ブログ小説です(*゚ー゚)/
久しぶりの学園モノ

登場人物になったつもりで、一緒に楽しんでくれたら幸いです(*゚ー゚)/



俺の名前は、ネロ・・・
この春から、高校二年生になり。

一年生の時は、なんだか慣れない通学道も、二年生になると景色を楽しむ余裕も出てくる。

遅刻ギリギリで走って通学していた・・・

あの時が懐かしいなぁ、、、


ーーあっ!桜が咲いている・・・


 

 

 

 


こうやって桜の花びらが舞い降りてくる所を見ると、何か素敵な出会い今年こそは、あるんじゃないかな?・・・毎年桜の木を見るたびに、そう思うんだけど・・・運命的な出逢いなんて、俺に訪れる事は無く、ただ当たり前のように一年が過ぎていく・・・








明日から、始業式か・・・

ネロは電車に乗りながらふと、そう思った・・・
今日は、学校が始まる前に文房具を少し補充する・・・シャープペンの芯を地味に買ったり、消しゴムや、ボールペンを買うといったその程度であるが、ネロは地味な願掛けをしていたのだ。

誰か素敵な女性と、同じボールペンを「偶然」買ったとする・・・

その「偶然」買ったボールペンをきっかけに、話が弾むとする・・・そして、スマートフォンで連絡先を交換して、デートに発展する・・・


「ハハハ・・・・俺は、馬鹿か?」


ネロは、自分で妄想して、一人で照れながら頭をかいていた。
もちろん電車内なので、周りの人から見られ気味悪がられている・・・



そんな時



「キャッ!!・・・イヤ・・・」


女性が小声で嫌がるような声が聞こえた。


ーーん?なんだろ・・・
ネロは、人を避けながら電車内で、その声のする方へ向かってみた・・・

ーーー!!オイ!思いっきり、痴漢じゃないか!黒髪の清純そうな女子高生が、後ろから妖しげなオッサンに、捕獲されて、お尻を触れている!

ーーえっ??なんだよ!誰も助けないのか?他人のフリか?気づいてるハズなのに・・・でも、よく見るとこのオッサン、カナリ怖い顔だ!助けに行っても、俺が返り討ちにナイフとかで、刺されたら!

ーーでも、このまま放置は出来ない!

ネロは、勇気を出してオッサンの肩をトントンと叩いた。

「あ、あの嫌がっています!や、辞めてあげて下さい! 」
ーーうわっ!オレ、なんか噛んじゃった・・・全然カッコ良く言えてない!

オッサンは、女子高生から少し離れ
「あ?なんだコラ」
と俺に寄ってきた。
 

 

 

 

 


女子高生は、電車が駅で停車すると、素早く逃げるよーに電車を降りた。

オッサンは、俺の胸ぐらを掴んだ。
ーーヤバイ!俺、ケンカとかあまり強くない!!だけどー!!!


そこへ、オッサンの肩をトントンと叩く人が現れた。

幸運にも、ガタイの良い駅員さんだった。
パワータイプ!と言っても過言じゃない駅員さん。
「ちょっと、ヨロシイですか?」
駅員さんは、敬語とは裏腹に力づくで痴漢のオッサンを連れて行った☆


ーーた、助かったぁ・・・よし!この話題は、家に帰ったらオンラインゲームのチャットで話そう!痴漢を撃退したオレ!ちょっとだけ、話を盛っても誰も気づくまい!リアルで見た人居ないしw

ネロは、ルンルン気分で適当に文房具を買い、早めに帰宅する事にした。

もぉ、この際・・・女子と「偶然」同じ文房具とか・・・どうでもいいやw


ーーあぁ☆良いことをした後は、キモチが良いなぁ・・・明日も、誰か困っている人を助けたいなぁ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

この電車内の行動が

 

 

ネロにとっての、人生の歯車を動かすきっかけとなった事は、

 

この時ネロは、気づいていなかった・・・

 

 

 

 

 

 

「あのコ、ウチの学校の新宿ネロくん?結構勇敢なのね・・・/////

 

 

「・・・・・同じ学校の先輩だったのかな?助けて貰っちゃった・・・/////

 

 

 

 

 

そして、これから始まる学園生活で、

ネロに、様々な出逢いが待っていた・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ本編が開始されます☆

 

 

01話

https://ameblo.jp/rum-xxx-03/entry-12425999616.html

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次回は、少し破けた白衣を着た銀髪の先生が登場☆

ネロの担任の先生は、隣のアパートに住んでいる顔見知りだった!

「ホラ、時間無いからとっと席につけーーーー(棒読み)」