘って用意するんだが(国立博物館でも紹介されていた。詳しくは後述。)、その掘った跡がチャーンロープのすぐ近くにありました。でけー穴。



車から見たワットチャーンロープ。台座だけが残っている。



その次にワットプラシーイリヤーボット。仏像が4面にあるやつ。道路から見える面が一番損傷してるので一見地味に見える。


4つの像の内訳は、直立、寝てるやつ、座ってるやつ、それから遊行仏です。


座ってるやつについては、右手を下におろしてるスタイルがスコータイ様式が好むやつらしいんだが、これは悟りを開く直前に集中を妨げようとやってきた悪い奴をとっちめるためにメートラニーを呼び出してるファイティンポーズだとのこと。ちなみにこの場面は寺院壁画によく描かれているがそこと繋がるんか〜〜とおもいましたね。

なお、両手を重ねる瞑想のポーズは悟りを開いたあとのものだが、悟りを開く前のメートラニー呼び出しポーズにするか、両手を重ねて悟りのポーズにするかでアユタヤ様式とかと違いがでてくるそうです。おにいさん曰く価値観の違い、だと。まあわたし仏像はあまり詳しくないんで説明はこれくらいにしときますー。



これ⬆️は遊行仏。プラプッタループリーラーのリーラーてかわいいよねなんか。リーラーやで。優雅という意味ですが猫の名前にリーラーていくね?(どうでもいい)



こちら⬇️は座ってる仏像になります。遺跡の中で寝てたワンちゃんが突然登場してきた。



この4面仏像、もともとは建物で、4つの像を見るためには1回1回建物出て別の入口から入って、ってしないといけなかったらしい。


ちなみに、この寺の道路挟んだところに一般人用のトイレの跡もあった。僧侶は寺の中のトイレが使えるが、パンピーはそうではないため。トイレの近くには井戸もあった。井戸があるのはトイレのときに井戸から水を持っていって使うからです。



最後3つ目はワットプラノーンです。巨大柱に注目。これは素材が地面から掘ってきたシッラーレーン(ラテライト)そのままの塊なんだけど、幅1m高さ10メートル重さ十数トンという巨大なものなのにどうやって立てたのかわからないという。しかも12本もある。ピラミッドと同じような謎。どうやって運んで建てたのか???



あと、寝仏像がもう壊れちゃってるけどあったんだが、落ちた足(組み立て用の穴つき)が残ってました。他の像は小さいブロックを組み上げて作ってるのにこいつは大きなひとつの石を削ってパーツを作って組み合わせてたことがこの落ちてたパーツからわかる。古代の巨大レゴって例えられてて草だった。



なお、頭も落ちてたけど半分になってたのでベンチにしかみえない。観光客に間違えて座られて職員さんが「それ仏像の頭なんです〜😖😖座らないで〜」って説明しに走るはめになるらしい。このワットプラノーン自体が場所的にも疲れてくるところにあるからな555

※頭です。画面の中でこっちに向いてる真っ平らな面がもともと壁に張り付いてた面で、突起が仏像の頭の炎(日本の仏像でいうならイボイボみたいな笑)の部分です。向こう向いて寝てるみたいな。



ワットプラノーンの柱の奥にチェディがあるんだが、ここまでほぼ完全に残ってるのは歴史公園内でもないとのこと。上の方だけ欠けてるのは、50〜100年前くらいまでチェディの上の方の部分を素材にして小さい仏像とか仏を掘ったちっちぇえ板(プラクルアンやな)を作るとご利益があると言われていたためですね。わざわざ上まで登って材料調達してたらしい。



おにいさんが案内してくれた3つの建物は年代が100年ずつちがうという。4面仏像が600年前、チャーンロープが500年前、巨大柱が400年前だったとおもいます。記憶違いでなければ!



最後に歴史公園南側入口付近の車で行けるところまで送ってくれました。バスターミナルまで送ろうか?とも言ってくれたんだけど次に行くのは歴史公園南側エリアだったので🥹🥹でもとてもありがたい。とても良い時間になりました。おにいさんに感謝です。




歴史公園の南側エリア入口へ向かいます。その道中に国立博物館があります。歴史公園に入る前にエアコンの効いた国立博物館で一休みです。



歴史公園北側エリアで見た建築物に使われている材料がこれ、ศิลาแลงシッラーレーン、またの名をラテライト。ラテライトて何?てかんじなんですが、タイくらいの緯度の地域に広く分布する土壌の種類で、土と鉄やアルミニウムの水酸化物が混ざったものだそうです。レンガとかみたいに焼き固めたものではないということ。地面から掘ってきて建築物の材料などに使ってたそうです。これ⬇️をみたらわかりやすいかと。

これはガムペンペット国立博物館の展示です。昔のガムペンペット人はこーいう作業をしていたと。ヒーこんなの割れるんかいな〜〜。(岩石としては「やわらかい」んだそうで???)



国立博物館のあと歴史公園南側エリアへ。北側エリアほど大きくないですが残ってる遺跡はとても良かった。



顔のない仏像、なんかどこかで見たな。宝石の国感がある。





これにて歴史公園巡りはおわり。もらったパンフレットとチケットがたくさん。楽しかったね。


ホテルは次の日バスターミナルでタークに行くのでバスターミナル付近にしました。ピン川を渡ります。博物館でピン川というワードを何回も見ました。重要な交易スポットだったようです。それにしても橋渡ってみたら思ってた以上に大きな川でした。



ホテルは、バンガロー形式。一見ホントにホテル?ていうかんじ、というかホテル運営してる一家のおばあちゃんが訛りすごすぎて何言ってるか全然わからなくて横転した55555部屋は思ってたより全然大丈夫で安心。少なくともトイレ行き渋るようなレベルじゃないしエアコンも効くし虫もいないし良い宿。




ここ2日でたべたまともなご飯が1日目のピッサヌロークで朝に食べた足ぶらクウェイティオだけだったのでここらでちゃんとした夜ごはんを食べようと思いリバーサイドのレストランへ。




ピン川沿いのレストラン。歌の演奏もありいい雰囲気。イサーン料理のお店だが料理もおいしかったです。




レストランからの帰り道、ガムペンペットて夜でもあまりゴキいないのなー、ヤソートンはゴキさまの楽園だったけどな〜とか思って歩いてたらゴキが何匹も暗い夜道を黒光りして走っていったから油断ならねーよほんと。でかいんだよ。外にいるゴキがよ。




歴史公園巡りブログ第3弾ガムペンペットはここまでです。次回は歴史公園ないけど近いから行ったタークのメーソート(ミャンマーとの国境の町)です。