命がけで謝罪できる国王が守ったもの | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

イスラエルとパレスチナの壮絶な戦い、これまでの中東戦争の経緯をかんがみて、ふと思い出した素晴らしい人がいます。

 

ヨルダンの前国王、つまり現国王のお父上です。

ラーニア王妃の義父にあたる方です。

 

 

前国王フセイン一世が国王であった頃、イスラエルからヨルダンに遊びに来ていた女子高校生が間違ってヨルダンの警官に殺されてしまうというあってはならない事件がありました。

 

アラブの国とイスラエルの間に起こることはどんなに小さなことでも国を揺るがす問題に発展します。

イスラエルが建国されて以来、頻繁に起こる中東戦争。

いつでも一発触発の関係です。

 

そんな時、ヨルダンでイスラエルからきた子供が二人命を亡くす。

ここから戦争に発展してもおかしくない事態です。

 

さあ、お国の一大事です。

 

 

 

 

 

 

フセイン一世はこの事態を重く見て、すぐに行動しました。

さて、何をなさったと思いますか?

 

 

 

 

 

なんと。。。

 

お一人でイスラエルまで行って、その女の子たちの親に会い、国王自らが謝罪したのです。

 

もちろん、フセイン一世には何の落ち度もありません。

 

それに、このタイミングで自らイスラエルに行けば、彼自身が殺されるか、人質に取られ簡単に帰れないかもしれません。

 

それを国王はもちろん十分承知の上でその行動をとられたのです。

 

 

 

 

子供が過ちを犯せば親が出ていって謝る。

 

下っ端の社員が間違いを犯せば社長が謝る。

 

それと同じです。

 

国民の犯した過ちは国王が謝る、

でも、その必要はあるのでしょうか。

 

自分の国が戦争に負ければ、かつてヨーロッパの王族たちは、国民を置いて一目散に逃げ出しました。

 

 

しかし、フセイン一世は違いました。

国民の犯した罪を背負って自ら謝罪にいらしたのです。

 

 

命懸けで行動されたフセイン一世は、国民の絶大なる信頼を集める国王であったことはもちろんです。

そしてそれをきっかけにイスラエルとの戦争に発展することは食い止めることができました。

 

 

 

 

 

それにしても謝るのは簡単なことではありません。

しかもそれが自分自身の過ちでない場合は、さらに困難です。

 

 

 

しかも、アメリカに住んでいると

「I am sorry」は言ってはいけない言葉だと

思っている方が案外多いんですよね。

 

 

なぜアメリカで謝ってはいけないかというと。

謝ったら負けを認めることになるから。

 

 

例えば交通事故を起こし

訴訟が起こった時、

謝ってしまうと

自分の過ちを認めたことになり

訴訟社会にあっては

負け=慰謝料に直結というわけです。

 

 

 

でも、結論から言うと。。。

 

 

周囲からの信頼を集める

きちんとしたアメリカ人は謝ります。

 

 

 

謝ったからといって

損をすることはありません。

 

 

また、訴訟が起こった場合

謝ったからといって

不利になるという話も聞きません。

 

 

特に刑事沙汰になれば

事実関係をきちんと調べますから

どちらが悪くても悪くなくても

法のもと正しく判断されることに

変わりはありません。

 

 

また陪審制のアメリカでは

謝ったほうがその真摯さが認められ

一般の陪審員たちに

良い印象を残すことになり

罪が軽くなったりもします。。

 

 

でも、このごめんなさいという言葉なかなか言えない。

 

 

 

 

例えばそれがビジネスであれば

例え自分の側は悪くなくても

相手に誤解を与えたり

残念な確執がおきたことに対し

謝っていいのでは。

 

 

わたしはわりと目下の人にでも

素直に謝ることができるのですが

 

 

なぜか夫に対しては

素直に謝れないことがあります。笑

 

娘には謝れるのに。。。

 

 

 

つい先週も大きな喧嘩をしてしまいました。

このまましばらく別居しようか。

お互いがそんなことも考えたはずです。

 

 

どうしても簡単には謝れない。

仲直りするのにほぼ1週間かかりました。笑

 

 

 

 

 

しかし、仲直りに関して、過去にこんなことを書いていることをふと思い出しました。

 

 


喧嘩を翌日まで持ち越さない。

仲直りはその日のうちに。
時間が経てばたつほどむずかしくなるのが仲直り。

だんまり戦はできるだけ早く回避。
 


どちらが悪くても自分が先に歩み寄り謝る。

でも、自分から謝ることのなんと難しいこと。

それはみんな同じ。だからこそ感謝される。


最後はユーモアで〆める。

これです。これなんです。我が家は夫のこれでものすごく救われてます。
 

 

本当にその通りだなと、自分で読み返しながら思っちゃいました。

 

 

 

 

今回、夫から歩み寄ってくれたから仲直りのきっかけができたけれど。

彼が歩み寄ってくれなかったら1週間経った今も気まずい雰囲気を引きずっていたでしょう。

 

今度こそ、喧嘩をしても、もっとスマートに仲直りができる「大人」になりたいなとしみじみ思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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