ブログ小説新章・Midnight-Jab:ゼロ-10話「邪武乃タロウ」 | ゆっくり☆一緒に☆NGS☆【仮】

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こんばんわブログ小説のお時間ですw

 

はじめての方は、ここから読むのもいいかも知れません。

 

今日は・・・除闇誕生秘話です。

 

君の後ろ姿に登場した。邪武乃タロウ・・・彼の中学卒業後のお話になります・・・・

 

http://ameblo.jp/rum-xxx/entry-12225718663.html

君の後ろ姿は、こちらのURLからどうぞ・・・

 

お話しの最後に・・・緊急告知があるので・・・お見逃し無く・・・

 

 

◆本編

 

静かな場所に、二人の男が立っていた。

一人の男は長身で、長い黒髪でメガネをかけている。名は、除闇という。

もう一人の男は、除闇より、少し背は低いが、銀髪でまだ若く16歳ぐらいの年齢である。名は、ゼノ=スカイブレイド(略、ゼノ)

 

ゼノは、本来なら帝國と言う大きな組織で研修中の身であったが・・・ちょっとした事情があり・・・除闇のいる、同盟軍である -蝶- という組織に身を預かってもらっている。

 

ゼノは、 -蝶- という組織で「少し変った(生物?)モノ」を飼育する仕事を任されている。

 

「少し変った(生物?)モノ」は肉食であり、人肉が好物である。飼育するのは、とても大変だ。

ゼノは、「少し変った(生物?)」に追いかけられる事が多かった。

 

ゼノ

「ああああああああああ・・・や、やめろ・・・俺は、エサじゃない!」

 

除闇

「ハッハッハッハッハ・・・オマエ、ホント・・・エサと間違われる事多いな・・・」

 

ゼノ

「そんな・・・どうして、除闇さんは、襲われないんですか?」

 

除闇

「俺は、最初から毅然とした態度を取ってるからな・・・アイツらも、上下関係を解かってるんだよ・・・ほら、エサ!」

 

少し変った生物?達は、除闇の前では、大人しくエサを食べている。

 

ゼノ

「なんなんだ・・・この、差は・・・」

 

除闇

「ほぅら・・・俺の前では、大人しいだろ?・・・美味いか?・・・オマエら・・・」

少し変った生物?達は、除闇の近くでは、少しだけ言葉を発した。

 

 

カユイ・・・ウマイ・・・ニク・・・・

 

 

ゼノ

「・・・・・・・・・・・え・・・怖い・・・・・」

 

除闇

「凄いだろ?・・・最初は、言葉なんか話さなかったぜ?」

 

ゼノ

「あぁぁぁ・・・」

ゼノの所へ凄い速さで、その生物?が一体突進してきた。

 

 

 

 

邪武(jab)!!

 

除闇は、一喝でその生物?を蒸発させた。

その生物?・・・とは、生き物では無く死人(ゾンビ)である。そして、そのゾンビを蒸発させる事が出来る、除闇は退魔師。悪霊、死人、妖怪、悪魔等を専門とした始末屋である。

 

除闇は、ビックヴァーダー、-蝶- 、帝國という大きな3つの軍が、和平を結ぶ条件として、ビッグヴァーダーから、ここ -蝶- へ異動する事になったのだ。ビッグヴァーダーから、引き取った事実上の人質であった・・・

 

 

 

ゼノ

「・・・・ハァ・・・ハァ・・・危ない所でした・・・」

ゼノは、ゾンビから襲われそうになった所で、除闇の退魔術で助けられた・・・

 

除闇

「そーいえば、ゼノくん・・・歳は幾つだ?」

 

ゼノ

「16です。」

 

除闇

「16歳か?若いな・・・・16歳で帝國軍の士官候補生か・・・なんで帝國軍へ士官したんだ?」

 

ゼノ

「俺は・・・かつて、この世界を救ったと言われる・・・アークスに憧れを持ってまして・・・だから、アークスの惑星を派遣し秩序を正す流れを受け継いだと言われる・・・帝國惑星派遣軍(略、帝國軍)へ、士官したんです。・・・今は、アークスは居ないけど・・・アークスの様な正しい事をする仕事につきたいんです。」

 

除闇

「そうか・・・正しい事する仕事か・・・俺も・・・16歳の頃だったかな?・・・退魔師になったの・・・」

 

ゼノ

「除闇さんも、16歳の時に・・・・」

 

 

 

今から時は、10年ほど遡る・・・

 

除闇が中学を卒業した時の話である。

 

 

 

 

 

退魔師 J  

今明かされる・・・除闇誕生の秘話

 

 

 

 

俺の名は、除闇・・・退魔師だ。退魔師とは、悪霊専門の始末屋だ。悪さをする悪霊や妖怪を退治したり、怪奇現象なんかを調べたりするのが本業だったが・・・

現在は、ゾンビ(死人)を束ねる「秘密組織 -蝶- 」へ配属している。

まったく可笑しな話だろ?・・・悪霊退治の退魔師の俺が・・・ゾンビ(死人)のと同属組織で働くなんてさ・・・

 

3年前は、ゾンビ(死人)を討伐する組織ビックヴァーダーに配属していた・・・だが、調査が進み、「死人の組織 -蝶- と帝國が繋がっている」という真相を掴みかけた時、上からの圧力で調査の中断をさせられ、ビックヴァーダーは、和平条約を結ぶ事になった。

表向きの理由は、これ以上戦火を拡大させない為、裏側理由として考えられるのは、ビックヴァーダーが、真実を掴み始めた為・・・これ以上秘密を掴まれない為・・・という理由で間違い無いだろう・・・

 

さて、今回は・・・俺が退魔師を始めたばかりの話をしていこう・・・

 

俺は、かつて、邪武乃タロウと名づけられた・・・ハランデイイ寺の住職jab利休さんに育てられた・・・俺は、あの人のお陰で無事中学を卒業し・・・中学を卒業する時に・・・彼女が出来た。

 

彼女の名は、影猫カッツェ・・・

 

邪武乃

「父さん・・・ただいま!」

 

jab利休

「おかえり~卒業おめでとう☆」

邪武乃タロウは、本日中学校を卒業した。

 

jab利休

「お?・・・オマエ、噂は聞いたぞ?・・・彼女が出来て・・・一緒に帰ったそうじゃないか?」

 

邪武乃

「と・・・とうさん!・・・・何故そのことを?」

 

jab利休

「父さんはなぁ・・・オマエが誰と付き合ってるかも、解かってるんだよ?」

 

邪武乃

「//////////な・・・」

邪武乃タロウは、赤面した。

 

jab利休

「彼女の名前は・・・・・恋華ちゃんだな?・・・どうだ?・・・当たったろ?」

jab利休は、どや顔で言った。

 

 

「ほっほっほっほ・・・そんなに好きなら・・・第二ボタンを貰いなさい・・・いずれ付き合えるかもよ?」

あの修学旅行でjab利休は、恋華にさりげないアドバイスをしたのだ・・・

 

 

邪武乃

「・・・・・・・・・・ち・・・違うよ・・・・影猫さんだよ・・・影猫カッツェさんだよ!」

邪武乃は、少し顔色を悪くして言った。やはり、自分の彼女の名前を間違われるのは嫌だった。

 

jab利休

「!!・・・おや?・・・オマエ・・・学生服の第2ボタンが・・・」

邪武乃の第2ボタンがあった場所は、自分で外した・・・というより、誰かに強引にムシリ取られたかのように・・・・糸クズが出ていた。

 

jab利休

「まさか、その影猫って娘に・・・強引に第2ボタンを取られて・・・このボタンを返して欲しければ・・・私と付き合いなさい!・・・・って脅されたのか?・・・その、影猫って娘に!・・・はよ!はよ!・・・教えなさい!」

親というモノは・・・息子の異変に気づくと、どうしてもしっかりと理由を聞きたがるモノである。

 

邪武乃

「違うよ!父さん!・・・・そうじゃなくて・・・この第2ボタンは・・・恋華が持ってるんだよ!」

http://ameblo.jp/rum-xxx/entry-12225297939.html参照(第2ボタンの話)

 

 

「おい!・・・・落ち着けよ・・力づくで取る、第二ボタンになんの意味があるんだよ?」

 

「いいから頂戴よ!!」

 

と恋華は、卒業式終了直後に邪武乃を体育館の隅に追い詰め・・・

ブチ・・・と力づくで第二ボタンをもぎ取ったのだ。

 

 

 

jab利休

「ほぉ・・・/////なんだぁ・・・・やっぱり、恋華ちゃんに第2ボタンあげたんじゃないか?・・・まさか・・・影猫って娘に包丁で脅されたのか?」

 

 

「あの・・・ワタシ・・・包丁でなんか、脅かしてません・・・」

そこへ、女性の声が聞こえてきた。

 

jab利休

「ほあ?・・・・あ・・・いらっしゃい・・・お客さんですか?」

 

邪武乃

「・・・・紹介するよ・・・・僕の彼女の影猫カッツェさんだよ・・・」

 

jab利休

(え??・・・・いきなり、ウチに連れて来た・・・オマエ・・・中学生が、いきなり彼女を家に呼ぶとか・・・ヤバイ!・・・掃除しなきゃ・・・・)

 

jab利休

「あ・・・えーっと・・・いらっしゃい/////・・・まぁ・・・綺麗で優しそうな、・・・・いい彼女じゃないか☆・・・息子よ!!」

jab利休は、超焦っていた。

 

影猫

「はじめまして・・・・影猫カッツェです。」

 

整った顔立ちで、澄んだ瞳を持つ少女であり、とても丁寧に挨拶をした。

 

jab利休

「うむ・・・ちょっと、部屋を片付けてくるから・・・そこの、コンビニでケーキでも買ってきなさい!はよ!はよ!」

 

邪武乃

「あ・・・ハイ・・・」

邪武乃と影猫は、二人でコンビへ向かった。

 

影猫

「邪武乃くんのお父さんって・・・小さくて可愛いお父さんだね・・・」

 

邪武乃

「あはははは・・・・確かに小さいよね・・・利休さんはw・・・ってか、コンビニにケーキなんか売ってるかな?」

 

影猫

「まぁ・・・無かったら、なんでも良いんじゃない?☆・・・食べたいもの買っちゃおう☆」

 

邪武乃

「あははは・・・そうだね!」

付き合ったばかりの恋人同士は、全てが楽しく感じた・・・・ちょっとした話や、ちょっとした買い物・・・全てが輝いた時間として感じられる。

 

 

その頃、ハランデイイ寺で・・・jab利休は・・・

 

jab利休

「ギンさん!!・・・撤収!・・・はよ!帰って!はよ!はよ!」

 

ギン

「あれ?・・・・邪武乃くんは?・・・さっき帰ってこなかったの?」

ハランデイイ寺の座敷では、ギンが寛いでいた。

 

jab利休

「帰ってきたけど・・・なんか、別の娘と帰ってちゃった!」

 

ギン

「えええええ!!・・・・じゃあ、恋華は??」

 

jab利休

「多分・・・一人で家に向かってる・・・と・・・」

 

ギン

「アイツ!恋華の奴・・・何やってるんだよ・・・後悔しない為に・・・卒業式後に・・・告白するんじゃなかったのかよ・・・・」

jab利休とギンは、邪武乃タロウと山田恋華・・・この両名が一緒に帰ってくることを予想しており、4人でハランデイイ寺にて一緒にご飯を食べる予定だったのだ・・・

因みに、jab利休とギンは、20年以上の付き合いになるのだった。

 

ギンは、慌てて走って帰った。

 

アタシだって・・・・邪武乃と帰りたかったよ・・・・

 

妹の悲しげな心の叫びが、ギンには、手に取るように解かったのだった。

http://ameblo.jp/rum-xxx/entry-12225297939.htmlこの後の、ギンと恋華の話はこちらへ)

 

 

 

コンビニから、邪武乃と影猫が一緒に並んでハランデイイ寺に戻った。

 

jab利休

「おぉ・・・おかえり☆・・・・おぉ・・・なんだその荷物は?」

 

邪武乃

「へへへ・・・さっき、父さんが、5000円渡してくれたから・・・イロイロ買っちゃった☆・・・」

邪武乃は、影猫に持たせるのは悪いと感じて、一人で大量に荷物を持っていた。

 

影猫

「ちょっと・・・私も荷物持つって言ったのに・・・全部彼が持っちゃうんですよ~」

 

jab利休

「ほぉ・・・ジェントルマンだね・・・で、お釣りは?」

 

邪武乃

「無い☆」

 

jab利休

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

邪武乃タロウの爽やかな笑顔を見ながら・・・jab利休は真っ青になった。

 

jab利休

(1週間の分の食費が・・・・・・、まぁ・・・仕方ない・・・今日は卒業式だ・・・大目に見るか・・・息子も幸せそうだしな・・・)

邪武乃と影猫は終始笑顔だった。その2人の笑顔を見て、jab利休は思った・・・

 

どうか、2人には幸せになって欲しいな・・・

 

邪武乃

「・・・・・・・・・うわぁ!父さん!座敷に寿司があるじゃん!」

お昼をみんなで食べようと購入した寿司がテーブルに並んでいた。

 

影猫

「うわ・・・凄い・・・なんか押しかけたみたいで悪いわね・・・」

 

jab利休

「いえ!いえ!・・・さぁ、食べましょう!沢山ありますよーー」

卒業式のお祝いとして、jab利休とギンが購入したものであった。

 

邪武乃

「あれ?・・・父さん・・・なんか見たところ・・・4人前のような・・・しかし違和感があるような・・・」

 

jab利休

「そうか?・・・まぁ、オマエ沢山食うから4人前注文したんだよ☆・・・ハハハハハ・・・」

 

邪武乃の感じた違和感とは・・・中トロや鯛等の高級ネタはあるのだが・・・何故か・・・卵とイクラとかっぱ巻きがとガリが・・・無い。普通ならついているハズ・・・そして・・・どう見ても、寿司と寿司の隙間に空間が出来ていた。

 

モチロン犯人は、ギンである。タマゴとイクラとかっぱ巻きとガリ・・・この4つは、妹の好物であった為、帰り際に閃光のような速さで抜き取りタッパーに詰めて持ち帰ったのだ。

少し行儀が悪いようにも思えるが・・・お金を出したもの事実なので、決して泥棒では無い。

 

影猫

「あの・・・お金・・・私も払いますよ?・・・なんかご馳走になってるみたいで悪いし・・・」

 

jab利休

「いやいや!子供が遠慮するモンじゃないよ!・・・さぁ!食べないさい!はよ!はよ!」

 

影猫

「あ・・・ありがとうございます☆・・・今度何かお礼をさせてください////」

邪武乃は、寿司をトロ、鯛、イカ、サーモンと4つ全部口入れた。邪武乃の顔は、ほっぺただけが大きく膨れた。

 

影猫

「/////////・・・クス・・・ハハハハハ・・・」

 

jab利休

「オマエは、ハムスターか!」

 

邪武乃

「ほがほがほが・・・・・」

クチの中に多量に寿司を詰めた為、上手く話せない。

 

影猫は、思い切り笑った。邪武乃のこのアクションは、ワザとであった。

影猫が、少し緊張気味であったので、あえて行ったのだ。・・・そして、jab利休もそれを察してツッコミを入れたのだ。

 

jab利休

(息子よ・・・オマエ・・・大人になったな・・・・)

 

 

 

 

 

 

とても、思い合う・・・

 

 

 

 

 

 

 

邪武乃と影猫・・・

 

 

 

 

 

 

 

次回、この二人が・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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