受験で失敗した子たちに与えられた「特権」 | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

 

 

大学時代の親友たちと娘。
バラバラになっても
きっと友情は一生続くのでしょうね。
 
 

 

 

 今でもこの時期を思い出すと、心がズキッと痛みます。
 
アメリカではレギュラーの、つまり最終の大学入試の結果が出る時期です。
日本でもそろそろ結果が出始めているのではと思います。
 
大学受験は、本人はもちろん、親にとっても子育てのほぼ最後の〆的な試練とも言えますね。
 
今でも忘れられません。
アーリー(1校だけ受け合格したら必ず行くと契約書にサインする)でダメだった娘。
レギュラー(好きなだけ制約なしに自由に受験できる)の結果は、一緒にオンラインで見ようと約束していました。
 
そろそろ結果が出る頃かしら。
と、お部屋にいる娘に声をかけようとした途端、悲鳴に似た号泣が聞こえてきました。
 
何事かと、こちらも覚悟をして部屋に行くと、絶対無理だと思って夢に見ることもなかった大学が2つ受かっていたと。
 
シクシク悔し泣きをする姿は見慣れていましたが、こんなにもしゃくりあげるような泣き方は初めて見ました。
よほど、嬉しかったのでしょう。
 
そうですよね。
大学入試の結果が全てみたいな熾烈な受験校に通い、自分と闘ってきた数年間は、見ているこちらもハラハラするほどメンタルで危うさを感じる時期がありました。
 
 
一方、娘の親友の二人は、残念な結果となってしまいました。
体の中の水分を全てふりしぼるほど泣いたと、あとで知ったそうです。
 
この時は、自分の結果がよかったからこそ、しばらく声もかけられなかったと言います。
 
 
 
みなさんの中にも結果的に惨敗した方、もしくはそんなお子さんを持つ親御さんもいらっしゃるでしょう。
小学校受験はともかく、高校受験以降は、無念な結果に打ちひしがれる子供を見るのは、親にとっても相当にお辛いと思います。
 
 
けれど、だからこそわたしの記事の出番です。
ぜひこの記事を読んでみてください。

 

 

 

上記の記事に追加すると。。。

 

娘と同じ年齢のある男子。

 

ボストン郊外の公立校に通っていて、成績は300人中5番を下ることはなかったそうです。

それでも、大学受験では、歯牙にもかけてなかった1校しか受かりませんでした。

彼は、その大学には行かないことにしました。

そして、日本でいう「浪人」に似たGap Yearを取ることにしたのです。

 

その間はどう過ごすかというと、アメリカでは予備校には行きません。

すでに受けたSATの結果を持ち越しで使えるため、その1年間の間にするのは高校時代にはできなかった「経験」です。

 

その間、その彼は昼間はある政治家のキャンペーンのお手伝いをし、夜は自分で30分の道のりを運転して、繁華街にあるバーのバーテンダーとして働きました。

 

朝方帰宅する時は、ヘトヘトで居眠り運転に近い時もなんどもあったそう。

こうして1年間を過ごし、再び受験にチャレンジ。

 

今回は見事ハーバード大学に合格しました。

 

またわたしの親しい人のお嬢さんは最初の年は受験で全滅。

(というか高望みの2校しか受けなかった)

 

浪人し、最初の年は予備校に通います。

けれど思う結果が出ず、その年は願書すら1校も出さなかったそうです。

親がハラハラする中、2年目の浪人時代は、予備校にも行かず自分で勉強すると宣言。

けれど、とうとう自分自身が納得のいく国立大に合格!

 

現在は自分が好きな仕事に就いて楽しく生活しているそうです。

 

 

 

人生に失敗や挫折はつきものです。

だから、Google の元CEOは就職試験の面接でこんなことを聞いたそうです。

 

 

 

 

つまり、受験で失敗したということは、早い時期に「乗り越える」チャンスが与えられたということ。

 

 

ここで、早々に絶望し投げ出してしまうか

それとも、残る力をかき集めてふり絞り

気持ちを切り替えてもう一度チャレンジするか。

 

 

ここで分かれ道となるのは

 

挫折の後でも、


自分を信じられるか、どうか

 

そこでショックに流され、自信を喪失してしまえば前には進めないでしょう。

 

 

その時、「根拠のない自信」でもいい。

自分を信じられるならば突き進めます。

 

 

 

長い人生、みんな一度は経験する挫折です。

 

ならば、とりあえず一回早いうちに経験して

人生の後半を生き抜く「免疫」としましょう。

 

 

つまり、若いうちの挫折は、早い時期に与えられた「特権」なのです。

 

今は辛いと思いますが、まずは、一旦思いっきり泣いて、ジタバタして、スッキリしましょう。

次には、好きなことをするか、好きなところに行くか、受験時代できなかったことをして。。。

 

 

それで切り替えてもう一回チャレンジしてみましょう!

ここで乗り越えることができると、後々の人生でまた大変なことがあった時、その時は乗り越えるのがとても楽になっているはずです。

そう、免疫ができているから。

 

 

 

 

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