ブログ小説新章・Midnight-Jab:ゼロ-13話「闇を除く者」 | ゆっくり☆一緒に☆NGS☆【仮】

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「Midnight-Jab:ゼロ」最終話です☆

次回から「Midnight-Jab:邪舞」を開始しますw(やっと本編)

※このタイトルは、みなさんの一番知りたいもの答えの一つを・・・そのまま入れました。

 

今回の見所はjab利休と除闇の闘いです

 

 

01http://ameblo.jp/rum-xxx/entry-12238118670.html

02http://ameblo.jp/rum-xxx/entry-12238655514.html(影猫視点の作品)

03http://ameblo.jp/rum-xxx/entry-12239312442.html(邪武乃視点の作品)

 

前回までのストーリーは上記のURLをクリックしてください

 

◆前回までのあらすじ

邪武乃タロウ(15歳)。彼は、中学を卒業してからは、進学をせず、就職をする事にした。

中学時代の同級生黒鴉の誘いを受けて、「退魔師」という仕事をする事にした。

 

退魔師・・・という仕事は、実際に聞いた事の無い物である。

そもそも、実際どのような仕事をするのかは想像もつかないが、募集用紙には、

「悪霊や、生霊等・・・この世に存在する悪しきモノから、人々を救う仕事です。興味のある方は、是非大五郎神社を訪ねて下さい。」

と書かれている。

 

邪武乃の家からは、仕事先、研修先までの距離は遠い為・・・恋人の影猫カッツェの家から通う事にした。影猫の両親は外国で暮らしている為・・・事実上2人きりの同棲生活が始まった。

しかし、同棲生活するには・・・15歳・・・というあまりにも早すぎるスタートである。

 

邪武乃の退魔師という仕事は・・・あまりにも過酷なものであり・・・

 

仕事から帰宅した邪武乃は、同棲中の彼女、影猫とゆっくり話す時間、余裕は一切無く・・・

少しずつ2人の距離は開いてしまう・・・

 

そんな時・・・

jab利休

「久しぶりだな・・・元気か?」

窓の外に・・・jab利休が居た。まだ夜も明けていない暗い時間だったが・・・心配で様子を見に来たのだ。

 

邪武乃

「なんとか元気にやってるよ・・・」

 

jab利休

「フッフッフ・・・まぁ、オマエの場合・・・身体の疲れだ・・・ゆっくり休む事と・・・慣れでいずれ回復するだろう・・・だが、気がかりなのは・・・影猫さんの方だ・・・」

 

邪武乃

「・・・・・・・・・・・・・・・・・うん・・・・最近ロクに会話も出来てないんだ・・・・」

 

jab利休

「ふむ・・・・このままじゃ、いけない・・・という事は自覚しているな?」

 

邪武乃

「あぁ・・・そのつもりだよ・・・」

 

jab利休

「なら・・・・オマエがで、今出来る事も・・・・解かるな・・・・?」

 

邪武乃

「うん☆!!」

邪武乃タロウは、手紙を書いて・・・テーブルの上に置いた。

 

早朝の時間から出勤する、息子の背を見ながら・・・真っ直ぐな眼差しで見送った。

 

jab利休

(さぁ・・・悔いの無い様に・・・思いっきりやっておいで・・・どんな時でも・・・僕は、味方だよ・・)

 

 

 

◆本編

影猫が朝起きると、邪武乃は先に起きて出勤した様子で居なかった。

テーブルの上に、置き手紙があるのを見つけた。その手紙には・・・

 

いつも、寂しい思いをさせてゴメンネ。

来週の水曜日・・・一緒に夕飯でもどうかな?

 

予定があえば行きたいな☆

 

邪武乃タロウ

 

と書かれている。

影猫の心の中の寂しさは全て吹っ飛んだ。邪武乃くんも自分を気にかけてくれていた!

そのキモチだけが、最高に嬉しかった。影猫は、その日を楽しみにして、アルバイトに専念した。

 

 

 

退魔師の研修へ向かった邪武乃・・・いよいよ、研修生も残り5人になった所で・・・研修は終了した。

研修生を減らす形を取ったのは、どうやら「チムール一族」の良く行う術らしく・・・

最も、実践出来る可能性のある者を集中的に時間をかけて鍛える為らしい。

 

流石に、「消す」というやり方行き過ぎなのでは・・・と感じた邪武乃は、講師陣に聞いたところ・・・どうやら、消したのではなく・・・別の場所へ時空間移動(テレポート)させただけらしい。

退魔術とは・・・本来悪を裁く術・・・・研修生が裁かれるのは少し可笑しい・・・と感じた邪武乃の勘は当たった。

 

そして、退魔術で消していた・・・のでは無く移動させただけ・・・という深層に近づけた邪武乃は、評議員から特別の評価を受けた。

 

特別枠として、最初に「武装錬金」の訓練を受ける事最初に許可された。

 

「武装錬金」とは、無の状態から「霊気」を貯めて脳内でイメージした武器を具現化する物である。つまり、イメージするだけで、手元に武器を出現させる事が出来るのだ。

そして、その「武装錬金」として作りだした武器は、霊気で出来ている為、生き物や障害物に対する攻撃としてはモチロン、幽霊など本来触れないモノに対しても攻撃出来るという優れ物だ。

 

邪武乃

「よし!ついに俺も・・・」

 

 

 

 

 

 

 

除闇

「・・・という訳で・・・俺は、そこで始めて・・・『武装錬金』という霊気を具現化した槍を出す技を覚えたんだ・・・」

 

ゼノ

「・・・・zzzzzz・・・・・・・・・は!?・・・あっ!・・・なるほど!そうだったんですかぁ・・・」

 

 

除闇

「オマエ・・・今俺の話寝ながら聞いてただろ?」

除闇は、かつて16歳の(邪武乃タロウと呼ばれていた)時の話を、ゼノ=スカイブレイド(現在身柄を預かっている、帝國の研修生)に話していたのだが・・・なかなか話がながかったようで、途中でゼノは寝てしまったのだ。

 

ゼノ

「あ・・・あははははは、えぇ!聞いてましたよ!・・・・その、邪武乃って呼ばれてて・・・え~と・・・除闇さんに改名したんですよね?・・・市役所とかで・・・改名した話でしたっけ?」

 

除闇

「市役所って・・・・オマエ・・・・」

そう・・・ゼノは、まったく除闇の話を聞いていなかったようだ・・・

 

ゼノ

「え・・・っと・・・そうですね、もし・・・話してたらゴメンなさい・・・昔、邪武乃って名前の時、16歳でしたっけ?・・・どうして、彼女と別れちゃったんですか?」

 

除闇

「まぁ・・・俺が忙しすぎたんだよ・・・で彼女・・・鬱になっちまってさ・・・俺、一緒に食事行こうって誘ったけどよ・・・結局、その退魔師の研修が忙しすぎて・・・行けなくなっちまって・・・」

 

ゼノ

「あ~あ・・・デートすっぽかしか・・・」

 

除闇

「・・・・・・・・・・・・・・フン・・・まぁ・・・そーいう事だ。・・・で、さらに、彼女との距離が開いてな・・・結局破局だ・・・それで、彼女は・・・両親と暮らす事になっちまった・・・・」

 

ゼノ

「おぉ・・・そこの話を詳しく☆」

 

除闇

「オマエ・・・俺がじっくり話すと・・・また寝るだろ?」

 

ゼノ

「いや・・・今度は起きてます!」

 

除闇

「フン・・・・」

 

ここから先は、ゼノには話さなかった・・・・

まぁ、俺がじっくり話をすると・・・ゼノは、また寝ちまうからな・・・

俺が、除闇と名乗る事にしたのは、家族や縁者との繋がりを断ち切るためだった・・・

 

 

 

Midnight-Jab:ゼロ-最終話 闇を除く者

家族も、愛しい人も、繋がりを断ち切り前へ進むモノ

 

 

俺の、退魔師という仕事は・・・除霊・・・だけでは、無くあらゆる魔の手を退治していく始末屋で・・・常に危険と隣り合わせな仕事だ・・・自分が退魔師にある事で家族が人質にとられる等の危険が及ぼし・・・冷静な判断が出来なくなるからだ。

 

一人前の退魔師となる為には・・・あらゆる犠牲が出ても任務を遂行する鉄の意志が必要だったのだ。その為には、家族や縁者は不要だ。

 

そこで、般若の面をした奴から、選択を迫られた。

一つ目の選択は、「ここで研修時のキヲクを消して、通常の生活に戻る」

二つ目の選択は、「家族や縁者との繋がりを完全に断ち切り、退魔師として生きる」

 

黒鴉は、退魔師になる選択をすぐにした。アイツの目は、研修で野外演習に行ったときから変った。

 

俺は・・・誰かが、この仕事をやらないと・・・ホントに大事な物を守れなくなってしまう様な気がした。

 

 

16歳の時、俺は彼女との繋がり断ち切った。そして・・・『邪武乃タロウ』という名を捨てた。

 

闇を除く者・・・それが・・・俺の名前の由来だ・・・

 

俺は、ハランデイイ寺へ行き・・・家を出る支度をした・・・

 

退魔師として・・・繋がりを断ち切ったのだ・・・もう二度とここに来る事も無い・・・

jab利休さんには、挨拶ををすると・・・ここ出る時バツが悪い・・・挨拶をせずに出ようと思った時・・・

 

そこには、jab利休が居た。

 

jab利休

「息子よ・・・なぜ・・・彼女を捨てた?」

渾身のjab利休のスレートパンチが、炸裂する・・・・

 

除闇

「・・・・息子・・・人違いだ・・・俺の名は・・・除闇・・・・この世の闇を取り除くものだ・・・・アンタの息子・・・邪武乃タロウは・・・俺が殺した・・・・」

 

jab

「なら・・・息子のカタキは・・・撃たせてもらうぞ・・・・影猫さんの流した涙の分も・・・今ここで、制裁してくれる・・・・」

 

そこへ、大熊大五郎が駆けつけた・・・

 

大五郎

「やはり、こうなったか・・・邪武乃が退魔師の職を選んだ時から・・・遅かれ早かれこんな時が来る様な気がした・・・だがな、自分の教え子の親子同士の殺し合い等は、させる訳にはいかん!」

 

jab利休

「止めるなよ・・・大五郎・・・これは、こっちの親子の問題だ・・・息子の中学時代の担任とは言え・・・クチを出さんで欲しい・・・」

 

大五郎

「口出しも手出しもせんが・・・せめて、親子で戦うなら・・・ルールぐらいは決めさせてもらう・・・この闘いは俺が見届ける・・・ルールは簡単!先に倒れた者が10カウント以内に起き上がる事が出来なければ負けだ!」

 

jab利休

「フン・・・まぁいい・・・息子に止めは刺したくないからな・・・」

 

jab利休

「行くぞ!」

jab利休は、真っ直ぐ突っ込んできた。

 

除闇

「武装錬金!」

除闇は、霊気の力で槍を作り出した。

 

jab利休

(ほぉ・・・それが、研修で培ったチカラか・・・・)

 

除闇

「魔槍鬼神撃!!」

除闇は、槍をjab利休へ放つが、jab利休は、丸太と入れ替わった。

 

除闇

「なに!」

 

jab利休

「忍法・・・うつせみ天舞!滅せよ!」

jab利休は、上空から除闇へ回転しながら滑空しかかと落しをしかけた。

 

除闇

「!・・・まだだ・・・魔槍紅翼刃!」

除闇は、紅の翼を翻すように上空へ槍を切り上げた。

 

jab利休

「!!・・・忍!・・・うつせみ地斬!」

jab利休は、再び丸太と入れ替わり、今度は、地上から攻撃を仕掛けに来た。

 

除闇

「ち・・・今度は下か・・・」

除闇は、空中で槍を持ったまま回転しjab利休へ攻撃した。

 

除闇

「魔槍ツバメ返し!」

 

jab利休

「忍!」

jab利休はやはり、変わり身の術でそれを回避する。

 

jab利休

(・・・・・・・・・チッ・・・丸太ギレか・・・もう変わり身は使えんな・・・そろそろ、モズを使って・・・ケリをつけるか・・・)

 

大五郎

(ほぉ・・・jabの奴・・・勝負に出る気だな?)

 

除闇

(利休さんのあの顔は・・・俺と格闘ゲーム(サ●ライスピリッツ)をやってハメ技をやってた時の顔だ・・・つまり・・・モズを使う気だな・・・モズの前には・・・アレを出す・・・狙いは解かってるぜ・・・利休さん!)

 

 

 

jab利休

「さぁ・・・息子よ・・・ここを通りたくば・・・僕を倒してから行け・・・」

 

除闇

(来るぞ・・・・まずは、を使うぞ・・・)

 

jab利休

「jab忍法・・・爆炎龍!!」

jab利休は、地上に拳を立てると、炎の龍のように、火炎球が地を走る。

 

除闇

(ジャンプで飛んでも避けても・・・ガードしても・・・同じだ・・・必ず次の利休さんは・・・)

 

jab利休は、猛ダッシュで接近してきた。

 

除闇

「やはり来た!」

 

jab利休

「疾風モズ落・・・ッ・・・・・・・・なっ!?・・・」

jab利休はガード直後に除闇の身体を掴み技に入る予定だったが・・・除闇、槍でjab利休の放った火炎玉に対して「切り払い」を行った。

 

その槍に一瞬怯んだjab利休に除闇は、拳の連続技を喰らわせた。

 

Midnight-Jab(ミッドナイトジャブ)!!

 

jab利休が突っ込んだカンウンターに合わせて使った連続の拳は、全てjab利休に当たった。

 

jab利休

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

jab利休は、もろに喰らった為、ダウンした。

 

大五郎

「フン・・・勝負あったな・・・カウントを取るぞ・・・ワン!ツゥ!スリー!フォー!・・・・」

 

除闇

「・・・・・これで、繋がりは断ち切った・・・さよなら、利休さん・・・・」

 

大五郎

「セブン!エイト!ナイン!テ・・・・」

 

瞬 身 転 移 

イヅナ落し!

 

jab利休は、瞬間移動をして、除闇のを背後からガッツリ掴み・・・物凄い速度で上昇した。

 

 

除闇

「うああああああああああああ!!」

その激しいジェットコースター並みの速度で上昇した為、除闇は恐怖のあまり悲鳴をあげた。

その信じられないGに身動きが取れない除闇・・・そして、上空彼方から真っ逆さまに急降下した。

 

jab利休

「この技は・・・モズ落とし非ではない・・・絶対に逃れられんぞ!沈め除闇!!」

流石に、育ての息子に12発殴られたのが屈辱だったのか・・・すでに、jab利休は戦いに鬼になっていた。

 

 

大五郎

「そこまでだ!!」

大五郎は、稲妻のような速さで、jab利休に回し蹴りを喰らわせ、除闇の密着から分離させ、除闇を抱きかかえて地上に戻った。

 

jab利休

「ふぎゃん!(泣)」

jab利休は、落下して若干涙を流した。

 

jab利休

「なして・・・邪魔するの・・・(泣)・・・あの技決めたら・・・絶対僕が勝ったのに・・・」

 

大五郎

「オマエの負けだ!jabよ!」

 

jab利休

「なして!(怒)」

 

大五郎

「オマエの技の発動は・・・10カウント後だった・・・」

 

jab利休

「へ?(泣)」

 

大五郎

「そう・・・オマエは、すでに・・・負けている・・・」

 

jab利休

「ひ・・・ひでぶ(泣)」

jab利休は、北●の拳のマネをしながら、床に倒れたが(大分元気そうだった)

 

 

 

 

 

こうして・・・本名を捨てた俺は・・・除闇と名乗るようになり・・・始末屋の仕事に専念するようになった。仕事の関係上偶然であったアンドロイドは・・・山田恋華。

 

中学時代同じクラスだった奴だ。

 

アイツが・・・アンドロイドだったのはその時知った。

仕事上の成り行きで、俺は恋華と共にビックヴァーダーという戦艦に同乗し、そこのクルーとなった。

 

そこで、恋華から除闇と名乗るようになった理由を聞かれ・・・いきさつを話したら・・・俺は殴られた。

 

恋華

「ホント・・・バカじゃないの?退魔師と・・・アンタの家でと・・・影猫さんとの破局と・・・どーいう関係があるの?」

恋華は俺の胸倉をつかみながら話した。

流石にアンドロイド・・・腕力だけでは勝てない・・・・

 

人質の危険性等・・・利休さんも人質に取られる可能性がある・・・丁寧に説明したが・・・恋華は、中学時代と変らず非常に強引で俺の話を聞かない・・・

 

恋華

「いい?アンタ!よーーーく聞きなさい!」

首を絞められてる俺は、うん・・・と答えるしか・・・この時の選択肢は無かった。

 

恋華

「jab利休さんってねぇ・・・アンタの首を絞めてるアタシより強い・・・10倍強いお兄ちゃんよりも・・・さらに、20倍強いのよ?・・・解かってるの??」

 

首を絞められていた俺は・・・ただ咳をしていた。あの時の俺は逆らえなかった。

そして、恋華の半強引なチカラづく説得により・・・俺は、jab利休さんの所へ謝りに行かされた。

 

断ち切ったハズの繋がりは・・・こうして元に戻ったのである。

 

俺は、・・・恋華以外の女性を守る!そう決めた!

 

 

 

 

 

 

おわり

 

 

 

 

◆あとがき

 

はい!・・・はよ!先に進んでよ~

 

僕のキャラの出番はいつ?・・・ワタシのキャラは?

 

という声が僕のキーボートを走らせました。

 

正直に言います!20分の1の量に縮めた 除闇誕生編です。

実際は・・・もっと全然濃いですw

 

まぁ 影猫カッツェの登場する頃にまた・・・そこは、出てきます。

 

影猫カッツェは、再び出てきます!