そろそろ、ソロ活

そろそろ、ソロ活

人生100年時代。
人生後半をより気ままに楽しく生きるために、ゆるりとソロ活

 

 

 

 

 

 

ドブロブニクの主だった観光名所はあらかた見たので、ストンという近郊の街まで足を伸ばしてみることに。

 

ドブロブニクからストンまでは、バスで1時間ほどです。

 

 

 

ストンの見どころは、何と言ってもヨーロッパで2番目の長さを誇る城壁。

 

かつては約7kmあったのですが、現在はその内約5.5km残っています。

 

ドブロヴニク共和国時代にできたもので、当時貴重品だった塩田を守るために作られたんだそう。

 

 

 

 

私たちはマリ・ストン側から城壁に入りました。

 

入り口に向かって歩いて行くと、ちょうど正午を知らせる鐘の音が。

 

 

 

城壁に登ると、目の前に立ちはだかっていたのは、果てしなく続く長い階段。

 

「え、ウソでしょ...?!」と思わずRちゃんと顔を見合わせてしまいました。

 

でも、ここまで来たら引き返すわけにもいきません。

 

 

 

途中まで登ったところから見た、マリ・ストンの街側の景色。

 

マリ・ストンは牡蠣の養殖で有名で、ドブロブニクよりもずっとお値打ちに牡蠣を食べられるんだそう。

 



階段を登って降りてまた登って...。

 

一体あとどれくらいあるのか、まったく見当もつかない。

 

積んでも積んでも終わりのない賽の河原ならぬ、階段の城壁です。

 

 

 

遠くに塩田が見えてきました。

 

その横に広がるのが、城壁のゴールであるストンの街です。
 

 

 

ところどころ、ひと一人通るのがやっとの狭い箇所も。

 

ドブロブニクの城壁と違い、あまり人がいなかったのでいいけれど、反対側から大柄の外国人でも来ようものなら、身動きが取れなくなりそう。

 

 

 

ようやくストン側に着いて振り返ると、長い長い城壁が。

 

これから登ろうとしている人たち全員に、「相当大変ですよ...。」と忠告して回りたい気分です。

 

 

 

なんとかゴールに到着!

 

いやぁ、大変だった...。

 

 

 

あとからウェブで「ストン 城壁」と調べてみると、こんな案内が。

 

ストンの城壁の階段の特徴

  • 急勾配と体力:まるで山を一直線に登るような急な階段が続き、かなりの体力が必要です。ドゥブロヴニクの城壁よりもハードだと言われています。

  • 狭い通路:場所によっては幅が狭く、すれ違いに注意が必要な箇所もあります。

  • 日陰なし:途中に日陰がほとんどないため、直射日光を避ける対策が必要です。
  • 絶景の報酬:登りきると、アドリア海や美しい塩田、ストンの街並みを一望できる大パノラマが広がります。
 
先に読んでおくべきだった...。
 
「でも、まだ足腰が丈夫な間に来れてよかったね!」とRちゃんと慰め合ったのでした。


ちなみに、Rちゃんがしていたスマートウォッチによると、このクロアチア旅行中にビルにして60階分の階段を登ったらしい。

東京の高層ビルにも歩いて登れることが証明できました(笑)

     

     

     

     

     

     

    長い旅もついに、フリーで動ける最後の日となりました。

     

    実際にはこの翌日が現地での最終日だったですが、朝9時過ぎのフライトのため、早朝に出発する必要があります。

     

    「今日は何をしようか?」と朝ご飯を食べながら、Rちゃんと作戦会議。

     

     

     

    話し合いの結果、まずは前日に購入したドブロブニクパスを利用して『ロヴリイェナツ要塞』に行ってみることに。

     

    ドブロブニクパスは24時間有効で、私たちは前日9時に購入したので、この日の9時まで使えたのです。

     

     

    調べてみたら、ロヴリイェナツ要塞のオープン時間は朝8時。

     

    私たちは8時半過ぎに到着して、無事滑り込みセーフ。

     

     

     

    この砦は、旧市街地の西側の海に突き出た岩の上に築かれた石造の要塞。

     

    何しろその岩自体高さ37mもあるので、入り口にたどり着くまでにはかなり階段を登る必要があります。

     

     

     

     

    石造りの内部は3階建てになっており、再び階段が。

     

    急で狭い螺旋階段でないだけマシ、と自分に言い聞かせながら登ります。

     

     

     

    レプリカだと思いますが、大砲がいくつか置かれていました。

     

    実際、当時の人たちは、この砦から近づいてくる敵の船に向かって大砲を打ったのでしょう。

     

     

     

    今は闘いの片鱗もなく、ただ静かな海が広がっています。

     

    またこの砦は、大人気のドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の王城「レッド・キープ」の撮影地でもあったんだそう。

     

    ドラマファンの人たちからしたら、聖地なのかもしれません。

     

     

     

    一番上の階から旧市街地を見下ろしたところ。

     

    切り立った崖と青い海、そして向かい側の旧市街地に広がるオレンジ色の屋根。

     

    スルジ山や城壁から見下ろしたのとはまた違う絶景は、いくらでも眺めても飽きることがありません。

     

     

     

    砦の上に建てられたクロアチアの国旗が、雲一つない青空にたなびいて。

     

    ああ、今私は日本から遠く離れた地にいるんだなぁ、と実感したのでした。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    歩き回って疲れたので、旧市街地の中の青空市場で買ったフルーツを食べて一休み。

     

    入っていたのは、イチゴ、ブラックベリー、ラズベリー、桃、リンゴ。

     

    桃は少し固めだったけれど、さわやかな甘さで美味しかったです。

     

     

     

    旧市街地の見学を終え、スーパーと銀行に行こうとバスに乗ることに。

     

    ドブロブニクパスには、バスの一日乗車券代も含まれててとってもお得。

     

    ただし、乗る前にチケット売り場で一日乗車券と引き換える必要があります。

     

     

     

    無事乗車券をもらい、バスに乗り込みます。

     

    乗ったあとは、Googleマップとにらめっこ。

     

    目指す地点に極力近づいた、あるいは少し通り過ぎたところで下車したいため、気が抜けません。

     

     

    何とか目指す場所付近でバスを降りて、銀行へ。

     

    Rちゃんが日本円をユーロに両替してから、スーパーを物色しに行きました。

     



    日本では見かけない商品があったり、ディスプレイの仕方が独特だったり。


    海外でスーパーに行くと、その国で実際に暮らしている人の生活が垣間見える気がします。




    こんな巨大なスイカも。


    箱の底の方のは潰れてるんじゃないかと、心配に…。




    ハムやサラミなどの精肉加工品も、種類が豊富。


    どれも美味しそうで、片端から試してみたくなります。


     

     

    「そういえば、こっちに来てから甘いもの、食べてないことない?」

     

    ということで、スーパーに入っていたパン屋さん兼ケーキ屋さんで、クロアチアっぽいスイーツを買うことに。
     

     

     

    購入したのはこちらのブレクというパイ菓子。

     

    さくさくのパイの中に、チェリーとリンゴのフィリングが詰まっています。

     

     

    見た目より甘さは控えめで、甘酸っぱいフルーツとパイ生地がベストマッチ。

     

    Rちゃんと2種類を半分こして、ちょうどいいおやつになりました。

     

     

     

    小腹が満たされたところで、宿の近くにあるビーチへ。

     

    どうしてもこの青いアドリア海で泳いでみたくて。

     

     

     

    この入り江は切り立った岩壁に囲まれているため、午後の遅めの時間になると日が陰ってきます。

     

    泳ぎたいけれど日焼けは極力避けたいアラカンには、もってこい。

     

     

     

    実は私、スポーツ全般大の苦手なのですが、唯一水泳だけは得意。

     

    でも最近はプールにも海にも行く機会がほとんどなく、海水浴なんていったい何年ぶりか思い出せないくらい。

     

    持参した水着に至っては、15年以上前のシロモノです。

     



    私の水着は一応セパレートだけれど、上はおへそ辺りまでカバーするタイプ。

     

    周りを見渡してみると、幼児以外の女性は老いも若きもビキニ一択。

     

    年を取っていたも多少ふくよかでも、堂々とビキニで泳いでいる姿には清々しささえ感じました。

     

     

    よし、次回海外で泳ぐ機会があったら、私もビキニ着ちゃうぞ!

     

    と密かに決意して、ビーチを後にしたのでした。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    城壁ウォーキングの後は、『フランシスコ会修道院(フランエヴァッキ修道院)』へ。


    旧市街地の賑やかさから離れ、まるで中世当時の時間が流れているかのような静かな空間でした。
     

     

     

    中庭を取り囲む回廊は、ルネサンスとロマネスクの2つの様式が取り入れられているんだそう。

     

    ひとつひとつの装飾をつぶさに観察すると、その細かさに唸らされます。

     

     

     

    この修道院は、当時貧しい人たちのための治療院も兼ねていました。

     

    院内にある博物館には、薬壷や天秤、手書きの処方箋など薬局で実際に使われていた品々が展示されています。

     

     

     

    実際、修道院の内部にはヨーロッパで3番目に古い薬局『マラ・ブラチャ薬局』が。

     

    なんと創業は1317年で、現在も営業中です。

     

    オリジナルのハーブやローズを使用した自然派コスメが人気だそうで、私もお土産にバームとローズ石鹸を購入しました。

     

     

     

    道端には、クロアチア伝統の刺繍を実演しながら販売している方の姿が。

     

    着ているのは、ドブロブニクの伝統的な民族衣装だそう。

     

     

     

    こちらは、『聖ヴラホ教会』の内部。

     

    バロック様式の建物で、街の守護聖人である聖ブラホ像が祀られています。

     

     

     

    こちらは『総督邸(レクター宮殿)』

     

    かつて政治や行政の中心だった場所で、現在は文化歴史博物館として、豪華な家具や絵画が展示されています。

     

     

     

    真ん中にあるのは、日本の駕籠に相当するセダン・チェアーという乗り物。

     

    扉と窓が付いた箱の中に、椅子がそのまま固定されているような造りになっているんだとか。

     



    次に訪れたのは、『聖母被昇天大聖堂(ドブロブニク大聖堂)』

     

     

     

    中に入ってみると、天井のドームから差し込む日の光が白い内装に映えて、明るく清潔な印象。

     

    同じ旧市街地の中にありながら、教会によって内装が違っているのが面白かったです。

     

     

     

    こちらは、バロック様式のカトリック教会である『聖イグナチオ教会』

     

    ガエタナ・ガルシアによる見事なフレスコ画や祭壇は、一見の価値がありました。

     

    私は見ていないのでわかりませんが、『ゲーム・オブ・スローンズ』の舞台にもなったんだそう。

     

     

     

    旧市街地のあちこちに、ひと一人通るのがやっとくらいの狭い路地が。

     

    中世の人たちも、この石段を毎日のように登ったり下りたりしていたはず。

     

    そう想像すると、なんだかタイムスリップしたような不思議な気分になります。

     

     

     

    街の片隅で、気持ちよさそうに眠っているネコちゃんを発見。

     

    クロアチア沿岸地域で出会ったネコは、なぜか全部が縞模様の虎ネコでした。

     

     

    気になって調べてみると、こんな逸話が。


    ドゥブロヴニクの猫たちの歴史は中世(13世紀頃)まで遡ります。

    当時、ヨーロッパ全土で猛威を振るったペスト(黒死病)の媒介者であるネズミを退治するため、船乗りや住民によって虎ネコが街に導入されました。

    現在街で見かける虎ネコたちも、その時代から街を守ってきた猫たちの子孫と言われています。

     

     

    なんと、13世紀から代々続く由緒正しいおネコ様の子孫だったとは...!

     

    恐れ入りました(笑)

     

     

     

     

     

     

     

    全長約2kmの城壁の途中には、カフェや売店もあります。

     

    この日もお天気がとても良くて暑かったので、冷たい飲み物を飲んで一休み。

     

     

     

    ついでに売店を覗いてみると、淡水パールのペンダントヘッドを発見。

     

    娘のおみやげにちょうどいいかと思い、1つ購入しました。

     

     

     

    こちらは城壁の途中にある、『アトリエ・プリティカ・スタジオ』

     

    クロアチアの高名な現代画家であるジュロ・プリティカのアトリエ兼美術館で、ドブロブニクパスで入館できました。

     

     

     

    ところどころ開けられた城壁の見張り窓が、まるで額縁のよう。

     

     

     

    ある場所で、城壁にもたれて海の方をじっと見ている人が何人もいて。

     

    何かと思って覗いてみると、海の一部を区切った天然のプールで水球の試合が行われていました。

     

     

     

    後から調べてみたら、ちょうどこの時ドブロブニクで、世界初となる「正解水連4×4水球選手権(World Aquatics Water Polo 4×4 Open Championships)」が行われていたんだそう。

     

    水球という競技があることは知っていましたが、実際に試合の様子を見るのはこれが初めて。

     

    ルールは全くわかりませんが、スピード感があって迫力満点でした。

     

     

     

    城壁ウォークはゆっくり歩いて2時間ほど、とガイドブックには書いてあります。

     

    最初は「たった2kmなんだから、1時間もあれば回れるよね」と高をくくっていたのですが...。

     

     

    写真を撮ったり美術館に寄ったり水球の試合を観たりと、寄り道に忙しくて。

     

    最終的に、2時間しっかりかかってしまいました。

     

    でも、それだけの価値は大いにあったと大満足です。