ファッション「裏切りの法則」 | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。


だれも書かない★ニューヨーク1%未満★
Photographs: Billy Farrell/PatrickMcMullan.com





おまたせしました! 


森岡弘大先生によるセミナー「没ネタ」にするのは惜しい話題いってみますね~^^


今やすっかり業界の大御所として、たとえばエストネーション のイメージ広告を作成したり、


ブティックホテルの制服をてがけたり、


あの誰もが知る政治家や財界人や、


ベストドレッサーとしてノミネートされることも多いあの方にも、ファッションアドバイスをしている森岡弘 くん、



泣く子もだまるほど、一見怖そうに見えるんだけど、実はとってもシャイ、


だから普段なら、なかなか表には出てきてくれないのですが、


今回も、山本未奈子 さんの特別のセミナーということで、快く参加してくれた森岡くん、


今回は、その際にお話する予定でリハーサルをしていたのですが、時間切れでボツになってしまったネタを公開します!




出来上がった男がセクシーだと思う体の部所について。



クリップ「出来上がった男」の定義・・・・・

年齢関係なく精神的に大人で、セルフエスティームが高く静かな自信がある。

だからいたずらに自己顕示したり、傲慢にふるまうことはない。わたしの周囲を見渡すかぎりでは、幼少のころから両親や周囲の人に愛されうまく褒められて育てられた男子に多いと思われます。




よく、


アメリカ人は胸が好き、


ヨーロッパ人は足首、


日本人は衿足にぐぐっとくる、などという定説を聞いたことがある方も多いと思います。



あはは、確かにこれは名言かも^^




でもね、まだまだあるのよ、意外なツボが。



今日はそのお話です。




どこだと思う?




なんと、首から鎖骨にかけて。


とりわけ、鎖骨に水がたまるほど、くぼみがあるといいんだって。


「え~うっそぉ~~~」と思うでしょ。



でもね。


これを指摘する人、わたしの周囲には結構いるのよね、昔から。






だれも書かない★ニューヨーク1%未満★
鎖骨に自信のある人は、デコルテ部分にはあえて何もつけないほうがセクシーということです。
ニューヨークに住んでいると、チャリティイベントに参加する機会がことのほか多いため、自分の好きな服ではなく、他人の目を意識してドレスを選ぶのはマスト。







だれも書かない★ニューヨーク1%未満★
ネックレスはつけても、決して鎖骨を隠してしまわないように、がお約束。
その代り、胸元は適度に隠すこと。

Photographs: /PatrickMcMullan.com.





たとえば、人気雑誌「STORY 」や「Classy」、「JJ 」 などの発行人の平山宏さん、

平山さんは今や光文社の重役。

わたしが大学時代に「JJ」編集部に出入りをしていたころは、日焼けが似合う超イケメンの編集者でした。




蛇足だけど、あの頃の「JJ」編集部には、平山さんをはじめ、すでに雲の上の役職に退かれた超仕事のできる編集者が勢ぞろいしていて、わたしたちみたいな、手のかかるわがままな大学生記者などをうまく使ってくださっていたのです。




平山さん、お元気かしら~^^  なんだかとってもなつかしい。

あの頃のわたしは、自分勝手でわがままで、思い出すだけで恥ずかしい><;




その平山さんとテーマ出しの打ち合わせとかしているとき、今でも忘れないんだけど、

「鎖骨のきれいな人って魅力的だと思う」とおっしゃったのよね~。



まだまだお子ちゃまだったわたしは「へ~」「意外~」とかなり驚いたものです。




(と、いっても当時の平山さんも24歳ぐらいだったと思う)




鎖骨を指摘するのは、平山さんだけではありません。



もちろん、森岡くんも鎖骨にセクシーさを感じるお一人。



森岡くんはこうも言っている。


「二の腕の太さを気にする女性は多いけれど、それは意外に許される部分」



細すぎる腕には逆に何も感じない男性も多いようです。




そう、鎖骨なんです。




では、これを裏切りの法則に当てはめて実践するとどういうことになるか、考えてみたいと思います。






これからの季節、温かそうな首まですっぽり隠すコートに身を包んだあなたがややフォーマルなオケージョンで、改まった場所に登場します。






いつもとは違って、髪はアップにし、   (これだけでその変化が目に新鮮)

コートをひらりと脱いだとたん、うふふ・・・・・・・   (さ~てサプライズ~)

きれいな鎖骨をより美しく魅せる、衿ぐりのカットが美しい柔らかな素材のシンプルなワンピースに身を包んだあなたが目に飛び込んできます。



しかも、ここで肝心なのは、あまり衿ぐりのカットが深すぎないこと。



特にカップルで出かけるオケージョンで、彼のお知り合いも集まる場合の次なるお約束は、露出しすぎないこと。



ほら、森岡くんがセミナーで説明してくれましたね。

あなたの彼がその先を想像する余地を残して、隠す必要があるということを。




↓のコラムにも書きましたが、勝負球はここぞというタイミングで一度だけ。



つまりいくら胸が自慢でも、見せすぎると、ありがたみがなくなるばかりか、その場かぎりのお相手と見られてしまう可能性さえあるということ。




気品あるセクシーさを目指すなら、はだけた胸より鎖骨で勝負。




いかがでございましょうか^^





わたし個人が森岡くんのアドバイスが昔から大好きなのは、彼のいうことってとても的を得ていて、しかも説得力があることに加え、その通りに実践しても、決して下品にはならないこと。



上品さを保ったまま、しかも魅せる術のあれこれは、世界基準の美に則し、そのままニューヨークでも役に立っています。






次回は、では、出来上がった殿方は、どんな特徴のあるどのブランドが好きか。


知りたいでしょ、知りたいでしょ。

独りよがりな服を着て、着心地はよくても自己満足にばかり浸っていても仕方がないもの~。

ここぞというときは、周囲の目にも優しい着こなしをしましょうよ。



次回はこの辺りの具体編、続けていってみたいと思います!