愛知県江南市界隈、草井道を歩く、その②、常観寺~江南駅。 | 歩いて走って登って、毎日ビール(・・・日本酒も)。

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体を動かすのは好きなのです。
体を動かした日でも。
動かさない日でも。
・・・ついつい今日もまたビール!
・・・いや最近は日本酒にはまり中・・・。

 

***前回の記事、その①よりの続きです***

 

おっちゃんありがとう。

常観寺と龍神社、思わぬ見どころポイントが続いたため予定ベタ遅れで再び歩き出します。

このあたりは街道消失区間です。

常観寺の石標どおり北に5丁(約500メートル)歩くと立派な高架駅が見えてきました、名鉄布袋駅、ここにあの道標石標があったはずです。

 

布袋駅ずいぶん立派になってました。

いや、歴史を伝えるあの寺標道標、新駅のどこか(できればホーム)に置くことできないのかなぁ?

記念モニュメントは置く場所あるのに・・・。

 

 

このモニュメントを皮切りに布袋さまが次から次へ現れる笑。

 

 

この布袋さまの立ち並ぶ通りを歩いていると布袋像建立碑というのがあって、ふんふん。

布袋地名の起こりは・・・。

地の果てのような土地だったので「はての」→「ほての」→「保天野」→「布袋野」→「布袋」。

マジか、諸説ありそう笑。

 

さて再開発された布袋駅近くから一転、ここから旧街道、そして布袋の旧市街的エリアに入ります。

右に曲り覗き込んだだけで雰囲気が伝わってきます。

 

案内板もあって史跡散策もアリの町のようです。

 

このお宅は奥の方まで統一感があるしメチャキレイにリニューアルされてるな~。

 

唐突に堂々たる門が現れました。

独特のなまこ壁、廣間家の門

 

いろいろてんこ盛りに、細部も手の込んでる造形ですこれは。

 

元々は生駒屋敷の中門で明治に入って移設されたもので、六角形は生駒家の紋からのデザインだとのことです。

 

すぐ隣に廣間医院さん、廣間家は生駒家の典医だったと解説に書かれているのですが現代もお医者さんなんか~。

 

布袋の町、横道をのぞき込んでも足の向く景色が見えるのでついつい寄り道だらけ。

 

一風変わった二階建て。

 

瓦も面白い形で、なにを表してるんでしょうか?

 

 

破れが多く荒れてしまってますが、角の元呉服店の三階建て建物は驚き、隅櫓みたいです。

 

布袋の町、こんなに昔の雰囲気を残してるのは知りませんでした、歩きがいあります。

 

 

馬頭さまの案内があるのでご挨拶。

 

 

リアル系の馬頭さま、三面のお顔、表情まで細かく表情を違えてますね。

 

この三連の屋根どうなってるん?

 

キョロキョロしながら進みます。

 

広めの間口に直線的デザインで、要所に銅張の美しさ。

 

 

玄関にmy橋?

 

 

古民家和菓子屋さんがありました、大口屋さん、これは入らねば!

 

店員さんにお勧め聞いたら、あんぷさんきら?魔法の呪文か?

餡麩三喜羅(あんぷさんきら)、麩まんじゅうの名前でした。

写真忘れて全部食べてしまいましたが、お土産をいろいろ買って美味しくいただきました。

 

そして、これは調べてた、酒蔵登場です、直売してるかまではわかりませんでしたが扉が開いてます。

丸井合名会社さん。

 

「御酒所 創業寛政二年 丸井村瀬酒造場」

レトロ看板が堂々と架けられた古民家酒蔵はホント良いなぁ~。

 

中をのぞいて蔵の方に聞いてみると直売ありでした。

そしてこの日はお休みの日(定休日まで調べてなかった)でしたがたまたま荷物入れかなんかで扉を開けていたタイミングなのでした。

ラッキーにも対応していただき無事お酒を買うことができました、ありがとうございました。

「楽の世」GETです。

しっかりとしたお味ですぐに夕飯とともに美味しくいただきました。

 

 

背中は重くなりましたが足取り軽く進みます。

 

 

 

これは三国湊のかぐら建て的な妻入り建築で特に目を引きます。

 

こちらも酒蔵さんのはずですが看板等はかかっていません。

 

いつも見ぬ顔知らぬ顔の旅人としてはちょっと・・・。

明らかに挙動不審だろうけど通報しないでねとお願いします。

 

町はずれまできました、布袋の町、想像以上の懐かしい町並でした。

 

川を渡り旧市街を抜けても現在では民家が立ち並びます。

そんな中に石物が見えました、見落とさなかった自分を褒めます、・・・あれは?

 

やりました、道標ゲットです。

右 古知野 草井

左 布袋 名古屋、道

大正九年の道標、草井の地名が出てきたのは嬉しいですね。

 

そしてこの日最後は街道から少し外れて、名鉄犬山線利用者にはお馴染みのあのお方に逢いに行きます。

 

キタキタ。

 

こちら東海地方では有名な布袋大仏さまです。

 

解説によると奈良東大寺の大仏さまよりも2メートル高いそうですが、個人管理で少々荒れてきていて先行きは心配です。

 

あああの踏切の向こうから見るとアレか!

 

アレとはコレ、ファンキー大仏さまとして有名な布袋大仏さまでした。

 

その後は郊外の道を比較的淡々と進みます、もう今日は完歩は無理なので分割です、

 

 

タイル張りの美しい蔵がありました。

数々の蔵を見てきましたがこのタイプは初めてです。

 

 

道標?!

 

排水路開設記念の石碑でした・・・。

 

山神さま他。

 

摩耗が激しいけど馬頭さまかな。

この街道の路傍の石仏は馬頭観音さまが優勢のようです。

 

見たこと食べたことない天狗ハムが激しく気になるぞ・・・。

 

今日のゴールは江南駅、次回はここから再スタートです。

おそらく4キロほどしか歩けていないよ笑。

 

駅の地元物産紹介の一番下の二つは今日の土産としてゲットしてます。

 

ログ。

 

 

なかなか史跡の多い草井道、スタートが遅かったのもあってまさかの分割。

行き当たりばったりもなかなか楽しい草井道前半でした。