地元産の焼酎をいただいてほろ酔い気分で部屋に戻り、そのままベッドにダイブ!
後片付けだの、明日の朝食の用意だのを心配しなくてもいいのも、主婦にとってはこの上ないご褒美です。
買ってきた本をめくる間もなく、瞼が重く...。
気が付いたら寝落ちしていて、グッスリ寝たなぁ、と思って時計を見たら、まだ5時前。
若いころは、旅先ではなるべく朝のんびりするのが贅沢と思っていました。
でも、50代ともなると、かなしいかな、そんなに長時間寝られないのも事実。
無理やりベッドでゴロゴロしているより、目が覚めたらパッと起きてしまう方が、身体がしゃっきりする。
朝一番から活動すれば、時間も有効活用できます。
ということで、身支度を整えて、7時前にはホテルを後にしました。
早朝のほとんどだれもいない町をトコトコ歩いていると、なんだか異世界にタイムスリップしてしまったかのような、不思議な気分に。
月極駐車場の傍に立派な灯篭があったり、一般住宅の間に突然菩薩像が祭られた祠があったり。
どこにでもある住宅街のように見えて、やはり歴史ある街は一味違います。
30分ほど歩いて、南都七大寺のひとつ、大安寺に到着。
聖徳太子が創建したとされている由緒正しいお寺で、病気平癒や癌封じのご利益があるとか。
残念ながら朝早すぎてお寺の門が閉まっていたため、中を見ることはできず。
門の外に並べられていた、かわいらしい小さなだるまさんにほっこりさせてもらえただけでも、よしとしましょう。