【PSO2】ブログ小説 宿屋 10話「死ぬな!」 | ゆっくり☆一緒に☆NGS☆【仮】

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この物語は、PSO2のフレンドのキャラクターで構成された・・・

ほぼ、なんでもありな物語である。

 

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【PSO2】ブログ小説 宿屋 1クール

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キャラクター紹介(改)

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宿屋「アナザー」の小説の登場人物が載ってます。

 

 

 

宿屋 10話「死ぬな!」

 

 

プロローグ

俺の名は、ネロ・・・

ちょっとしたブラック企業の社員だ。なんで、ブラック企業に勤めてるかって?

まぁ・・・あれだ、勤め先が、気が付いたらブラック企業って事で・・・

2チャンネルで騒がれてた・・・まぁ、それだけだw

まぁ・・・アレだな・・・確かに残業費は無いけど・・・

 

やめても、俺・・・他にやりたい事もねぇしな・・・

 

俺が、仕事から買える頃・・・若い少年が車道から身を投げ出して自殺を図ろうとしていた。

まぁ・・・目の前で死なれたら、俺としても目覚めが悪いし・・・

 

その時あったのが、ウォルラスってガキだ。19歳・・・っていうとやっぱりガキだなw

 

とりあえず、話を聴くとー早い話、職を失って居場所が無いらしい・・・

んで、話を聴いてくれる人も居ないらしい・・・

 

まぁ、ウチはブラック企業で人員も不足している。

って事で・・・俺は、会社に電話して・・・すぐさま、面接させてー

 

コイツを引き取る事にした。

 

赤狐のトコには新人が配属してるって事で・・・

このウォルラスは俺のトコの直下になった。

 

自殺ねぇ・・・・どうも、最近の若い子ときたらー、

 

命のありがたみを解ってねぇな・・・

 

そんじゃぁ・・・・本編!

 

 

 

 

本編

ここ、ルル拠点に一台のヘリコプターがたどり着いた。

そう、ネロとウォルラスだった。

 

ウォルラス

「あの・・・初出勤にして・・・ここ、どこですか?俺の仕事って・・・何すればいいですか?」

 

ネロ

「そうだな・・・俺のトコに配属になったからには・・・俺流の教え方で行くぞ?」

 

ウォルラス

「は・・・はい!」

 

ネロ

「いいか?俺は、職人だから育ちだからな・・・口で説明は、あんまり出来ねぇ・・・・」

 

ウォルラス

「ごくり・・・・」

 

ネロ

「仕事は、目で見て覚えろー・・・そんで・・・身体でなれろー。いいな?」

 

ウォルラス

「はい!」

 

ネロ

「よーし・・・まずは、現場の空気を身体でカンジろ!いいな?」

 

ウォルラス

「はい!」

 

ネロ

「よーし!・・・そんじゃ、ここからは命がけの仕事だ・・・」

 

ウォルラス

「ええ??」

 

ネロ

「ビビるなー・・・すでに、オマエは、以前の職場で首が繋がってない!これ以上落ちることはない!」

 

ウォルラス

「それは、そーですけど・・・」

 

ネロ

「それに、自殺までしよーとした・・・一度捨てた命だろ?じゃあ、もう怖いもの無いだろ?」

 

ウォルラス

「それと、これとは別です!俺だって死にたくはないです!」

 

ネロ

「なに??」

 

ウォルラス

「死にたくない!って言ってるんです!生きていたいんです!・・・このブラック企業に白夜さんも入職してるんでしょ?」

 

ネロ

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

ウォルラス

「おれは・・・・もう一度、白夜さんに会いたいんです!生きて・・・白夜さんに会いたいんです!」

 

ネロ

「そーか☆」

ネロは、先程まで少しキツイ口調だった声色を緩め・・・明るい顔で話した。

 

ウォルラス

「・・・・・・ネロさん?」

 

ネロ

「よーし・・・じゃあ、改めて・・・今から命令を下す!死んでもこの命令は守れよ?」

 

ウォルラス

「はい!」

 

命令は3つ

死ぬな!
『死にそうになったら逃げろ』

そんで、『隠れろ』
『運が良ければ不意を突いてぶっ殺せ』

 

あ・・・・・これじゃ4つか?

 

ネロが命令を下すと・・・すぐに、ウォルラスが突っ込んだ。

 

ウォルラス

「パクリましたね?ゴッド●ーター・・・まんま、パクリましたね?」

 

ネロ

「うるせぇなーー・・・いいじゃねぇかー・・・名言なんだもん!」

 

ウォルラス

「でも・・・やっぱりパクリは・・・」

 

ネロ

「遠足は、家に帰るまでが遠足だ・・・つまり・・・」

ネロが、大事な説明をしようとしてると・・・女性の声が聞こえてきた。

 

「ちょっとーーーー!いつまで、そこで話してるのよ!ここは、戦場!早く助けなさいよ!」

そう、ルル拠点でたった一人で防衛中の実尋であった。

 

ネロ

「あーーーすいませんーーちょっと、新人の育成中で・・・」

 

実尋

「ちょ!!ここに、レベル1の新人連れて来たとか言わないでよ?」

 

ネロ

「はいーーーレベル1の今、入職した新人と社会科見学に来ました。まだ、一人立ちしてないのでーー現場で戦闘には加えられないので・・・彼は、数に入れないでくださーい。」

 

実尋

「あのね・・・・・こっちも、もうギリギリなんですけど・・・」

 

ネロ

「まぁ・・・ウチもブラック企業ってネットで叩かれてますがー・・・一応、新人を辞めさせない為にね・・・必死で努力してるんで・・・まぁ・・・ご理解くださーい・・・」

 

モンスターを複数たった一人で戦闘しつつ、守る対象のタワーを4つ防衛しながら奮闘する実尋。彼女はたった一人でよく頑張った方だった・・・すでに、防衛を開始してから、魔神城のモンスター相手に30分戦っている。しかも、魔神城をルツが召喚する前に、アルツテラゴークという双頭龍と戦い深手を負っている状態で・・・

 

実尋

「だから・・・こうやって!会話してる途中も・・・こっちは、戦闘中・・・そっちは、外野ってのが可笑しいのよ!早く、戦場に入ってきなさいよ!」

 

ネロ

「新人は、すぐ現場という別けには行かないんですよー・・・・まぁ、一応研修生だし・・・」

 

ウォルラス

「おれ!戦いま・・・・」

 

ネロ

「ダメだ・・・」

ネロは、真顔で応えた。

 

ウォルラス

「女性を一人で戦わせているので・・・俺、ここでじっとしてる訳には・・・」

 

ネロ

「戦場を知らない奴は、すぐに骸の仲間入りだ・・・そんな事は許さん・・・まずは、俺が合図するまでここで待機だ!」

 

ウォルラス

「おれは、じっとしてられない・・・・」

 

ネロは、じっくり戦場を見ていた。迂闊に飛び出せばあっという間に襲われる・・・実尋を援護し、新人ウォルラスを庇いながらどう切り抜けるかを考えていた。人を2名守って対処物のタワーを守るのは困難だ。しかし、こんな時だからこそ冷静な判断も大事だ。

そこへ後ろからウォルラスが、落ちていた鉄のパイプでネロの後頭部を直撃させた。ネロは気絶して倒れこんだ。

 

ウォルラス

「やはり・・・ブラック企業だったな・・・女性をたった一人で戦わせてここで見てるだなんて・・・アンタは、人間じゃない!」

 

ウォルラスは、ネロの命令に背き・・・実尋を救出に入った。

 

実尋

「!!」

 

ウォルラス

「大丈夫ですかーー!!怪我は、ありませんかーーー!」

ウォルラスは、夢中で実尋に駆け寄った。

しかし、ここは戦場。ウォルラスの後ろには身体の大きなゴーレム種が迫っていた。

 

実尋

「あぶない!」

実尋は、ウォルラスを庇い、ゴーレム種の攻撃をまともに受けてしまった。

かつては、獅子の娘、帝國軍随一の使い手と謡われた女帝。しかし、彼女も普通の人間であり、か弱い女性である。ゴーレム種からの攻撃にもろくも崩れ落ちた。

 

ウォルラス

「!!!!!!!・・・・実尋さん・・・・俺のせいで・・・」

現場とは、全く知識が無い状態でうっかり足を踏み入れると、助けようとした事が仇となる場合が多いモノである。そして、そこから総崩れとなるのだ。

 

ゴーレム種は、無慈悲にも2発目の攻撃をしかけようとした。

 

よくある、アニメや漫画なら、主人公は「自分への怒りの力」とかでこの辺で大きく変身して大活躍をするのだが・・・実際、社会人の現場で新人が大活躍する事は皆無といえる。

 

窮地のウォルラスを救ったのは彼のOJTであるネロであった。

 

大きなプレート状の大剣で、ゴーレム種の攻撃がウォルラスに届く前に一撃で撃退した。

 

ネロ

「ふーーーー・・・危ねぇ危ねぇ・・・もう少しで、二日酔いで寝ちまう所だった・・・」

 

実尋

「・・・・・・・!・・・・・わたくしとした事が・・・ゴーレム種ごときに!」

気絶したハズの実尋は目を開けた。

 

ネロ

「あーーー、お嬢さん・・・あばら逝ってるぜ??あんまり動くと心臓までいくぞ?」

 

実尋

「!!!・・・・・・・ゴーレム種ごときにぃぃ・・・・」

悔しがる実尋だが・・・ここで戦闘不能である。

 

ネロ

「おい!新入り・・・」

 

ウォルラス

「はい!(この人、俺が鉄パイプでなぐったのに・・・なんともないのか?)」

 

ネロ

「その、金髪のお嬢さんを連れて・・・そっちのベースキャンプへ非難してくれ・・・・」

 

ウォルラス

「はい!・・・・・非難したら、俺も戦います!」

 

ネロ

「・・・・・おい・・・・」

 

ウォルラス

「はい?」

 

ネロ

「オマエの作戦目的はなんだ?オマエにとって一番大事なもんは・・・なんだ?」

 

ウォルラス

「・・・・・え・・・・おれは、ここで戦い・・・任務をまっとう・・・」

 

ネロ

「ちがう!・・・生きて、恋人に会いに行く事だろ??」

 

ウォルラス

「・・・・・・・・・白夜さん・・・・・」

ウォルラスは、戦闘前にネロと話した事を思い出した。

 

ネロ

「いいか?新入り・・・命ってのは、一個しか無いんだ・・・・そして、その命の重さは・・・てめぇだけのもんじゃねぇ!って事を・・・・」

 

ウォルラス

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

実尋

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

ネロ

「二度と忘れるな・・・・俺の隊では、一人も死なさない・・・・」

 

ネロ

「遠足は、帰るまでが遠足だ!・・・・全員生きて帰るんだ!」

 

ウォルラス

「はい!」

ウォルラスは、この時決めた・・・・

 

 

ネロという男を信じようと・・・・

 

 

ネロ

「さぁ!走れぇぇ!新入りぃぃ!!最初の命令は省略・・・オマエは、とにかく逃げて隠れろぉぉぉ!!」

 

ネロ相手に一斉にモンスターが仕掛けてきた。ネロは、戦闘を続けながら、ウォルラスに話し続けた。

 

ウォルラス

「はい!」

ウォルラスは、実尋を抱いた状態でベースキャンプに向かって走った。

 

ネロ

「走れぇぇぇ!!」

 

実尋

「ちょっと・・・あんまり走ると・・・肋骨の骨が・・・心臓に・・・って・・・」

 

実尋

「・・・・・・・??・・・・アナタ・・・」

実尋は、その時ウォルラスが泣いているのに気づいた。

実尋には、その涙の意味がどういうものかは、正確には知らない・・・しかし、かつて同じ拠点の若き親衛隊の男が同じ様に泣いているのを見た事がある・・・・

 


その親衛隊の隊士の姿を思い浮かべながら・・・・

実尋は、ウォルラスに静かに話した。

 

実尋

「アナタは、きっと素敵ヒーローになるわ・・・」

 

ウォルラス

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

実尋

「だから・・・・」

 

今のキモチを忘れないで

 

 

ウォルラス

・・・・・・・・・・・・・・・・・はい

 

 

 

涙を流してもいいの

 

 

鼻水だって・・・出しちゃえばいいの・・・

 

 

興奮すれば、よだれだって出ちゃうかもしれない・・・・

 

 

そうやって、自分のカッコ悪いトコを全部流して・・・

 

 

さらけだして、

 

 

・・・弱い自分受け入れるの

 

 

 

 

強い自分と弱い自分・・・・

 

 

 

両方を受け入れて・・・・人は生きていくのよ

 

 

 

 

つづき

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はーい。

除闇です。

 

さて、ここまで読んでくれてありがとうねー

 

さて、ブラック企業のネロさんの登場だね・・・・

ったか、実尋さんの救出って・・・この依頼・・・

誰から頼まれたのかね?w

 

前回のお話だと・・・

ブラック企業組は全員この依頼を受けない流れだったよね?w

 

おや?なに?・・・・ネロさん・・・誰かに密命で頼まれたの?

ブラック企業・・・イロイロありそうねw

 

 

次回もお楽しみにw