学園モノのブログ小説です☆

主人公、新宿ネロが、

高校2年生としての学園ライフの1年間を描く!

ラブ?コメのお話し!

高校1年生では、帰宅後ゲームばかりだったネロ!

高校2年生では、見事生まれ変われるのか?w

 

ゼロ話

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前回の話はこちら

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【本編】

ーー2日目。俺は学校を休んだ。体調を崩した・・・というより、朝起きた時は10:00過ぎたった。学校の担任から電話がかかってきたらしく、俺はスマートフォンの着信音で目が覚めた。
「ゴホ、ゴホ・・・ちょっと風邪引きまして、スミマセン」と担任伝えたが、勿論嘘だ。流石に寝坊とは言えない。


ーーん?目覚まし時計は?


ネロは、枕元の目覚まし時計を見ると・・・木刀が突き刺さっていた。

ーーおい・・・勘弁してくれよ。俺昨夜どんな寝方していたんだ。


ネロは、とりあえず目覚まし時計を買いに買い物に行く事にした。「歩きスマホは、事故の元」と良く言うが・・・ついやってしまう。


ネロは、スマートフォンで「女心の掴み方」という項目で検索していた。




「女性は、甘いものに弱い」

クチコミ☆☆☆☆


フルーツポンチ侍 20代後半
「フルーツポンチ侍じゃない!桂だ!ミスタードーナツを差し入れで買って職場に行きました。いつもより優しくされました。そんな貴方は攘夷志士に・・・(続きはコチラをクリック





ーーお?これだ!よーし・・・ドーナツを買って、学校に持って行こう・・・どっか冷蔵庫くらいあるハズだ。

ネロは、目覚まし時計を購入してから、ミスタードーナツをクラスの人数分& プラスα(アルファ)で数個。(プラスα分こそ渡したい相手だったりする。クラスの人数分はカムフラージュだ)



ネロは、帰宅すると目覚まし時計に電池を入れて、木刀をなるべく部屋のすみに置いてから、ドーナツを冷蔵庫にしまった。


ーーよーし!せっかく学校サボったし、ゲームでもするか・・・(ちょっとだけ)

ネロは、オンラインゲームを始めた。


20時頃に、ギルドマスターのJINがログインした。
JINは、直ぐにネロを個室に呼び出して個人チャットで話しかけてきた。

ちょっと話がある。と言っていた。昨日ゲームしなかったから、その話かな?とネロは思ったが


「ネロ・・・貴様学校休んでゲームをやっていたようだな・・・

学生の本業は、やはり勉学だ!

授業料は親の金である事を再度認識し、

今後ズル休みはしないよーに!」


ーーまさかの説教だった。しかも、JINさん・・・

 

なんで俺が学校休んだ事を知っているんだ?













ーー3日目。俺は、2時間以上早めに学校に行く事にした。差し入れで持ってきたドーナツを冷蔵庫に入れて保管する為だ。しかし、教室には冷蔵庫は無い。こんな事ならドンキーホーテでクーラーボックスでも買って置けば良かった。まぁ、クーラーボックスを肩かたら背負ってきたら、釣りにいく人に見えてしまうため、登校中の学生としては違和感だらけだ。


ーーどうしようかな?職員室の冷蔵庫を借りて、冷やして貰おうかな?いや、職員分のドーナツは購入していない。・・・よし!保健室の冷蔵庫を借りよう!大塚(千恵)先生なら、なんとか・・・冷蔵庫を使わせてくれるかもしれない。


ネロは、急ぎ足で保健室へ向かった。


「あら・・・新宿くん。どうしたのかしら?・・・・」
大塚千恵先生は、微笑みながらネロに近づき

「また、足の小指でもぶつけちゃったかしら☆」

と、耳元でそっと囁いた。



「//////////あぁ・・・」
ネロは、大塚千恵の息が耳元にかかり、全身が熱くなり・・・一時的に昇天してしまった。


ネロは、さっと身を引き、首を3~4回左右に振り、自身で眼を覚ます行為した。

「あの!!お願いがあってきました!クラスメイトに差し入れを配ろうと思って、ドーナツを買ってきました・・・それで、昼休みに配ろうと思って・・・それまで、ここの・・・」
ネロが必死に説明をしていた所を、大塚先生は察して

「フフフ・・・ここの、冷蔵庫使っていいわよ。内緒にしとくわ☆」
大塚先生は、快くネロのドーナツ預かり、冷蔵庫の中に保管した。



そのようすを、保健室のドアをそっと開けて、静かに見守る目黒ギン(ネロの担任の)先生。

大塚千恵は、目黒ギンの存在に気付き、さりげなくウインクしてサインを送った。

「!!!・・・」
目黒ギンは、大塚千恵のサインに気付き、(ワリィな・・・頼みます)という意味を込めて軽く頭を下げ、無言で保健室を後にした。



「あら?新宿くん・・・クラスメイトに配る分にして少し多いわね・・・」
保健室で使う器材を入れる冷蔵庫である為、少しドーナツが入りにくい。大塚先生はネロに聴いた。


「あ・・・まぁ、ちょっと余分に買いました。千恵先生にも差し上げようと思いまして・・・」
ネロは、そう伝えると・・・


「まぁ、嬉しいデス☆」

「デス??」
一瞬で大塚先生が素になった話し方をしたので、ネロは思わず聞きかえした。


「あ////嬉しいわ・・・先生、甘いもの凄く好きでね・・・悪いけど、2つ頂けるかしら☆」

「ハイ☆冷蔵庫使わせてもらってるので、是非召し上がってください。」
ネロは、快く返事をすると・・・大塚先生は、一つ机に置いてあるコーヒーの隣に置いて、もう一つはギン色のアルミホイルで大事に包んで冷蔵庫は上に置くところをネロは見た・・・


ーーアルミホイルに包んだのは、誰かにあげるのかな?あえてツッコミは入れないでおこう。


誰も居ない教室に、再度ネロは戻ってきた。
教室の座席に座ると、間もなく他の生徒達がゾロゾロと入ってきた。

ーーあ!・・・渋谷(実尋)と恋華がきた。

恋華は、実尋と別れ隣の教室には入り、実尋はネロの所へやってきた。

「おっはよ☆新宿クン!」

「あ、渋谷////・・・お、おはよ・・・」
ネロは、実尋から話しかけられ一気に赤面した。

「おやおやー?顔が赤いよ?・・・もしかして、まだ熱があるのかい?」
実尋は、ネロに顔を近づけた。

「いや!ね・・・熱は無(ね)ぇよ・・・ホントに・・・心配してくれてありがとう・・・」

「フフフ・・・学生の本業は、やはり勉学だ!おサボりは禁止だゾ☆」
実尋は、ネロに軽くでこピンした。

「アハハ・・・」
ネロは、頭をかきながら照れ笑いをした。

ネット上で、顔の知らない人から注意を受けるより・・・顔見知りから、額を小突かれる方が良いもんだ・・・しかも、こんなに可愛い女子から小突かれるなら、毎日だって良いくらいだ。



「新宿クン・・・なんか嬉しそうだね。も、もしかして・・・M(マゾ)?」
実尋は、少し真顔でツッコミを入れた。




昼休み。
午前中のラスト、4限目が終わりを告げる手前・・・大塚先生が、チラっと廊下の窓からネロに手を振っていた。

大塚先生は、ネロにドーナツを渡しに来たのだ。
4限目が終わり、昼休みになった時点で生徒達は昼食に向かう為、教室から一斉に解散してしまう。
ネロ自身、ドーナツを渡しに難くなってしまう事を察して、大塚先生が気を効かせて届けに来てくれたのだ。


「あ、ありがとうございます!」

「ほら☆頑張るんだよ~」
大塚先生にネロは、額を小突かれ・・・デレデレになっているトコを実尋は見て

「・・・・やっぱり、ガチM(マゾ)だわ~こりゃ・・・アタシ、M(マゾ)って始めて見るわ~」
実尋は、いつも以上に眼を丸くしてネロのデレデレの姿を見ていた。


大塚先生は、去っていくフリをして階段の影に隠れた。ネロがドーナツをどの女の子にあげるのか・・・きっと、一番最初にあげる娘!それが、ド本命デス☆・・・あっ、一番最初にもらったの私だった・・・いや、それはノーカウントにするデス!


「みーーひろん☆お昼食べに行こ!・・・あ!また、みひろん狙いで待ち伏せ?・・・えっ・・・ありがと・・・じゃあ、ポンデリングで・・・」


!!!あら、まさかの恋華ちゃん?意外デス!!・・・と、大塚先生は、目を丸くした。


「みひろん!これ、もらちゃった!」

「おぉーそれは、ミスタードーナツさん☆」

「あ!渋谷・・・これ、差し入れで持って来たんだ!良かったら好きなの貰ってくれ!」

ネロは、恥ずかしそうな表情で手を震わせながら、ドーナツの箱を開けて中のドーナツを選ぶようにと見せた。

ネロにとって一生に一度の大勝負。自腹きって・・・異性にドーナツのプレゼントだった。

「おぉ☆新宿クン!気が利くねぇ~ダイエッターの私としては糖分は控えたいのだが・・・新宿クンからのプレゼントぉ☆これは、皮下脂肪を増加する覚悟でもらいましょう!」
実尋は、大喜びでドーナツを貰った。


「新宿クン!やっぱりキミは、(ドMだけど)良い奴だ!(どんな愛情表現もキミの自由さ!だから私は、味方だよ☆)これからも、仲良くしよー!!そーしよー!!」
実尋は、ドーナツを口にくわえたまま喋ったので、途中の会話(   )内の部分はネロに聞き取れないが、ネロの手を全力で握りた。



ーー!!渋谷が俺の手を全力で握り絞めて、これからも、仲良くしよう!!!そう言ってくれた!!これは、大きな前進だ!

ネロは、目を輝かせていた。

恋華は、実尋付き合いが長いせいか(     )内の言葉がハッキリ聞き取れてしまった・・・
「み・・・みひろん・・・」

「恋華!私の洞察力が確かなら・・・新宿クンの大本命は・・・■■■■だと見て間違いない!」
実尋は、■■■■の名前は、恋華の耳元で、こっそり話した。

「え!!いや、それ勘違いで・・・アイツは・・・」

恋華は、実尋の予想したネロの本命の相手を否定した。



「いや、私の洞察力は誤魔化せんよ・・・(新宿クン、ドMだし・・・あんなに小突かれて嬉しそうにニヤニヤ笑ってたし・・・廊下で二人っきりだし)」
実尋は、自身満々で言い切った。女の勘よ!と指を立ててポーズまで取った。

そこへ、階段の影に隠れていた大塚先生が恋華の腕を掴み、ちょっと来なさい・・・・と言わんばかりに階段の影に連れていった。


「ゴホン・・・良い??新宿くんは、とっても真面目な子よ!」

階段の影で、大塚先生は恋華にこっそり話した。しかし、目は異常に嬉しそうにキラキラしていた。

「は、はぁ・・・」

恋華は、大塚先生が何を言いたいのか、解ってしまった・・・み、みひろんと同じパターンだ・・・

「大事にしなさい!(目がキラキラ)・・・貴方が大事にしないなら、先生彼(新宿くん)の事、奪っちゃうわよ??」

大塚先生は、全力で言い切った。そして・・・台詞のラストは少しだけ悪女っぽく言おうとした様子で・・・アップにしていた髪を降ろして。フフフと笑っていた。


「・・・・・・・」

なんというか・・・・この先生も、中々イロイロお若いなと・・・思いながら恋華はめんどくさそうに眼を細くした。

目を細くしたその目は、魚の死んだような目つきになり、目黒ギン先生とよく似ていた。


「同じ保険委員のよしみ!一週間だけ、手加減してあげるわ☆さぁ、今のウチに彼をモノにしちゃないさい☆」

この先生も、みひろんと同じようなポーズをとってしまった。

 

この指を立てるポーズが、少し流行っているのかは、不明である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネロ

「やったぁぁ!!渋谷が俺と仲良くしようと言ってくれたぁぁぁ!!これは、両想いになりつつある!!

 

(んなわけないでしょ・・・・)

 

 

実尋

新宿クンの本命は、大塚先生と見た!!新宿クン☆アタシは、どんな愛情表現でも人は自由だと思うわ!アタシは、貴方の味方よ!!仲よくしよう!!」

 

(いや・・・狙われてるのは、アンタよ)

 

大塚千恵

「間違いないわ!新宿くん・・・貴方が、ドーナツを最初に自ら渡した相手恋華ちゃん!貴方の本命は十中八九恋華ちゃんね・・・もう、解ってしまったわ☆先生の目は誤魔化せないわ☆伊達に長年教師やってないわよ☆」

 

(いえ・・・多分みひろんです)

 

 

「どーして、ドーナツ1つで、ここまで勘違い出来るの?」

 

つづく

 

なお、ドーナツの話はつづきませんw

 

 

次回は

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