コロンビア大学のプロテストとジャーナリズム | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

メットガラで盛り上がっている一方

今、ニューヨークでは

コロンビア大学でプロテストが続いています。

 

 

 

ブルムバーグより

 

 

 

 

「30歳までに社会主義に傾倒したことがない人間には心がない」

 

という言葉を聞いたことがあります。

 

若いうちに政治の現状や社会の不条理に

一度も目を向けたことがない人に対する

批判とも取れる言葉ですが

これは言い得て妙だと思っています。 

 

 

ただこの言葉は

「30歳すぎて社会主義に傾倒している人間には頭脳がない」

と、続き、思想と現実のバランスの難しさに

気づく必要も諭しているのでしょう。

 

 

政治がらみの話題を期待して

こちらにいらしてくださる方は

ほとんどいらっしゃらないと思います。

 

 

それでも

このニュースに胸を痛めている

ニューヨーカーはとても多く

わたしもその一人です。

 

 

 

娘がもしあと数才若くて

コロンビア大学に行っていたら

きっとプロテストに参加していた

一人だったでしょう。

 

 

 

 

 

これまでもニューヨークで

デモなどがあると

「ブラックライブマター」

「イスラエルーパレスティナ戦争停戦」

などには必ず参加していました。

 

 

逮捕された学生の一人が

娘だったという可能性も

ゼロとはいえません。

 

 

image

昨年10月ユダヤ人たちが

イスラエルに停戦を訴える

グランドセントラル駅でのプロテスト

 

 

image

 

ということで。。。

備忘録として今現在

わたしが感じていることを

残しておきたいと思います。

 

 

ご興味がおありの方だけお付き合いください。

 

 

 

 

コロンビア大学ではとうとう

大学側が警察(NYPD)をキャンパスにいれ

ハミルトンホールを占拠していた

プロテスターたちのうち

解散するように言われて

立ち退かなかった人たちを逮捕しました。

 

 

5月1日現在で、

キャンパスの抗議者は1,000人を超え

300人以上が逮捕されたと言われています。

 

 

この事態を受けて

残念なことにとうとう卒業式は

取り止めになってしまいました。

 

 

今年の卒業生たちは

高校を卒業するときもコロナ禍で

卒業式やプロムを断念せざるを得なかった世代です。

 

 

高校に続き大学の卒業式まで中止とは。。。

 

 

 

さらに、

プロテスターの多くは

大学を除籍されるかもという

懸念まで出てきました。

 

このままでは就職取り消しになる

学生も出てくるかもしれません。

 

 

ちょっとこの対応行き過ぎじゃない?

と思うのはわたしだけでしょうか。

 

 

確かに彼らは無断で立ち入りを禁止されている

ハミルトンホールを占拠したりし

行動が過激な点はあったでしょう。

 

 

ただ、訴えていることは

わたしは理解できます。

 

 

アメリカの立場は常にイスラエル寄りで

過去10年間で38億ドル

(5,700億円弱)の軍事援助を

イスラエルに与えており、

イスラエルの武器の70%が

アメリカから輸出されているのです。

 

 

コロンビアでのプロテストの争点の1つは

「アメリカ政府はイスラエルへの支援をやめるべきだ」という主張

 

もちろんハマースが最初に襲撃を仕掛けたことは

致命的なミスですが、

ガザ地区でパレスティナ人たちが

置かれた「空だけ見える牢獄」という

状況を考えると、彼らがいかに

切羽詰まっていたかも

理解する必要があるように思います。

 

 

 

 

 

 

 

ところで、

今週号のニューヨーク誌は

この現場の状況を生に取材している

コロンビア大学の有名な

「コロンビア・デイリー・スペクテーター」誌と

タックルを組み特集を掲載しています。

 

 

 

 

ニューヨーク誌のカバーストーリーお写真複写

 

 

 

ニューヨーク誌のカバーストーリーお写真複写2

 

 

 

コロンビア大学といえば、

ジャーナリズム科は

世界トップと言っていいレベルで

ジャーナリストの卵の

精鋭たちが揃っています。

 

メディアが、彼らが見たこと

感じたことに耳を傾けようとしているのは

これぞジャーナリズムというものだと

嬉しく感じました。

 

 

ニューヨークのメディア&報道といえば

主権を握っているのはユダヤ人です。

 

 

けれど、イスラエルの過激な報復は

もういい加減このへんで

やめておこうよ

と考えるユダヤ人たちも

ニューヨークには多いのです。

 

 

 

 

 

このニュースを聞き

60年代安保の学生デモを

思い出す方も年配の方には多いかも。

 

そんな時代ありましたよね。

 

「いちご白書」の時代。

 

 

あの時代の大学生たちは

今の70代の団塊の世代ですが

ただ無謀なだけではなく

若くても気骨があったと思っています。

 

 

 

もちろん日本赤軍みたいに

テロリストに特化してしまった人たちもいて

手放しには賛同できませんが。

 

最後に。。。

 

ニューヨーク州のホークル知事は

コロンビア大学の首脳や警察、

学生グループと面会し、

キャンパスの安全と表現の自由との

バランスについて議論したようです。

 

 

 

 

 

 

 

!ヨルダンの前国王が危機的な事件が起こった時のイスラエルへの「神対応」

 

 

!別ブログもぜひ覗いてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

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