クローバー(ノンフィクション小説) -210ページ目

事件-22-


殴っても蹴っても動じないことに
諦めたのか

男はボソッと「もういい 行け……」
そう言うと逃げるように去って行った。


はぁ?
人の事散々殴っといて
しかも絶体絶命の状況で
ヤられてないなんて……




ある意味屈辱かもしれない…

私は緊迫した状況の中
そんなことを思っていたんだ。

事件-21-


それでも抵抗はしなかった。


男は長身でがっちりしていて
まるで熊みたいな感じ。
そして覆面をし顔を隠していた。


私は見透かすように男の顔を
じーっと見つめた。

事件-20-


畑に引きずりこんだ男は
何を思ったのか殴りだした。


泣き叫ぶ声が聞きたいのか?

それに片手で私の
両手を押さえている。




私は足しか使えない。