クローバー(ノンフィクション小説) -31ページ目

守りたいモノ-1-


幸也が怖かった。

だから
理解してくれてホッとした。

少し距離を置こう……
そうすれば又元に戻れるはずだ。



だが……

私が思うよりも早く
幸也が行動を起こしてしまった。

豹変‐8‐


この後……
幸也はストーカー化していく。

【ストーカー】
当時はまだ広く知られていない時代だった。

故に被害を訴えた所で
理解してくれる者は皆無。

桶川ストーカー殺人事件によりクローズアップされ
この事件をきっかけに翌年2000年に
『ストーカー規制法』が施行された。

奇しくも桶川ストーカー殺人事件は
わたしが全てを失ったのと同じ時期……


計り知れない恐怖と
抜け出せない絶望感……

それはまるで
地獄のような日々だった。


私には当事者の気持ちが
よく分かる




正に
……生き地獄。

豹変‐7‐


素面に戻って落胆した。
自分が犯した過ちに……


幸也は友達だけど
それ以上にはなれない。


その気持ちを幸也に伝えた。

「分かった……」

幸也は分かってくれた。




1度は……