クローバー(ノンフィクション小説) -34ページ目

類‐13‐


仲が良かった友達が犯罪を犯した。

友達思いの幸也はいけないと分かっていながら
その友達を逃がした。

それで幸也は犯人隠避の罪で逮捕され
未成年だった事もあってか保護観察処分で済み、今も定期的に保護司に身上報告をしているそうだ。

経験のない私には
それが本当かどうかは分からなかったが
その後友達は幸也の前から姿を消した……

裏切られたんだ。

激しく怒る姿を見て……
憎しみを感じた。


他にも色々話してくれたが
その幸也の闇に……

少し恐怖を感じた。


何故なら幸也は……
わたしと同じ。



きっと……
『類』

類‐12‐


「何でルナさん彼氏と別れちゃったんですか?」
幸也が聞いた。

「あたしが最低な女だからだよ」
そう答えた。

自分の過去を幸也にも話した。
知らない誰かに聞いてもらう方が楽だった……

吐き出さなければ
壊れてしまいそうだったんだ。


幸也は黙って聞いていた。

そして話し終わると
幸也は自分の過去を話し始めた……

類‐11‐


当時幸也には彼女はいなかったが
元カノからよく電話がかかってきていた。

聞けば幸也はしばらく関西に
住んでいた事があって、
その時知り合った彼女と付き合っていたが
別れて地元に戻ってきたそうだ。

元カノによりを戻したいと言われて
困っているとぼやいていた……


翔真は今、
どんな風に思ってるのかな……

わたしはもう
過去の女なのかな……


幸也の話しを聞きながら
そんな事を考えていた。



頭の中は
翔真の事で一杯だった……