今朝はパークアベニューのどこかのドアマンが
シャベルで雪どけをしている音で
目が覚めました。
すぐに窓から外を見ると
灰色の空とうっすら白いベールを被った
ビル群が目に飛び込んできました。
雪は思ったほどは
積もってないようです。
真っ先に思ったのは
ニューヨークで親しくしていただいている友人です。
昨日日本を発って
今日ニューヨークのJFK空港に
戻ってくる予定なのです。
無事に到着できたのかしら。
多分この程度の雪であれば
まず大丈夫だと思うのですが。
続いて週末から
イーストハンプトンに
大勢で行っている娘。
Find Myのアプリで確認すると
無事にもうマンハッタンに
戻っているようでした。
ハンプトンとマンハッタンをつなぐ
ロングアイランドエクスプレスウェイは
この時期になるとひっきりなしの
交通事故を起こすハイウェイです。
とりあえず無事でなにより。
コンタクトレンズなし生活8日目。
とりあえずあと1週間の辛抱。
ところで先日知人と話していたら
あの日航機墜落事故があった日に
羽田にいたことがわかりました。
当日、ニューヨークに
戻ってくる予定だったそうです。
ただ、事故があった国内線の滑走路は
彼がいた国際線のターミナルからは見えず
最初は何があったのか
全くわからない状態だったそう。
国内線の便はこれ以上もなく混乱
国際線の発着も大幅に遅れ
結局5時間遅れで
ニューヨークに戻ってきたそうです。
彼が教えてくれました。
あの事故が勃発した際
CAさんとパイロットの連絡は断たれており
乗客全員を無事に脱出させたのは
CAさんたちの単独判断での行動だったそう。
あの爆発の後、
全員が脱出する18分の間
炎が室内の回らない設計の
エアバスにも拍手ですが。。。
(通常の訓練は90秒で
全員を脱出させるというもの)
なによりブラボーと言いたいのは
まさに命懸けで
乗客の脱出を助け
命を救ったCAさんたちです。
日本の航空会社のCAさんは
普段のきめ細かいサービスは
世界最高峰のレベル
所作も美しく長時間の飛行中
いつも心から癒されます。
そんな彼女たちが
いざとなったときとった行動は
あっぱれとしか言いようがありません。
忘れてならないのは
乗客全員が荷物を持ち出すことなく
脱出に協力したことも。
知人は言いました。
「これがアメリカ人だったら
どうなっていたことか」
ワハハ。
わたしも最初はそれが頭をよぎきました。
みんながパニックになり
我がちに荷物を持ち出そうとし
大混乱に陥ったかも
と、最初は思いました。
ところが。。。
次に思ったことは
300人以上の乗客が乗った飛行機には
必ず1人か2人は
そんな時リーダーシップを発揮できる
現役の米軍従事者、
もしくは退役した軍人、
もしくは
リーダーシップを取れる人がいて
いうことを聞かない人たちを
うまくまとめ上げ
CAさんを助けて
無事に脱出したのではということです。
アメリカ人は個人主義だとよく言われます。
確かに普段はみんなてんでバラバラ
我関せずという感じです。
ところがいざ! という時になると
なぜか団結するんですよ。
子供の頃からティームワークの大切さを
教えられているからでしょうか。
そしてだれかがリーダーシップをとると
必ずそれを助けるNo.2的な人が登場。
続いてパニックに陥っていた人も
ハッと我に返り
そうだ、みんなで助かるためには
荷物にこだわっている場合じゃない、
と気づく。
わたしがこんなふうに
自信を持って思えるのは
この人たちとご縁をいただいたから。
ともに、現役の下院議員として
何期にもわたって国のために
命をかけている人たちです。
セス・モウルトンと
マイキー・シェレルさん。
セスはハーバード大学を
優秀な成績で卒業後
親の大反対を押し切ってマリーンに入隊。
半年後には2001年の同時多発テロ勃発。
イラク戦争に参加
プラトゥーンの隊長として
最前線で戦いながら
後のCIA長官の左腕となり
それ以上の活躍をした人です。
退役後はハーバード大学で
政治のケネディスクールと
ビジネススクール両方を
3年で済ませるプログラムを終了。
投資銀行に入社したものの
やっぱり国のために命をかけたいと
下院議員に立候補しました。
マイキーさんは同じく
海軍兵学校を卒業後
10年以上米軍で
ヘリコプターのパイロットとして
活躍しました。
退役後はロースクール入学
弁護士として、のちには
ニュージャージー州の
検察庁で働いた経験があります。
セスは下院議員に当選した当時は
独身でしたが今は二児の父。
甥っ子ががんばっているから応援する
そんな気持ちでサポートしています。
わたしたちがクリスマスをお祝いすると
知っているからこそのカード
マイキーさんは4人の母親でもあります。
最初に受け取ったカードでは
子供たちはまだ小さかったのに。。。
息子さんの一人は
かなり背が高いマイキーより
大きくなりました。
アメリカでは米軍従事者は
大変尊敬されており
飛行機への入場も
ファーストクラスの前に
まずは米軍従事者、
もしくは退役軍人です。
そういえば、同時多発テロの際
ペンタゴンを狙った3機目の飛行機にも
そんな勇敢な若者が乗っていて
それでも飛行機は墜落したけれど
彼らのおかげで
ペンタゴンに突っ込むことは
避けることができました。
もちろん
これはあくまでわたしの想像で
実際はやっぱりアメリカ人は
てんでバラバラにパニックになり
全員が無事に救出されることは
不可能だったかもしれませんけどね。
そろそろ始まっている次期大統領選。
民主党は何をやっているのか。
そんな声が聞こえてきます。
最近わたしは怖くて
新聞のニュースも読めないほどです。
けれど、上記の彼らが
あと数年もすれば
上層部にのしあがり
きっと国をいい方向に向かわせてくれる。
そう信じて今年も彼らを
力強くサポートしたいと思います。
今、アメリカに頑張ってもらわないとね。
セスモウルトン下院議員とマイキーシェリル下院議員についてはこのあたりから読んでみてください。
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