愛知県江南市界隈、草井道を歩く、その③、江南駅~高屋町石仏群。 | 歩いて走って登って、毎日ビール(・・・日本酒も)。

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体を動かすのは好きなのです。
体を動かした日でも。
動かさない日でも。
・・・ついつい今日もまたビール!
・・・いや最近は日本酒にはまり中・・・。

 

***前回の記事、その②より続きです***

 

わずか8キロほどの距離を分割した、草井道後半です。

今日は名鉄江南駅からスタートです。

この駅は自分の中学生の頃、昭和56年までは古知野駅といい旧町名のままの駅名でした。

その旧市街地、「古知野、街並み」などで検索すると昭和レトロな街並みの訪問記事など同好の諸先輩方のHPがいくつもヒットします。

そしてここは映画「20世紀少年」ロケ地商店街になる程なのでした。

(見てるのですがあまり思いだせません、スマホ普及までは情報には疎かったよなぁ。)

江戸的町並みはもちろん大好物ですが昭和的町並みも見たい。
そのあたりをちょっと予習して今日はその古知野訪問です。

ほんの10~15年前の景色をネットで見て期待を膨らましていましたが・・・。

 

 

前回中断地点に立ちます、ここから北にスタート。

 

大規模修繕?あんな高い場所の足場をへーちゃらで歩いてて驚嘆です。

 

銭湯、広見湯跡。

残念ながら営業はずっと昔に終えていますがまだ残っていました。

貴重な古き良き時代の豪華看板建築銭湯で保存してほしいほどですがいつまで残るのか・・・。

 

なんだか駅近くの一等地なのに駐車場ばかりがあるような・・・。

 

今回は草井道第2弾でちょっとだけ情報を見てしまいました。

Googlemapで見かけた100メートル程先の報光寺にあるという道標を見に行きます。

「三杯食べたら一杯無料」のラーメン屋さん看板。

一気に四杯食べろってことじゃないよね、三回食べに行ったら次無料ってことだよね?

 

で、報光寺、道標はこちらにあります。

 

折れてますがよく見かける鉄枠補助も無しに修復というか繋いで立てることができるんですね。

西国四国霊場 三ツ渕正眼寺 是ヨリ三十五丁

正眼寺をGooglemap先生に聞いてみると小牧市にあるお寺で、ご当地巡礼の丁石道標のようです。

 

しかーし、横面には・・・。

左 布袋町 小牧町 磐座町 名古屋市 道

 

右 飛保 淺井 宮田 草井 道

明治四十三年の立派な道標でした。

 

豪華な山門です、が、開いてません笑。

 

 

横に回って入ります、本堂もこれまた重厚。

 

 

さて、草井道に戻り再スタート。

この古民家は元呉服屋さんなのですが今これを書きつつ諸先輩方のHPを見てみると昔は両隣りにも同様な街道的建築が並んでいるのですが・・・今は駐車場。

 

この道、街道であり商店街だったはずなのですが、駐車場ばかり。

商店街が住宅街になるならまだしも江南駅まわりはやたらめったら殺風景な駐車場ばかりです、駅前空洞化してない?

駅隣接の立体の大きな駐車場がないからか?

駅西しか見てませんが近くの他の名鉄主要駅にくらべてなんかおかしな空気感の町です。

 

なので空は変に広いのが違和感。

 

ポツンポツン、あるいは裏に入ったところには昔の景色が少し。

 

 

このコンクリート建築を右に。

 

この目の前の通りが「20世紀少年」ロケ地の商店街ですが諸先輩方のアップした写真にくらべるとちょっと・・・それでも賑わいの面影を探します・・・。

 

このあたりは昭和商店街の面影あります。

少し前まではこの手前にとても良い店構えの金物屋さんがあったのですがマンションになってたようでした。

 

ここが唐沢寿明さん演じるケンヂの家だったそうです。

その前には道路元標!

 

古知野町道路元標。

ここが古知野の町の中心的位置だったのでしょう。

 

街道は真っすぐですが左の商店街も覗いてみます。

 

10数年前の写真に比べても変わりっぷりが激しいな古知野町。

昭和レトロな街並みも風前の灯火なのでした。

 

このあたりまで来ても駐車場は多い。

 

名残の愛栄通商店街のアーチが寂しげです。

 

公園にポツンとレトロジャングルジム?

 

期待の昭和レトロ商店街は残念ながらほぼ見られなくなっていました。

シュンとした気分で街道に戻ります。

 

こちらのお宅はどうやらリニューアル工事中のようです、いつまでも街道に残って下さい。

 

 

 

この角のお店を抜けると段々と昔からの町から外れていきます。

 

 

住宅街も郊外的になってきたころ、お堂らしき建物と石物が並んでる一角が見えました。

 

お稲荷さん、そしてお堂まわりの石仏群!

 

超個性的な手前の江戸中期かなり古い明和三年のお地蔵さまも目を奪われますがその後ろ!

 

道標馬頭観音さま!

右 いぬ山 つがを 道

(左?) くさい かのこ 道

真っすぐ草井に向かう道と右手に分かれる犬山方向に向かう道の道標です。

継鹿尾、大きな町ではありませんが今でも紅葉名所で多くの人を集める寂光院参拝の人が当時も多かったのでしょうか。

これはおそらくはフォント的に江戸期のものでしょうし、それなのに超ハッキリ読むことができる状態だし、馬頭さまの道標はあまりないし、落ちていたテンション上がりまくりです!

今まで見てきた石仏道標の中でもこれはお気に入りや~!

・・・しかし剥落してきてるのが心配です、貴重なものだしコーティング的ななんかして表面保護とかできないかな。

 

ホントこの道は馬頭観音さま多いな~。

ということは旅人か荷運びかわかりませんが交通量は多かったんだろうと思われます。

 

もしかしたら馬頭さまこの分岐なんかに建っていたのかもと想像します。

 

もうこのあたりまで来るとゆるやか伸びやかな道のラインのみが旧街道の面影。

 

ん?

異国の像が路傍に。

 

 

この日は春の嵐でとんでもない強風の日でしたが春がそこまできてる・・・。

その強風に乗って花粉がくるくる、マスクしてても鼻と目が大ダメージ。

杉植林帯の登山道並に花粉が猛来襲中で、きれいな青空ですがツライ道中です。

 

お昼時なのでちょい道を離脱してうどん屋さんに緊急避難、しばらく安静にしましょう。

 

 

美味しくそばをいただきながら、続きます。