学園モノのブログ小説です☆

 

主人公ネロが、高校2年生としての学園ライフの1年間を描く!

ラブ?コメのお話し!

高校1年生では、帰宅後ゲームばかりだったネロ!

高校2年生では、見事生まれ変われるのか?w

 

 

ゼロ話

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01話

https://ameblo.jp/rum-xxx-03/entry-12425999616.html

 

02話

https://ameblo.jp/rum-xxx-03/entry-12426476366.html

 

03話

https://ameblo.jp/rum-xxx-03/entry-12432267170.html

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高校二年生のクラス替えを行った初日、

ネロは、一大決心をした。

それは、学校からの帰り道、女子と一緒に帰る!


今年(二年生)になってからのネロは、ひと味違った。初日から女子と会話する事に成功した。

ーー今年は、イケる!いや、変わらないとダメだ!







ネロは、実尋に声をかける事にした。
学園トップクラスの容姿、輝く金髪と青く透き通ったビー玉のような瞳を持つ。10秒見つめれば、その瞳に吸い込まれる程、釘付けになる・・・。
今は、メガネをかけているせいで、その美貌に気づかない男子は多いが、ライバルが一気に増える前に、なんとかコンタクトを取ってみたい相手だった。


ネロは、朝方実尋と自然な流れで会話をする事に成功した・・・帰り道、一緒に帰宅しても不自然じゃない。

実尋は、カバンに教科書等を詰めつつ帰りの支度をしようとしている。

ーーお?周りに人が居ない!ノーマークだ!これなら、チキンハートの俺でも話しかけられる。



ネロ
「あ、渋谷さん・・・あの・・・」

実尋
「おぉ☆新宿クン・・・なんかようかい?」


ネロは、いきなり下の名前で呼ぶ訳にもいかないので、苗字にさんづけで呼んだ。

ネロ
「ぁ・・・ぁの、帰り道良かったら・・・一緒に・・・」

実尋
「あぁ・・・ゴメン!私、生徒会スタッフの用があってねぇ」


ネロ
「ぁ・・・そ、そっかぁ」

実尋
「あ!そうだ!新宿くんキミも、生徒会スタッフに入らないかい?☆☆友達増えるよ~?カノジョも出来るよ~?」


ネロ
「カノジョ・・・」

実尋
「お?☆脈アリだな?・・・まぁ、私は行くからさぁ。気が向いたら声かけたね!生徒会はキミを待っている☆ では、さらば~」


実尋は、ネロを生徒会への誘いの声をかけると、集合時間が迫っていたせいか、返事は聞かずに足早に去っていった。


実尋が去っていく後ろ姿を、ぼんやり見送るネロの死角に恋華が立っていた。

「うわ!・・・居たのかよ!」
恋華に気づいたネロは、鳥肌が立つようにビクっと驚き、少し胸を擦った。


「ふーーん☆みひろん狙いなんだ?フフフ・・・」
恋華は、ネロの顔を見て少し笑っていた。


「な!なんだよ////狙いとか/////粋なり!」
ネロは、顔を赤くして話した。

「5限目の授業中、じーーっと、みひろんの後ろ姿に熱い視線を送ってたじゃない・・・?それで、周りの男子に取られる前に、先手必勝・・・で声をかけたんでしょ?」

「ちょ!!そんな、教室内でそんな事話すよ!みんなに聴かれたら・・・ってアレ?」

「誰も居ないわよ・・・みんな帰っちゃったんだから・・・」
恋華も、静かにカバンを持って教室から出ようとした。

「あ・・・お前、帰り一人か?一緒に帰るか?・・・俺で良かったら」

「ぼっち扱いしないでよ・・・部活」


「部活?」

「そ、ウチの部活・・・若干集合時間が遅いの。授業終わって速攻で部活に行ったんじゃ、部活だけが楽しみみたいで‘お前友達居ないの?‘ってぼっち扱いされるの////嫌だし・・・」

「つまり、友達居ないん・・・・ヒィ!!」
ネロが話し終わる前に、恋華は背中から木刀を抜き出してネロの顔面に刺すような勢いで向けた。

「なんで木刀持ってんだよ!」

「ぼっち扱いするな!って言ってるだろ・・・あっ、部活に遅刻する・・・」
教室内の時間が、部活開始の時間になっている事に気付くと木刀をカバンに突っ込み、走って部活へ向かった。

勢い良く走った為か、恋華が走りだしてから約2秒で木刀はカバンから落ちた。

「おい!これ・・・落としたぞ?・・・って、アイツ足早いなぁ・・・陸上部か?」
ネロは、木刀を拾ってから走ったが、まったく恋華に追いつかない。

ーー俺も、中学時代3年間陸上部だったし、県大会でカナリいい成績も残した。足に自信あったんだが、やっぱり1年間帰宅部でオンラインゲームずっとやってたしなぁ・・・身体鈍ったかなぁ・・・部活、何か入った方が良いかな?




ーーさて、結局一人で帰るのか。・・・あ!朝話した「あのコ」、御徒町さんとか言ってたな。
ちょっと一年生の教室を覗いてみようかな・・・いや、流石にそれはストーカーだな。辞めておこう。
ーー足は・・・さっき走ったけど、なんともなかったな・・・保健室にも寄らず、真っ直ぐ帰るとするか。
ーーさて、この木刀。床に放置してもアレだしな。一度持ち帰ってから、翌日アイツ(恋華)に渡してやろう。


ネロは、高校二年生となった初日は一人で帰宅した。

 

ネロは、高校1年生の時は、いつも一人で帰宅して家でゲームをしていた。2年生になった今年こそ、自分を変えようと前向きに考え、まずは異性と仲良くしてみようと試みたが、初日から異性と一緒に帰宅する・・・そんな風には行かないようだ。

しかし、まだ初日だ。

初日にしては・・・カナリ沢山異性と話せた方だ。


コンビニで夕飯を購入して、毎日の日課であるオンラインゲームを始めた。

ーー明日も、学校かぁ・・・春休みと違ってあまり長い時間ゲームは出来ないなぁ・・・ギルド(ゲーム内のオンライン上)の仲間に軽く挨拶して、ワンクエスト(短い時間ゲーム)して終わりにしとくか・・・

 



ーーあれ?JIN(ギルドマスター)さんがログインしてない。オンラインゲームでは、同じギルドメンバーがログイン(ゲームを開始)すると名前がPC画面上に表示されるので、一目で解る仕組みになっている。

大体ゲームに入れない時は、掲示板に書くか、メールとかで前日に連絡がくるのに・・・後からログインするのかな?


その日、ネロとJINがゲーム内で顔を合わせる事はなかった。

ーーん?なんだろ・・・今日は、PCをつけてもゲームに集中出来ない。

ギルドマスター、JINがログインしていないのが気になったのもあったが・・・それ以上に、ネロの頭の中は、高校生活始めって以来・・・

 

 

珍しく異性と顔を合わせて会話をしたのだ。その事が頭から離れない。


ネロは、早めにゲームを切り上げ布団へ入った。



ーーし、渋谷さん////

眼を閉じた瞬間、渋谷実尋の顔が浮かんだ。
長い金髪をかきあげながら、ネロに話しかけてきな。

-新宿クン・・・一緒に生徒会スタッフやらない?ワタシ、貴方と一緒に思い出作りたいな/////-



「やべ!!ね、寝れない・・・!!」


ネロは、脳裏に浮かんだ妄想の実尋に赤面して、大きな声を出してしまった。
その時、運悪く机の上に置いていた木刀が頭の上に落ちてきた。


「!!!・・・・危ね!」
ネロは、間一髪横に転がり木刀を回避したが、木刀は枕に突き刺さっていた。


「どわぁぁぁ・・・なんつー危ないモノを!アイツ(恋華)めぇ!!って・・・これ、俺が持ち帰ったのか・・・」





-みひろん狙いなんだ?フフフ-


「!!!」
木刀を見て、恋華から言われた言葉が、頭によぎった・・・・



「俺・・・渋谷(実尋)の事が・・・好きなのか?・・・やべ!!なんだ・・・急に心臓の鼓動が早まってきた気がする・・・クソ・・・まだ初日だ!会話だって、まだあんまり・・・」

「!!!って・・・夜中の3時かぁぁ!!!」

「駄目だ・・・ド坪にハマっているぞぉぉ!!!俺・・・」




ーー冷静になるんだ


おちつけ


おちつけ


おちつけ


おちつけ


おちつけ

 

 

おちつけ

 

 

おちつけ

 

 

おちつけ

 

 

おちつけ


おちつけ

 

 

おちつけ

 

 

おちつけ

 

 

おちつけ


おちつけ


-新宿クン☆ワタシ貴方と一緒に////-


「ああああああ!駄目だぁぁ・・・眼を閉じると、網膜に渋谷(実尋)の顔が浮かんでくる!」
ネロは、ジタバタ暴れた事で足元に避難させた木刀を勢い良く蹴ってしまった。


「痛い・・・小指がぶつかった・・・足の小指・・・・」
ネロは、日中足の小指をぶつけて保健室に行った事を思い出した。いや、正確に保健室で出逢った色気たっぷりの女性教室(大塚千恵)の胸元を想像してしまった。


「/////////・・・って、俺は何を想像している・・・は!!!!」




コン



勢い良く蹴りあげた木刀が、妄想でニヤニヤ笑ってたネロの頭上に激突した。


明け方「5:25」。ネロは気絶するように眠りについた。




つづきは、こちら
 

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