豹変‐3‐
ご飯食べにおいでと言われて店に行った。
その日はちょうど仕事で嫌な事があって……
酸素を測る機械が失くなったと
病棟で大騒ぎ
1台10万もする機械とあって
みんな必死になって探していた。
もちろん真っ先に疑われるのは
新人の自分……
みんな口にはしないが
自然と視線が自分へと集中する。
知るかそんなもん
そんなのパクってどうすんだよ
結局、ゴミ箱から出てきて……
わたしじゃない
わたしは知らない
誰が捨てたの?
そんな言葉が飛び交う中
うんざりしていた。
豹変‐2‐
いつも笑わせてくれた。
だけど幸也は1人でいる事が多くて
友達と一緒にいる姿を見る事はほとんどなかった……
私はリエといつも一緒で……
学生の頃以上にリエを大切にしていた。
喧嘩はした事もない。
リエの喜びは私の喜びであり
リエの哀しみは私の哀しみ……
翔真は私が愛した人
身を引いてまでも幸せを願った人……
でも、これが私の……
最大の弱点だった。