大学受験で失敗した子たちのその後

先週は娘と、今週は娘の友人Sちゃんと食事をしました。

そこで大学卒業後3年が経った今、娘の高校時代の同級生たちが、どうしているかという懐かしい話題になりました。

特に、受験に失敗した女の子たちの今について、本当に嬉しいニュースを聞いたので、ぜひこちらでもみなさんとシェアさせてください。

 

今、日本で受験生にとっては、受験を直前にした苦しい時期ですね。

一方、アメリカではアーリーで不合格だった子たちは、３月のレギュラーの結果待ちで落ち着かない時期です。

そんな時期に、うちの隣のビルに住んでいた高校生が飛び降り自殺をしたといういたたまれないニュースが入ってきました。

日本なら高校3年生で、大学受験の結果待ちをしていた名門全寮制の学校に通う子だったそうです。

近所に住むアッパーイーストゴシップに詳しいマダムHからの情報です。

ああ、知らなきゃよかった。。。

親としてこんな辛い仕打ちはないです。

今日もビルの前を通るたびに、胸を締め付けられる思いでした。

生きていれば必ず良いこともあるのに。

そこで今日は、受験生や受験生のお子さんをお持ちのご両親に読んでいただきたく

題して、

失敗しても逆転のチャンスは、思いの外早く訪れる。

本当なんです。

ぜひ読んでみてください。

人生に失敗はつきもの。

ならばとりあえず一回は

早いうちに経験しておいたほうが、

人生の後半を生き抜く「免疫」となる。

娘がキンダーから高校まで

13年間通った私立校は、

全米でも有名な女子進学校です。

１学年５０〜６０人の小さな学校で、

しかも娘の学年は仲が良く

結束も固かったので

全員の進学先がわかります。

娘の学年は、半数以上が

アイビーリーグ＋MIT

スタンフォードに合格しました。

しかしその分、在学中の

彼女たちが抱えるストレスや

プレッシャーは並大抵ではなく

娘も部活の試合でヘトヘトで帰り

遅くまで泣きながら勉強をしていました。

そうみんな自分と闘うのです。

これは終わりがないので

真面目で自分に厳しい子ほど

悲惨な闘いになります。

ここからは、そんな学校で

サバイバルはしても、希望通り

アイビーリーグの大学には

行けなかった子たちの

その後についてです。

娘のともだちで

第一志望も第二志望も

第三も第四も全部ダメで

歯牙にもかけてなかった

滑り止めの大学に行った子がいました。

高校の最後の2年間は

みんなに嫌がられながら

ランチの時間も一人

ガツガツ勉強していたそうです。

でも、結局思ってもみなかった

滑り止めしか合格できなかった。

本当に可哀想でした。

体の中の涙を全部

絞り出して泣いたそうです。

結局、見学にも行かなかった

その大学に行きました。

すぐにアフリカ各国に

ボランティアも兼ねて留学。

ほぼ４年間の大半を留学先で過ごしました。

最後の半年はオックスフォード大学に留学しました。

そして在学中にフルブライトにも合格

大学卒業後は

オックスフォード大学の修士課程に進み

今は同じくオックスフォード大学の

博士課程で国際政治を学んでいます。

また、

行きたかったアイビーリーグに入れず

シカゴの大学に行った別の女の子は

卒業後２年間州政府で

公衆衛生に関する仕事に就き

今はハーバード大学の

ケネディスクールに通っています。

（主に政治に特化した修士課程）

その他、南部の大学に行った女の子は

2年ニューヨークで就職し

昨年からコロンビア大学の修士課程。

そうそう、こんな子もいます。

両親が揃ってハーバード出身なため

他の大学に行くチョイスはなく

ハーバードに進んで卒業した

ダンスがとても上手な女の子がいました。

卒業後はマッキンゼーに就職。

しかし、親が喜ぶその道は

彼女がしたいことではないと悟り

2年で辞めて、英国王立音楽大学に入学

現在はロンドンで、ダンサーとして

好きな道を歩み始めたとか。

ブラボー！

と、みんなで叫びました。

たとえ大学受験では

思う成果が出せなくても

本当に勉強が好きなら

そして資金調達の道が開けたなら

大学に入学してから頑張っても

十分挽回する余地はあります。

いや、却って、

下の記事でも書いていますが、

難関大学に入り、最下位に近い成績で

アップアップしながら４年間を過ごすと、

それが次の大学院進学や就職に響くのです。

私も最近知ったのですが、

アメリカでは大学までの成績や

大学で何をしてきたかが

結構後々まで判定材料にされるようです。

だから逆に、

１つか２つランクを落として、

余裕でキャンパスライフも楽しみ

成績上位で４年間を過ごす方が、

実はメリットは大きいかも。

親のプレッシャーに屈して

行きたくもない大学に行くことほど

本人にとっては辛いこともないです。

これは慰めで言っているのではなくて、

本当に大学に入ってからでも

十分に挽回のチャンスはあるし

就職をしてからだって

「好き」や「得意」を仕事にできれば

きっと望んだ道が開かれていく。

失敗や逆境にあって諦めることさえしなければ。。。

人生にはアップ＆ダウンはあるけれど、

本当に失敗は成功のもと。

早いうちに失敗しておくと

リカバリーも早いですよ。

娘や娘の友人たちを見ていてそう思います。

『受験に失敗してもダメージはリカバリーできる』

『絶対無理といわれた大学に合格した３ヶ月集中勉強法（完結編）』

別ブログで主にファッションや旅のことなどを書いています。

よろしければこちらもお立ち寄りください。

ニューヨークで親しくなった祇園の名妓 | NY人生一瞬先はバラ色

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