Midnight-Jab =除闇= 18話「遭遇ヴィルヘルム」
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◆キャラクター紹介
除闇
-蝶- に所属する。外部交流が多く顔が広い。
10年以上前に帝國所属のルイボイス拠点の傭兵に関する情報を集める為、帝国へ向かう。
ヴィルヘルム
-蝶- に所属する、屈指の豪腕の持ち主。
1~10の多サーバーのキャラクターが複数登場!
(そして増え続けるw・・・出演して欲しい方にはさりげなく・・・声をかけてますw)
(機会があれば・・・本編、ミニ小説等・・・撮影にご協力下さいw)
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(集会で見かけた・・・あの人も登場!?)
◆前回までのあらすじ
死人を統べる組織 -蝶- 。その長である、黒鴉から真意を聞いた除闇。
黒鴉の母親は、10年以上前に帝國所属のルイボイス拠点の傭兵に誘拐されそのまま死を迎えたという・・・
除闇は、中学時代からの友人でもある黒鴉の無念を晴らす為、帝國へ向かった。
除闇
「待ってろよ!黒鴉!・・・・俺がその当時のルイボイス拠点の傭兵達と、極悪の黒幕を捕まえてここに連れて来るからな?」
10年以上も昔のルイボイス拠点の傭兵達と、極悪の黒幕を見つける帝國へ向かった除闇だが・・・
道中、帝國へ進軍するヴィルヘルムと遭遇する。
ヴィルヘルムの進軍を止めようとする除闇だが・・・ヴィルヘルムは、歩みを止める気配は無い。
そして、ヴィルヘルムは・・・除闇の最も大切にしてる思い出の品をあざ笑った・・・
Midnight-Jab =除闇=
-the Butterfly-
19話「アラビックヤマト拠点」
◆本編
除闇
「言え!!他に向かったアンデット達の名前と向かった拠点を言え!」
除闇は、ヴィルヘルムの胸倉を掴んだ。
ヴィルヘルム
「ぐぅぅ・・・オイ除闇・・・てめぇ・・・いつからそんなに偉くなったんだ?オイ!」
豪腕のヴィルヘルムは、除闇を軽く投げ飛ばした。
除闇
「うおおおおお・・・」
ドサ
除闇が、床に倒れこむと・・・ヴィルヘルムが、足で除闇の腹を踏みつけた。
除闇
「ぐぅぅぅ!!」
ゴス ゴス ゴス ゴス ゴス
ヴィルヘルムは、除闇の腹を何度も踏みつけた。
ヴィルヘルム
「おっと・・・こんな事してる暇はねぇな・・・・ん?・・・なんだこりゃ?」
除闇
「!!!?」
ヴィルヘルムは、除闇の懐から転がり落ちた・・・・折りたたまれた白い紙を見つけた。
ヴィルヘルム
ん?・・・あれ・・・裏になんか、書いてあるぞ・・・」「・・・・・・・・ん?邪舞乃タロウ・・・15点??・・・うわぁ。ダサイな、数学のテストか・・・
除闇
「!!・・・・よせ!・・・裏は見るな!!」
除闇が取り戻そうと手を伸ばしたが・・・
ヴィルヘルムは、裏に書いてある手紙を読んでしまった。
ヴィルヘルム
「ぶわぁぁ・・・はっはっはっはっは・・・・・・オイ!//////これって・・・・??今、オマエ睨んだか?」
ヴィルヘルム
「ひゃっはっはっはっはっはっは・・・・これは、傑作だなぁ・・・おぉぉっと?・・・なんだ、除闇くん?もしかして怒ってる?」
除闇
「いや・・・・別に・・・それより、それ返せよ・・・」
除闇は、素早く手紙を取り返した。
ヴィルヘルム
「さぁぁて・・・それより、早く帝國の拠点を落として手柄を立てねぇと・・・他の奴に抜かれちまう・・・除闇・・・オメェにも手柄を、すこーしだけ分けてやるよ・・・ここから、一番近くて落としやすい拠点と・・・その確実な方法を教えろ~」
除闇
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ヴィルヘルム
「オメェ・・・帝國の連中と仲良いんだろ?・・・教えろよ~、あーそうそう、さっきのラブレターの件は、俺と除闇くんの秘密にしてやるよ~・・・・仮に、オマエの恋人の恋華ちゃんが帝國内で見つかってもよ~・・・俺は、そいつには手ぇ~出さねぇよぉぉ・・・な??」
除闇
(コイツをこの場で、消滅させてやりたいが・・・しかし・・・)
ヴィルヘルムのすぐ後ろに、バルバ(筋肉)ゾンビが50000程控えている・・・このバルバ(筋肉)ゾンビは、カナリの豪腕でヴィルヘルム直属のゾンビだ。ヴィルヘルムがピンチになれば・・・コイツらバルバ(筋肉)ゾンビが一斉に襲ってくる・・・。
正直、バルバ(筋肉)ゾンビを全て消滅させる方法もあるが・・・それには、退魔術、邪舞壱式を使わなくてならない・・・・しかし、術を使うまでの詠唱時間は、3分間・・・その間凌ぐ事は、一人じゃ無理だ・・・仮に使っても、術のリスクで俺は3日間意識を失ってしまう。
http://ameblo.jp/rum-xxx/entry-12178683560.html(参照)
※初めて壱式を披露した話
ヴィルヘルム
「なぁ~頼むよ~・・・近道教えてくれよ~・・・恋華ちゃんの事秘密にしてやるよ~除闇く~んw」
除闇
(ち・・・イチイチ、ムカツク野郎だ・・・ここは、よーく考えて行動するんだ・・・落ち着け除闇・・・)
除闇
「よし、案内してやる・・・確実に、帝國の傭兵が居る、手柄の取りやすい拠点だ。」
ヴィルヘルム
「ひゃっは~~~!さっすが、除闇く~ん!話が解るお兄ちゃんだぜぇぇ!」
こうして、除闇とヴィルヘルムと50000のバルバ(筋肉)ゾンビ達は、行動を共に・・・帝國の拠点を目指した。
除闇達の辿りついた、拠点は・・・アラビックヤマト拠点と言われる「合成のり」の生産が盛んな拠点である。しかし・・・この拠点は、正面の門の前に大きな河があり・・・拠点前で門番の許可を貰えないと・・・橋を下ろして貰えないのだ。
ここの拠点を攻める際には、船を使った水上から攻める戦法や、事前に川の水を減らす等、なんらかの策を使わなくてはならない。つまり・・・除闇が案内したアラビックヤマト拠点のは、用意無しでは落としにくい拠点である。
ヴィルヘルム
「おーい!除闇・・・どういう事だ?あーん??俺は落としやすい拠点に案内しろと言ったんだだぞ??今すぐ、ここで潰されたいか?」
ヴィルヘルムは、除闇の胸倉を掴んだ。
除闇
「オイオイ・・・落ち着け・・・オマエは、手柄を手っ取り早く稼ぎたいんだろ?」
ヴィルヘルム
「当然だ!ここは、拠点の周囲は河じゃねぇか!船が無い・・・拠点へ侵攻出来んぜ!」
除闇
「つまり・・・難攻不落の拠点だよな・・・つまり、オマエが落とせば、難攻不落の拠点を落とした、ヴィルヘルム様の完成だ!・・・俺の言ってる意味お解かりか?」
ヴィルヘルム
「ここを落せれば、確かに名は上がる!・・・だが、船や作戦無しじゃ・・・ここは、落せない!泳いで、向こうへ渡ろうとすれば・・・俺達は、拠点から射撃で狙い撃ちされる!今、俺達は船を持ってない!」
除闇
「船が無いなら・・・策を立てれば良い!違うか?」
ヴィルヘルム
「除闇!策ってのは・・・事前に下調べをして・・・用意をしてから披露する!それが、策だ!!今の俺達には、準備も下調べも何にも無い!」
除闇
「フン・・・お前には、準備が無くても・・・俺にはある!俺の頭脳があれば・・・ここの拠点は攻略できる!・・・・俺の言ってる意味・・・解るか?」
ヴィルヘルム
「オメェには、作戦があるのか?オメェの作戦ならここを落せるのか?」
除闇
「何回も言わせるな!デクノボー!」
ヴィルヘルム
「オイ!今、何て言った!」
ヴィルヘルムは、除闇のクビを締めて持ち上げた。
除闇
「ぐぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・わ、悪かった・・・とにかく・・・手柄を立てたいなら俺の作戦を聞いてくれ・・・オマエなら・・・うぐぐぐ・・・きっと名を上げられる・・・ぐぐぐぐぐ・・・・」
ヴィルヘルムは、ようやく手を離した。カナリの怪力自慢のヴィルヘルム、細身の除闇では・・・腕力では敵わないのだ。
除闇
「ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・・・ゴホゴホ・・・・」
ヴィルヘルム
「さぁ~て・・・除闇!オマエの作戦とやら聞こうか?・・・裏切るようなマネがあったら・・・首の骨をへし折るぜ?」
除闇
「まずは、あの門を開けさせる・・・・アンタらが、呼びかけても・・・向こうは、拠点を閉めたまま、射撃でけん制するだろう・・・こっちは、バルバ(筋肉)ゾンビ50000体と、大将のアンタ・・・ヴィルヘルム。つまり・・・こっちの遠距離攻撃は無い・・・」
ヴィルヘルム
「ふん・・・ランチャーくらいは俺達全員持ってきたぜ?」
除闇
「ランチャー位じゃ・・・あの門は、破れない!そこで・・・向こう側から開門させ・・・この河に橋をかけさせる。そして、ヴィルヘルム軍が侵攻!接近戦ならこっちは、カナリ有利なんだろ?」
ヴィルヘルム
「あぁ!こっちは、俺様と、このバルバ(筋肉)ゾンビの軍で構成されてるんだぜ?一気に押しつぶせるぜ?・・・だが、問題は・・・どうやって、向こう側に門を開けさせるかだ・・・」
除闇
「それは、俺が一人で行って向こう側の拠点のお偉いさんに門を開けさせる!それで・・・完璧だろ?」
ヴィルヘルム
「オメェに出来るのか?」
除闇
「お前には出来ない・・・俺には出来る!・・・デクノボーじゃねぇからな・・・」
ヴィルヘルムは、再び腕を伸ばし除闇の首を絞めようとした・・・・
除闇
「おっと!・・・あ・・・ワリィ・・・・今の冗談だ・・・冗談・・・・」
慌てて、謝る除闇。流石に、再び首を閉められれば窒息しかかってしまうからだ。
除闇は、ヴィルヘルム達に潜伏するように指示した。ヴィルヘルム達の姿が見えると帝國の
アラビックヤマト拠点の番人達は、門を開けてはくれないからだ・・・
除闇は、空を飛び・・・・アラビックヤマト拠点の門の内側へ入った。
除闇
「よう!お久しぶり!門番頑張ってるね?」
門番A
「除闇さん!」
門番B
「-蝶- 所属の除闇さんが・・・どうしてここに?・・・和平条約が破られたと聞きましたが・・・?」
門番A
「まさか、除闇さんも・・・ここに攻めに来たのですか?」
門番B
「そうです・・・アナタは、-蝶- 所属です・・・我々の敵!という事になります・・・もしや、門の周辺に仲間が潜伏してるという事はありませんよね??」
除闇
「いやいやいや・・・・俺、一人だよ・・・退魔師除闇は・・・・一匹狼で有名だぜ?」
門番A
「確かに、ぼっち・・・ノラ狩りで有名ですね~」
除闇
「ぼっちは・・・余計だろ・・・」
除闇と門番2人が話していると・・・・そこへ、ジョン=万次郎卿がやってきた。
八の字の自慢のヒゲがチャームポインのお酒が好きな、軍人である。
万次郎
「やぁ・・・ミスター除闇!・・・キミは、ここへ何をしに?」
除闇
「あぁ・・・ヒゲさん!お久しぶりです!実は、ここへちょっとお話しがあって・・・」
万次郎
「うーん・・・ミスター除闇・・・困ったね~・・・今は、戦争中デス。ミスター除闇は、敵国人デス・・・簡単に信用しては、ワタシのメンツが・・・」
除闇
「あ・・・そうですよね・・・じゃあ、お土産でも用意しましょうか?」
万次郎
「OH!お土産ねぇ!名案だよ!ミスター除闇・・・お土産として・・・」
除闇
「あ・・・はい!・・・・・・え????」
除闇は、両腕に手錠を賭けられた。
除闇
「マジ・・・??」
万次郎
「これで、我々の本部へお通し出来マース!」
除闇
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・アハハハハ(これは、ヤバイな)」
万次郎
「ミスター除闇!一つだけアドバイスでーす!」
除闇
「なんっすか?」
万次郎
「退魔術は・・・・使わない方が・・・ヨロシイ!」
除闇
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
万次郎
「この手錠は、霊防錠と言ってねー・・・アナタの霊波動に反応して・・・1000万ボルトの高圧電量が流れますよ~」
除闇
「!!!!!!!!!!」
ヴィルヘルムに対する怒りを心に宿しながら・・・
帝國のアラビックヤマト拠点に潜入した除闇・・・
そこには、不思議なヒゲのおじさんと出会う・・・
そして、なんと退魔術を封印する手錠をかけられてしまった・・・
果たして除闇は・・・
10年以上前に帝國所属のルイボイス拠点の傭兵の情報を得て・・・無事に脱出する事が出来るのだろうか・・・?
今回は、少し大変そうだぞ・・・
つづき
Midnight-Jab =除闇= 20話「退魔師だからさ・・・」
http://ameblo.jp/rum-xxx/entry-12262061391.html
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