期待の新人‐2‐
新人は私1人……
この病院のスタッフは有名な病院で
洗練され地元に戻ってきたエキスパート達。
「初めまして。今日から宜しくお願いします」
挨拶するも……
みんなの見る目は冷たかった。
前評判で
総婦長が期待している
‐期待の新人‐
みんなプライドの塊だというのが
ひしひしと伝わってきた。
期待の新人‐1‐
就職
病院に採用されたのは4人。
1番忙しい病棟に配属された。
内科、循環器科、眼科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、
ICUが集まる混合病棟。
救急指定だから
救急車のサイレンが聞こえれば確実に搬送される
初日に総婦長に呼ばれた。
「あなたには凄く期待してます。 頑張ってね」
「……はぁ 」
「あと髪は真っ黒にして下さい」
まだ仕事もしてないのに
かなりの期待をかけられていた。
看護婦は相応しくない
そんな自分の気持ちとは裏腹に……
周りの期待だけが
独り歩きしていた。
もう1つの家族‐5‐
僅か半年。
家族に何も告げずに
私はこの地を去った……
心ちゃんとは今でも仲良しだ。
だけど心ちゃんはいつも会うと謝る。
「ルナ……あの時助けてあげられなくてごめんな」
そう言って。
この地を去る前に
1度だけ助けを求めた。
だけど心ちゃんは
来てくれなかった……
あの時私が言った言葉を
未だに引きずってる心ちゃん……
「絶対助けてくれるって言ったじゃん! 心ちゃんの嘘つき!!」
心ちゃんを
傷つけてしまった……
出来ない事は
絶対言わないと誓った日。