本とコーヒーの天国から現実世界に戻り、再びならまち大通りに向かってぶらぶらと街歩き再開。
次の目的地は、甘味処『佐久良』
吉野本葛を100%使用したくずきりやくずもちが有名なお店です。
私が到着したのは16時頃。
ピーク時は過ぎているかな、と思ったのですが、甘かった!
まだ6,7組待っている方がいて、結局1時間ちょっと並ぶことになりました。
ようやくありつけたくずきりの、美味しいことと言ったら...!
つるんとした食感と、もちもちとした歯ごたえ。
そのまま食べてみると微かな甘味があって、あっさりいただけます。
別添えの黒蜜との相性もバツグン。
香ばしく濃厚な甘味が広がり、無限に食べられそう。
私の中にあったくずきりのイメージを180度ひっくり返すような、衝撃的な味わいでした。
結構いい時間になったので、今夜のお宿に向かうことに。
裏路地の普通の町の風景などを楽しみつつ、歩くこと30分ほど。
JR奈良駅のすぐ裏にある、『ダイワロイネットホテル奈良』に到着しました。
シングルのお部屋は、ごく普通のビジネスホテルサイズ。
壁の鹿の絵が、奈良っぽい雰囲気です。
館内着が浴衣ではなくパジャマ形式なのは、うれしいポイント。
こちらのホテルには、天然温泉の大浴場が。
長時間歩いて疲れた体を、ゆっくりお湯につかって癒せます。
女性のお風呂には、ルームキーとは別にお風呂専用のカードキーをもらって入るシステム。
湯上りのアイスも置いてありました。
夕食は、外に出るのも面倒だったので、ホテルの中にあるレストラン『あす香』で済ませることに。
おそらく朝食はこちらでいただくことになると思うのですが、この規模のホテルに併設された食事処としては少々手狭かも...。
私が入店したときは席が8割程度埋まっていましたが、すぐに案内してもらえました。
一通りメニューを眺めて、晩酌セットと季節野菜の天ぷらをオーダー。
晩酌セットは、いくつかの種類の中から好みのお酒とおつまみを選ぶことができます。
花札風のかわいいラベルに心惹かれ、奈良の酒造メーカー春日山酒造の梅焼酎をセレクト。
おつまみは、茶豆の枝豆と奈良漬けチーズにしました。
細かいことですが、お箸が割りばしではないところが好感度高し!
このジャケ買いならぬラベルチョイスした梅焼酎が、大当たり。
飲んでみると梅の風味が口の中に広がりますが、梅酒と違って甘みはなく、すっきりした味わいです。
お料理の邪魔をすることもなく、奈良漬けチーズや季節野菜の天ぷらにもピッタリ。
ロックの焼酎をちびりちびりと飲みながら春日酒造を携帯で検索してみると、春日大社の南側で、明日探索しようとしているエリアの近くにあることがわかりました。
これは行ってみるしかないでしょう!
あれ、南都七大寺巡りをするはずでは...?
いやいやそこは、花より団子ならぬ、寺よりお酒ってことで。