クローバー(ノンフィクション小説) -33ページ目

豹変‐3‐


ある日、オーナーから
ご飯食べにおいでと言われて店に行った。

その日はちょうど仕事で嫌な事があって……
酸素を測る機械が失くなったと
病棟で大騒ぎ

1台10万もする機械とあって
みんな必死になって探していた。

もちろん真っ先に疑われるのは
新人の自分……

みんな口にはしないが
自然と視線が自分へと集中する。


知るかそんなもん
そんなのパクってどうすんだよ


結局、ゴミ箱から出てきて……

わたしじゃない

わたしは知らない

誰が捨てたの?


そんな言葉が飛び交う中
うんざりしていた。

豹変‐2‐


幸也はいつも優しくて
いつも笑わせてくれた。

だけど幸也は1人でいる事が多くて
友達と一緒にいる姿を見る事はほとんどなかった……

私はリエといつも一緒で……
学生の頃以上にリエを大切にしていた。
喧嘩はした事もない。

リエの喜びは私の喜びであり
リエの哀しみは私の哀しみ……

翔真は私が愛した人
身を引いてまでも幸せを願った人……



でも、これが私の……
最大の弱点だった。

豹変‐1‐


幸也が変わってしまったのは……
わたしのせいだ。


幸也の言葉が
今でも離れないよ……




わたしは今も
ここに居ます。