君の後ろ姿:最終話「私は後ろ姿を眺めていたいんじゃない!」 | ゆっくり☆一緒に☆NGS☆【仮】

ゆっくり☆一緒に☆NGS☆【仮】

ザ·適当なブログですが~
仲良くしてくださ~い~

◆ブログ小説です。

ブログ小説「君の後ろ姿」・・・もう二度と戻ってこない、時間を力いっぱい生きる学園ラブストーリー

昔の青春を思い出して、ゆっくりご覧下さい。

このブログ小説のサブタイトル、女郎花(オミナエシ)から続く花を連想しています。

最初のサブタイトルの女郎花とは、勿論・・・山田恋華を意味するモノです。

花言葉に詳しい人には、最初からネタバレだった最終回だったかも知れません。

もちろん、あえてワザとネタをバラしのヒントにしました。

 

 

 

 

◆前回までのあらすじ

三年生へと進級した。除闇&恋華・・・・もとい、邪武乃と恋華たち、修学旅行の季節がやってきた。修学旅行の観光場の一つに、ハランデイイ寺(邪武乃)の実家が含まれている・・・というありえない展開になってしまった。・・・いよいよ、修学旅行編がスタートします。学生生活の残り僅かな時間を彼らはどう過ごすのでしょうか?

ハランデイイ寺の付近の山奥で、邪武乃達はキャンプをする事になったのだが・・・

キャンプのイベントの肝試しにて突然、熊の襲来・・・邪武乃達学生らの大ピンチ・・・さて続きをどうぞ!

 

◆本編

大五郎

「次、10番目ペア!いって良いぞ!」

大五郎の呼びかけで、邪武乃と弥生が肝試しに行くハズだったのだが・・・

 

野原

「大変だ!熊が出たらしい!自分は、肝試しに行ったメンバー達の様子を見に行ってこちらに戻るように呼びかけてきます!」

 

弥生

「待って!私も学級委員よ!・・・一緒に行くわ!」

 

大五郎

「よし俺も、行こう!!邪武乃肝試しは中止だ!10番以降のメンバーにこれを伝えて、ハランデイイ寺の中に全員退避の指示をだせ!いいな?」

 

邪武乃

「はい!解かりました!!」

邪武乃は、他の生徒へ熊が出た為ハランデイイ寺に避難するように指示を出した。そして、邪武乃自身もハランデイイ寺に避難した。

 

邪武乃

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

邪武乃は、静かに黙っていると・・・そこへ育ての親であるjab利休がやってきた。

 

邪武乃

「利休さん・・・・・」

 

jab利休

「学級委員の野原くんと弥生さんは・・・生徒達を助けに行ったそうだね・・・」

 

邪武乃

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

jab利休

「お前は、今何を思う?・・・・・そして、お前自身どうしたい?」

 

邪武乃

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

jab利休

「大五郎に言われてお前もココに居るのか?・・・お前は、お前の正しいと思うことをやりなさい・・・」

 

邪武乃

「・・・・・・俺・・・外にいる友達が心配だ・・・・俺も助けに行ってくるよ・・・」

邪武乃は、ハランデイイ寺を出て外の友達を助けにいった。

 

jab利休

「・・・・・・・・・それでいい。」

jab利休は邪武乃の出て行く姿を誇らしげに見つめた。

 

 

 

その頃現地、肝試しの場所では、まだ肝試しが続行していた。

「うらめしや~~~」

 

黒鴉

「おおおお!!・・・か、影猫さん!?」

 

影猫カッツェ

「びっくりした?・・・・チムールさんに頼まれて・・・私オバケ側にまわったのよ!・・・ねぇ、ビックリしたでしょ?」

 

黒鴉

「ビックリっていうか・・・可愛い・・・」

 

影猫カッツェ

「え?・・・今なんか言った??」

 

黒鴉

「いや・・・別に・・・・」

 

邪武乃

「おーい!!ココは、熊が来るぞ!早くハランデイイ寺に戻れ!・・・・肝試しは中止だ!」

 

黒鴉

「え?熊・・・・マジで?」

野原、弥生、大五郎、邪武乃は分担して周辺の肝試し中の生徒達に熊が居る事を知らせて、ハランデイイ寺へ避難を指示した。

 

25分が経過した。

 

野原

「お!邪武乃!・・・・お前も来ていたのか?・・・・そっちはどうだった?」

 

邪武乃

「2番目ペア、3番目ペア、7番目ペアに避難を伝えた。」

 

野原

「こっちは、4番目、5番目、6番目のペアとオバケ役の生徒に避難を伝えた。」

 

弥生

「私と大五郎先生は、8番目、9番目に避難を伝えたわ!・・・10番目のペアは私と邪武乃くんだから・・・あと残りは??」

 

大五郎

「最初に出発した、1番目のペア・・・だな・・・熊野と山田だ・・・」

 

弥生

「先生!オバケ役の影猫さんから連絡が入りました。・・・・チムール博士により、熊野くんは無事保護されたと・・・」

 

野原

「!!・・・・熊野・・・だけ?・・・・山田は?・・・・恋華は一緒じゃないのか!?」

熊野プー太郎と本来一緒のペアであるハズの山田恋華が居ない事を聞き、野原は血相を変えた。

 

野原

「おい!弥生!!もう一度聞きなおせ!恋華は?・・・山田恋華は一緒じゃないのか???」

 

野原

「くそ!!」

野原は、一人奥道まで走って行った。

 

弥生

「ちょっと!落ち着いてよ!」

 

邪武乃

(野原・・・・アイツ、よっぽど恋華の事好きなんだな・・・俺も、影猫さんが居なくなったら・・・あんな風に走って行くだろうな・・・)

 

大五郎

「野原一人では危険だ!俺が呼び戻す!」

 

邪武乃

「いえ!俺行って呼んできますよ・・・俺ここの育ちだから近道沢山知ってますし、ここ俺んちの庭みたいなもんですし・・・」

 

大五郎

「うむ!弥生と先生は、ハランデイイ寺に戻り生徒達の数を確認する!お前も無理はせず・・・野原とすぐに戻って来い!・・・山田の捜索は警察に任せよう!」

 

邪武乃

「はい!解かりました。」

邪武乃は森の奥へ走って行った。

 

 

野原は、大分奥まで進んだが、夜の山道は暗くて迷いやすい、恋華を探したいがどこにいるのか解からない・・・そして、野原自身も迷ってしまった。

 

野原

「くそ!・・・恋華・・・どこにいるんだ?・・・・恋華ぁ!!恋華ぁ!!」

大きな声で呼ぶが返事は無い・・・そしてその声に反応するように・・・熊が5匹現れた。

 

野原

「ち・・・・こんな時に・・・・」

野原は普通の中学生・・・・熊5匹に襲われたらひとたまりも無い。ついに囲まれて逃げ場を失ってしまった。

 

野原

「くそ・・・・ここまでか・・・・」

 

「伊賀ニンジャjab丸参上!!ニンニン!!」

コスプレをしたjab利休が参上した。そして、反対がからギンが登場する。

 

ギン

「さぁ、熊さん達!お兄さんが遊んでやるよ!こっちに来い!」

ギンの方をちらっと見たが・・・熊達はjab利休の方へ向かった。

 

ギン

「おい!シカトかよ!ほら!こっちこっち!!」

熊は、ギンの方をチラっとみて・・・何も無かったようにjab利休の方へ向かう。

 

jab利休

「あら・・・やっぱこっちい来るのね・・・」

ペシャ・・・

 

jab利休は小柄の身体であったので熊に乗られ潰されてしまった。

 

ギン

「・・・・・・・・・・・・無視すんなよ・・・・」

ゴン!・・・ギンは後ろからゲンコツをすると・・・熊は一撃で気絶してしまった。

アンドロイドであるギンのゲンコツはショベルカー並みのパワーがある為、軽い一撃が恐ろしく効くのだ。

 

残りの4匹の熊はビビッて逃げ出した。

 

ギン

「大丈夫かい?坊主?」

 

野原

「あ・・・ありがとうございます。」

この人は・・・・ハランデイイ寺で怪談話をしてくれた人・・・しかも、この人見たときの恋華の笑顔は信じられないくらい輝いていた。

 

野原

「あの?・・・・アナタは・・・恋華とはどのようなご関係ですか?」

 

ギン

「ん??あぁ・・・もしかして野原くん??・・・妹がいつもお世話になってます☆」

 

野原

「・・・・お・・・お兄さんでしたか??・・・これは失礼しました・・・」

つまり、恋敵ではない・・・という事が解かり安心した。

 

ギン

「妹から聞いてるよ・・・クソ真面目だけど良い奴だって・・・」

 

野原

「恋華が・・・俺の事を//////」

 

ギン

「なまいきで迷惑かけると思うけど・・・まぁ、よろしく頼むよ!」

 

野原

「はい!恋華は俺が守ります!」

野原の真っ直ぐな目を見て・・・・ギンは、恋華は友達に恵まれたな・・・と感じた。

 

邪武乃

「おーい!!大丈夫か???」

 

野原

「邪武乃!・・・・ハランデイイ寺に戻らなかったのか?」

 

邪武乃

「この辺、迷いやすいから早く戻ろうぜ??」

 

野原

「いや・・・おれは必ず恋華を助ける!」

 

邪武乃

「うわ・・・・めっちゃ頑固・・・・」

野原は、さらに森奥へと進んだ。

 

「はよ!はよ!お前も行きなさい!」

木の上からjab利休の声が聞こえた。先程熊に潰されたのは、jab利休の服を着た木材であり、熊に潰される直前でjab利休は木材と入れ替わったのだ。-変わり身の術-である。ギンもこれを知ってる為、まったく驚くことは無い。

 

jab利休

「いいから・・・はよ!先に恋華のトコまで走ってみせなさい!かけっこで負けたら・・・明日のご飯抜きだよ!」

 

邪武乃

「なんだよ!そのルール・・・」

邪武乃は、邪武乃は野原の方へ駆け出した。勿論恋華がどこにいるかは解からないが、とにかく駆け出した。

 

ギン

「そーいや・・・・なんで熊は、俺のトコに来ないで利休さんの方へ行ったんだ?なんか・・・俺の事よく解かってないみたいだった・・・」

 

jab利休

「クスクスクス・・・それはね・・・ギン、君がアンドロイドだからだよ・・・熊は君を動くモノとして認識してる。・・・・つまり生命体としては認識してないんだ・・・」

 

ギン

「あ・・・・つまり、アンドロイドだから襲ってこないのか・・・」

 

jab利休

「あぁ・・・ボクやチムさんなら普通の人間として狙われる事もあるけど・・・キミらはね・・・まぁ襲われないねw」

 

ギン

「つまり・・・俺が大丈夫って事は、恋華も・・・・・w」

 

jab利休

「クスクス・・・・」

 

 

 

 

その頃恋華は・・・・

 

恋華

「うーん・・・はぐれちゃった・・・っていうか・・・なんで熊が1匹も来ないのかな??」

恋華の所には熊は1匹も襲ってこなかった。そこへ・・・全力で走ってくる2人組みが・・・

 

恋華

「お☆・・・邪武乃と野原くん・・・めっちゃ走ってるw」

 

野原

「うおおおおおおおおおおお・・・恋華・・・」

 

邪武乃

「恋華!!ゴールはどこだ!?」

 

恋華

「ゴール??・・・あ・・・とりあえず、かけっこしてるのね☆」

恋華は、なんとなくノリで・・・土に拾った枝でゴールを書いた。

 

恋華

「なんだか知らんが・・・ゴールはここだぜ!!」

 

邪武乃

「うおおおおお!!俺は・・・明日のご飯が無くなるのは・・・イヤなんだぁぁぁ!!」

邪武乃は、心からの叫びで野原を抜いて先に(今作った)ゴールインした!」

 

野原

「ハァハァ・・・・ぬ・・・抜かれた・・・・だが、恋華は・・・俺が守る・・・」

 

邪武乃

「ハァハァ・・・・やったぞ・・・とりあえず・・・かけっこには勝てた・・・これで、明日のご飯抜きは免除だ・・・・っていうか・・・ハァハァ・・・・なんで、ここは熊が1匹もいないんだ?」

 

恋華

「さぁ・・・」

 

黒鴉

「お!・・・・お前らここだったか・・・・探したぞ・・・」

 

邪武乃

「オマエ・・・・ハランデイイ寺に戻ったんじゃ??」

 

黒鴉

「バカヤロウ・・・オマエを置いて戻れるかよ・・・」

 

恋華

「////////////」

恋華は、この黒鴉や邪武乃のやりとりをみて・・・胸の奥が熱くなった・・・

 

野原

「・・・・ここ、頂上か・・・いい景色だな・・・」

恋華

「うん・・・・・ねぇ・・・今、みんなでこうやって・・・同じ景色を見てるけどさ・・・卒業したら・・・別々の場所で別々の景色を見て暮らすんだよね?

 

 

 

野原

「あぁ・・・それぞれの道へ進む・・・それが卒業と言うものだ・・・」

 

黒鴉

「俺達・・・・ずっと・・・・・友達だよな?」


邪武乃

「あぁ・・・ずっと友達だ・・・」

 

野原

「卒業しても・・・どこかでまた会う時が来るだろう・・・」


恋華

「・・・・・・・・・なんか・・・こーいうのってさ・・・良いね////」

http://ameblo.jp/rum-xxx/entry-12211233290.html参照

10年以上の時を超え再び彼らは再開する。

 

 

ある時は、客人として・・・・

 

 

 

ある時は敵同士として・・・

黒鴉

「やるじゃないか・・・ここまでの抵抗が出来るとはな・・・除闇(邪武乃)、正直驚いたよ・・・まぁ、そもそも今回は、俺は戦いに来たわけじゃない・・・・話に来た・・・と言ったハズだが?」

 

除闇(邪武乃)

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

4人は・・・山の頂上で夜明けを待ち、ハランデイイ寺へと戻った。

 

 

 

 

 

☆☆

 

 

 

 

 

そして・・・・4人はそれぞれ巣立っていった。

 

ギン

「恋華・・・卒業おめでとう!」

 

恋華

「ありがとう☆」

 

ギン

「改めて・・・学校・・・どうだった?」

 

恋華

「どうって聞かれても・・・やっぱ面倒だった・・・w」

 

ギン

「おい・・・感想それだけかよ・・・・」

 

恋華

「なんか、授業意外にもなんか・・・いろんな人との関係がさ・・・やっぱ面倒だった・・・」

 

ギン

「それを学ぶ為に、アンドロイドボディーからヒューマノイドに一時的にチェンジしてイロイロやってきたのだろう?」

 

恋華

「そうだけど・・・やっぱ面倒だった・・・」

恋華の手には、ボタンが握られていた。

 

ギン

「お!そのボタンってまさか・・・第2ボタンか?」

 

恋華

「そーだよ☆GETしたw」

 

ギン

「誰から貰ったんだ?・・・ってか何時の間に・・・」

 

恋華

「邪武乃の第二ボタン!」

※卒業時に貰う第2ボタンとは、心臓に一番近い位置とされ・・・好きな人に傍らに居たいという思いで貰えるという風習が・・・この地方にはあった。モチロンその風習が無い地方もある。

 

ギン

「おおお!良くもらえたな!w」

 

 

実は・・・・貰えたのではなく・・・・修学旅行で・・・

 

jab利休

「ほっほっほっほ・・・そんなに好きなら・・・第二ボタンを貰いなさい・・・いずれ付き合えるかもよ?」

 

恋華

「それホント???」

とjab利休から恋華は教わり・・・卒業式直後・・・体育館の裏で・・・

 

邪武乃

「おい!・・・・落ち着けよ・・力づくで取る、第二ボタンになんの意味があるんだよ?」

 

恋華

「いいから頂戴よ!!」

と恋華は、邪武乃を体育館の隅に追い詰め・・・ブチ・・・と力づくで第二ボタンをもぎ取ったのだ。

 

 

 

恋華

「・・・という訳でね・・・見事GET☆」

 

ギン

「で・・・・邪武乃くんは、卒業式の帰りに誰と帰ったの?」

 

恋華

「影猫さん・・・・・」

卒業式の帰り道・・・恋華は、邪武乃と影猫が手を繋いで帰るところを・・・恋華は見かけたのだった・・・

それに気づかないフリをして恋華は帰ってきたのだった・・・・

 

ギン

「・・・・・・・・・・恋華・・・・」

 

恋華

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

アタシだって・・・・邪武乃と帰りたかったよ・・・・

 

メールアドレスだって交換したかった・・・

 

隣で・・・

 

手を繋いで・・・

 

 

堂々と帰りたかった・・・

 

 

解かってるよ・・・・

第二ボタンを力づくで奪い取っても意味が無いなんて・・・解かってるんだ・・・

 

 

「後悔だけは・・・するなよ?」

http://ameblo.jp/rum-xxx/entry-12221382383.html参照

 

 

恋華は・・・あの時言われた言葉蘇った・・・

 

ギン

「恋華・・・俺も・・・昔、後悔したことがあった・・・正直、その時は後悔しない生き方を・・・ベストだと信じた道を選らんがつもりだった・・・」

 

ギン

「でも・・・やっぱり、後悔はした・・・その時は、後で後悔する・・・なんて解からないんだよな・・・」

 

ギン

「うまい事は、言えん・・・・だが、今学んだことを次に生かせ!・・・」

 

ギン

ホントに大事なのは・・・同じ失敗を繰り返さない事・・・なんだぜ?・・・俺の言ってる意味解かるよな?

 

 

 

 

 

そして数年後・・・・・

 

 

 

――今なら解かるよ・・・お兄ちゃん・・・

 

同じ失敗を繰り返さない為に・・・コイツにキモチを伝える為に・・・

 

今アタシは・・・コイツとここに居るんだ!

 


機動戦艦ビッグ☆バター

 

 

今度は、「後ろ姿」を遠くから眺めているだけじゃなくて、

 

隣で歩く為に!!