PSO2 ブログ小説・Midnight-Jab =外伝= 44話「あかりの看護記録2」 | ゆっくり☆一緒に☆NGS☆【仮】

ゆっくり☆一緒に☆NGS☆【仮】

ザ·適当なブログですが~
仲良くしてくださ~い~

 

前回の話はこちら

http://ameblo.jp/rum-xxx/entry-12281472343.html


URLをクリックしてください☆

怪談話を追う男、邪武乃利休

 

こんばんわ・・・邪武乃(jab)利休です・・・さぁ、今宵もMidnight-Jabの時間がやってまいりました・・・病院の深夜勤務を勤める「あかりさん」に危機が・・・

 

ごゆっくり、お読みください・・・

 

 

 

これでもう大丈夫、キルド・・・

アナタの盲腸はワタクシが取り除きました・・・

アナタが目覚めた時は・・・

 


「!!・・・・ゆ、夢か・・・・なんで、ラケルの夢なんかを・・・俺はどうかしてるのか?」

 

 

キルド

「うわああああああああああ・・・・・シーツが布団が・・・蜂蜜だらけだぁぁぁ」

 

 

◆本編

私の名前は、灯あかりトモシビアカリ)。高校卒業後・・・看護の専門学校に入り・・・試験に合格して・・・看護の仕事についた。

子供の頃は、憧れだったナース服も、毎日着ていると・・・鏡を見るたびにイヤになる。

ナース服が気に入らないのではない。仕事をしている自分が嫌なのだ。

看護の仕事は、決して楽な仕事では無い。人の為に尽くしても・・・感謝される筈の患者から怒鳴れたり、文句を言われたりする。そんな私を見て、師長は・・・私を庇ってくれたり、励ましてくれる訳でもなく・・・

 

師長

「患者様から文句を言われるのは・・・アンタの仕事が、患者様にとって気に入られないからだよ!悔しかったら・・・もっと、ちゃんと仕事をしなさい!」

 

いつも、怒ってばっかり・・・

 

 

そんなある日、虫垂炎で入院した、夜神キルドくんが、手術をする事になった。

手術は、無事成功。

成功といっても、しばらくは・・・安静にして様子を見ないといけないの☆

せっかくだから、いつも仕事で疲れているキルドくん・・・ここで入院している間は、優しくしてあげよう☆

 

キルドくんの虫垂炎の手術が終わって・・・その夜は、私が当直の看護を担当の日だった。

 

その日は、とても疲れていて・・・少しの間、仮眠をとった。

 

翌朝、患者さんは、全員無事☆

これで、おっかない看護師長に怒られなくて済む!

そう思っていたが・・・まさかの緊急事態!ナースコールが点滅している!

まだ、早番の看護師はきていていない!

私が、助けなくては!!

 

ナースコールの向こうでキルドくんが叫んでいる・・・

 

キルド

「うわああああああああああ・・・・・シーツが布団が・・・蜂蜜だらけだぁぁぁ」

 

あかり

「え!!」

まぁ、手術の跡で麻酔の副作用でトイレを失敗する患者さんや、尿失禁をする患者さんなら・・・稀にあるケースだけど・・・蜂蜜失禁??

 

あかり

(そっか・・・キルドくん、やっぱり尿失禁なんてショックだよね?ここは、蜂蜜がこぼれたって事で話を合わせてあげよう☆)

私はそう思って、キルドくんのお部屋にいってみた。

 

 

白いシーツは、黄色・・・しかし・・・これは、なんだか様子がおかしい・・・・

これは、尿・・・ではない!

 

この粘り気は蜂蜜だった・・・キルドくんは、蜂蜜だらけになっている。

 

キルド

「か・・・か・・・看護婦さん・・・・これは、一体・・・・」

 

ベトベトのキルドくん・・・・、まずは、シャワーを浴びてもらおう!

そして、このシーツを交換しなくては、・・・・

 

そして・・・その不思議な現象は続いた。

 

しかも、ワタシが出勤した日に起きるのだ・・・・

 

 

今日も、看護師長に怒られた・・・

そして、昼間から、キルドくんは蜂蜜だらけ・・・

 

仕事で、ミスをした・・・患者さんから怒鳴れた・・・

そして・・・なぜか、キルドくんは、蜂蜜だらけの床で転倒して入院が長引いてしまった。

 

キルド

「蜂蜜がぁぁぁ・・・・また、床にばら撒かれてる・・・」

 

キルド

「うわああああ・・・僕が部屋戻ったら・・・ベッドのシーツに蜂蜜がぁぁぁ!!」

 

キルド

「ああああああああ・・・・・今度は、ご飯に蜂蜜が、・・・・なんでぇぇぇ」

 

キルド

「ちょぉぉぉぉ・・・・誰が、枕元に蜂蜜が置いてあるんだ!!」

 

 

キルド

「看護婦さん・・・この病院は・・・僕に恨みでもあるんですか??」

 

 

あかり

「す・・・直ぐに片付けます!!」

私が、出勤する日は・・・・どうして蜂蜜の事件がおきてるの??

私が出勤しない日は・・・蜂蜜の事件はおきてない・・・・

 

 

あかり

(どうして・・・どうして・・・・)

私は、途方に暮れた状態で・・・夕食の買い物をしていた・・・疲れていた、・・・・

 

疲れが取れる食べ物を・・・買おう・・・・

 

 

 

スーパーで買い物をしていると、スーパーの店員が、

「あかりちゃん・・・最近疲れてるね・・・何か困っているたぬ??

 

丸い顔の、3サイズが100cmで統一されているような、小柄な狸の顔のおじさんが、私を心配して声をかけてくれた・・・

 

「ちゃんと、ご飯食べてるたぬ??

 

あかり

「うん・・・大丈夫!疲れた時は、ハニートーストが一番☆ これさえ、食べれば元気100倍☆あかりちゃんだ!!」

と、私は元気なフリをした。

 

「たぬ??・・・無理しているたぬ・・・そうだ、お守りをあげるたぬ☆

 

あかり

「お・・・お守り??」

 

「テケテケーン☆ 魔封ポケベル~~・・・まぁ、普通のポケベルだけどたぬ☆

 

あかり

「ポケベル・・・うわぁ・・・なんだろう・・・これどうやって使うの?」

 

「本当に困った時だけ・・・505って入れて発信するたぬ☆

 

あかり

「へぇ・・・どうして、505なの?」

 

SOSっていう意味なんだよ~・・・その助けて欲しいサインに合わせて、一度だけ除闇っていう名前の正義の味方が現れるたぬ☆

 

あかり

「ジョアン??・・・・」

 

「闇を取り除く正義さ☆・・・でも正義の味方忙しいからね、一度だけたぬ☆

 

あかり

「一度だけ・・・・・」

 

 

私は、そのポケベルで呼ぶと来る正義の味方がイマイチ信用出来なかった・・・ポケベルで呼ぶと来る正義の味方ってのが・・・どうしてもインチキくさいと思ってしまった・・・・

 

 

 

しかし、蜂蜜事件は・・・決して終わる事は無かった・・・

 

 

ある日夜中、キルドくんの蜂蜜だらけの状態で階段から落ちて大怪我をしてしまう・・・という大事故が発生した。

やはり、私が当直の日だった。

 

看護師長は、いつも以上に怒鳴り・・・・

キルドくんも、精神的に限界になってしまっていた。

 

勿論・・・そんなキルドくんを見るのは、私もツライ・・・なんとか、彼に元気になってほしい!

ずっと私は、そう思って・・・・彼の好きそうな漫画本等差し入れしたりしたが・・・・

 

なんだか、私が元気になってほしいと思えば、思う程・・・・

 

キルドくんの元気はなくなっていく・・・・

 

私が、看護師長に怒られるのはどーでもいい・・・

 

キルドくんの元気がなくなっていく姿が耐えられない・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当に困った時だけ・・・505って入れて発信するたぬ☆

 

 

 

 

 

 

もう、自分の力じゃ・・・

 

 

 

キルドくんを助けられない・・・・

 

 

どうしても、蜂蜜の怪奇現象が治まらない・・・・・

 

 

 

 

誰か・・・助けて!!

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、魔封ポケベルを握って・・・・番号を発信した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おねがい・・・キルドくんを・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たすけて・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピピピピピピピピピピピ

 

 

 

 

 

 

 

ピピピピピピピピピピピピピピピピ

 

 

 

 

 

 

 

 

ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告

 

 

 

 

 

 

・・・この世の闇を・・・除く者だ・・・・

 

 

 

 

 

あかり

「あ・・・あなたが・・・」

 

あかり

「除闇さん?」

 

 

 

 

 

あぁ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

謎の男 除闇って何者??

これが、退魔師除闇の正体です☆